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ダイヤリ
by naniwametal


I'm the invisible man


 渋谷O-Eastで“Extreme the DOJO Vol.25”を観てきました~。

 お客さんはやや少なめだったものの、その分フロアが広く使える…とばかりに、ピットはどんどんデカくなっていくいく!
 もはや恒例となってしまった柵抜きもあったし…。


OBSCURA

1.SE~Anticosmic Overload 2.Choir Of Spirits 3.Universe Momentum 4.Incarnated 5.Ds Solo 6.Centric Flow

 ドイツの4人組。
 地味にプログレ・デスを。
 まだこの時点では約半分の入りで、盛り上がりはそこそこ。
 リード・ギタリストは元NECROPHAGISTで、ヴォーカル/ギターも同系統のルーツを持ち、CYNIC、DEATH、ATHEIST、PESTILENCE…辺りが大好き~ってな思いがひしひし。
 …って、ベーシストは現PESTILENCEだったり。
 ただ、そのイェローン・パウル・テッセリングは、ツアー・スケジュールがPESTILENCEと重なってしまったため来日出来ず、その代わりにあのスティーヴ・ディジョルジオが緊急参戦!
 しかも、日本に来るまでスティーヴとのリハなし&大阪で2~3時間合わせただけ…ってスゲーですわ。
 でも、色々複雑なことやりまくってたスティーヴのベースが全然聴こえませんでした…。
 演奏時間はイントロSE入れて32分ほど。
 スティーヴが覚えられる曲数にも、流石に限界があったということでしょうか?
 終始叩きまくりなドラムスの頑張りに拍手~。


TRIPTYKON

1.Intro(SE):Crucifixus~Procreation(Of The Wicked)* 2.Goetia 3.Circle Of The Tyrants* 4.Babylon Fell(Jade Serpent)* 5.Synagoga Satanae* 6.The Prolonging 7.Outro(SE):Winter(Requiem, Chapter Three:Finale)*
 ※CELTIC FROST songs

 トム・ガブリエル・ウォーリア率いるニュー・バンドが初来日!
 OBSCURA終わりで、すぐにSE的役割のBGM(ネイチャー・ドキュメント風?)がスタートし、雰囲気作りもバッチリ…って、こないだのフィンフェスでTURISASが同様に使ってたのと同じ音源だったような…?
 19時35分頃に暗転し、SEが切り替わると、見事に全員黒装束のメンバーがゆっくりと登場。
 それだけでフロアはもう凄い盛り上がり。
 そんで、お馴染みのハウリングから始まったのは、何と、CFのデビュー作収録の「Procreation(Of The Wicked)」ですわ。
 リード・ギタリストは、末期の再結成CFにも在籍していたDARK FORTRESSのヴィクトール・サントゥラ。
 偶然なのかどうか、以前にOBSCURAのプロデュースを手掛けたこともあるとか。
 ベースは紅一点。
 その内股ファンヤたんの、女の子弾き全開な姿に激萌えたオーディエンスは、かなりの数に上ったハズ。
 トムは終始ほぼ無言で、ストイックにダークな世界観を貫きながら、グヲ~ングィ~ンとどんどん曲をやるやる。
 (途中、一度ファンヤたんに絡みに行って、ニヤつくこともありましたが…)
 つか、CFの曲大杉でしょ?(嬉)
 『INTO THE PANDEMONIUM』('87)からの曲なんて、マヂ大歓迎ですよ♪
 実際、再編CFよりもずっとCFしてたのでは…とか思ったりも。
 ただ、今回もみんな曲間に「ヴっ!」「ウッ!!」…って言い杉。
 結局、約1時間やって『EPARISTERA DAIMONES』からは2曲だけ~??
 それはそれでスゲー。


NILE

1.SE~Kafir! 2.Sacrifice Unto Sebek 3.Hittite Dung Incantation 4.Serpent Headed Mask 5.Ithyphallic 6.Execration Text 7.Papyrus Containing The Spell To Preserve Its Possessor Against Attacks From He Who Is In The Water 8.4th Arra Of Dagon 9.Permitting the Noble Dead To Descend To The Underworld 10.Sarcophagus 11.Lashed To The Slave Stick 12.Black Seeds Of Vengeance

 トリは古代エジプト&クトゥルー大好きデス・メタラー。
 こちらも、セッティングの時からムード作りのためか、勇壮なサントラ風BGMがずっと流れてました。
 暗転し、SEが変わったのは、21時を4分ほど回った頃。
 例によって、巧杉ワロタ。
 ドラムスの手数と、ギター2人の超速ピッキング、ベースの必死さに、もうひたすら圧倒されまくり。
 ただ、轟音渦巻いていたTRIPTYKONから一転──激烈で複雑な楽曲をクリアに聴かせるためか、ギターもベースも出音は控えめで、トリガー効きまくりなのにあんま迫力なかったドラムスが妙に浮き上がってて、ショウが始まってしばらくは、耳に強い違和感が…。
 それでも、観客は本日最高の暴れっぷりでウルトラ・ヘヴィ&ブルータルな演奏に応え、既に柵も抜かれてたし…で、フロアにはでっかいサークルが何度も出現。
 スキンヘッドになったダラス・トーラー=ウェイドは、いつも以上にご機嫌で、何やらジョークを飛ばしつつMCしてました。
 (途中、外人客がステージ・ダイヴした直後には、たしなめるようなことも言ってたようですが)
 それにしても、「お前ら疲れたのか?」「NO!!!!」「疲れたのか?!」「NOOOOOO!!!!!!!」とさんざん煽っておきながら、「よ~し、ちょっと水飲んだら曲やってやるよ」…ってナニよ。
 横でカール・サンダースがモタモタしてたんで、もしかしてPC再起動…とか?
 つか、ドラムスもペダルがトラブってたみたいで、MCの間もやたらドコドコ踏んでました…。
 あるいは、モニターの返りが悪かったんでしょうか?
 つか、セット・リストに記載されてた「Cast Down The Heretic」をやらなかったのは、もしやトラブルが原因だった…の??
 そんなこんなで、約65分──アンコールもありませんでした。
 とりあえず、「あっら、あっら、でーぃごん、でーぃごん!」と叫べたから…まぁイイか。


 では、また。
by naniwametal | 2010-06-05 01:42
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