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ダイヤリ
by naniwametal


H&HのWOAライヴ作…CDには「Country Girl」入ってないんかい!


 こんにちは。

 今年WOAで観逃したFIDDLER'S GREENのライヴ盤を聴いたら、まるでSKYCLADのパンキッシュな疾走感を切り取ったようなサウンドでビックリ!!
 …な恭子の頃、新木場スタジオコーストでDIR EN GREYを観てきました。

 東京ワンマン3日連続公演の最終日──追加公演です。
 流石に満員札止めとはいかなかったようですが、それでも1階フロアはかなりギッシリ。
 (某お笑い芸人も観にきてましたな)
 冷たい雨が降っていなかったら、もうちょっと当日券組が増えていたかもしれません。
 つか、
 ライヴと関係ないけど──スタジオコースト目前で突風に傘を破壊され、「うわービショ濡れやん」とか焦ってたら、足元に捻じ曲がったビニ傘の残骸が累々と…。
 さらに、会場に着いてゴミ箱に捨てようと思ったら、燃えないゴミのところには、かつて傘だったモノ達が大量に突き刺さってて、コリャ被害件数は推定150近くに上るの…では??

 そんなこんなで、
 19時をちょい回った頃に暗転してショウがスタート。
 轟音が吐き出されるや、フロアは一気にカオス状態…では全然なく、ラウパの時みたいにサークルが発生するハズもありませんから、極度の狂熱状態にもかかわらず、妙に統制の取れてるあのノリに。
 照明は殆どがバックライトで、白い闇に浮かび上がる京があの朝礼台みたいなところで咆哮しまくると、そこへ数百本の腕が一斉に向けられ、いつも通りの密教的ムードが会場を包んでいきました。
 今回、ステージ上にスクリーンはなかったけど、天井では巨大なトラスが5連になってて、それなりに見応えアリ。
 バックドロップは、何故か3曲目とか4曲目になってから、曲中にゆっくりと上がっていきました。
 さらに、出音のヌケがヤケに良かったんですけど、これは、彼等の海外ツアーを担当している米人サウンドマン(SLAYER、SEPLUTURA、MACHINE HEADなんかもやってる人だとか)が来日し、じきじきにPAを担当していたから…だそう。
 なので、轟音なのにベースまでかなりハッキリ聞き取れ、ヴォーカルも埋もれてしまうことはありません。
 ただ、ボコボコしたドラムスが異様に浮き上がっていたのだけは、ちょっと気になりました。
 アレだと余計にアラが目立ってしまい、もしや痛し痒しだったかもしれません。
 あと、やっぱりMCというかアジテーションは、何を言ってるのか殆ど分からず。
 (但し、オーディエンスにはそのメッセージが全てしかと伝わってるみたい)
 「オマエらイケるか~? イケんのか~?!」という連呼だけは分かりましたけど。
 色んな声と絶叫を使い分け、時にエフェクトをかけてのうめき&わめきソロ・パフォーマンス(?)・タイムで観客をガッチリ掌握しまくりな京は、
 9日間で5公演を行なった最終日にもかかわらず、喉を酷使して潰したりはしていなかったようで、それどころか、恐らく絶好調だったと思われます。
 クリーンでメロを歌い上げる際のヨレは相変わらずながら、これを毎々キープ出来たら凄いのになぁ…とか思ったりも。
 ちなみに、
 流血パフォーマンスは…多分なかったハズ。

 それにしても、
 曲間に沸き起こる、不気味な狂性を湛えた、全くフツーぢゃない歓声の独特の響きは、何度聞いても凄まじいものがあります。
 いや、ますます異常性がエスカレートしてきているような印象も。
 ちょっと前は、もっと女の子らしい金切り声が殆どだったと思ったのに、何だかホラーじみてきているのですよ。
 あと、
 本編終了と共に始まる、毎度の「あんこぉるっ! あんこぉるっ!!」は、未だ大勢を占めていたものの、どうやら、バンド名をコールする一群も勢力を伸ばしてきていたようで、その辺りも興味深く眺めていました。
 それでも、あの気持ち悪くも圧巻な、ライヴ全編を通じての、まるで宗教的とも言える一体感は、しっかり健在。
 そこが今後どう振れていくかで、日本での状況が色々と変わっていくかもしれませんね~。


 では、また。
by naniwametal | 2010-10-29 23:11
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