ダイヤリ
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MUUMIシンブルの、ワンフェスで先行あったとわ…渋谷O-EastでDIMMU BORGIRを観てきました~。 3連荘の中日です。 日本での人気っぷりが今ひとつ判然としないので、ちょっとだけ動員を心配してたら──全く問題ないドコロか、ほぼ満員(但し、2階バルコニーも一部開放してたから、1階フロアの埋まり具合は8割ほど)ぢゃないですか。 外国人客もかなり多めです。 いやいや、日本でも人気あって良かった~。 ショウは定刻を2分ほど過ぎてスタート。 まずはイントロとして「Xibir」が流れ、その途中でツアー・メンバーの3人──シルス<B>、ダーレイ<Ds>、ゲルリオス<Key>、続いてシレノス&ガルダーのギター・チームが出てきて、シャグラットは最後に悠々と。 そのまま「Born Treacherous」かと思いきや、意表を衝いて、1曲目は「Spellbound(By The Devil)」でした。 …って、 昨年のツアーからそうだったみたいですけど。 つか、 前半には新作からの曲はやらず、何故か中盤に固めての4連打にしてました。 ただ、海外ではやってた「A Jewel Traced Through Coal」「Chess With The Abyss」はナシ。 日本ツアーは久々(10年前!)だから、古めの曲を多くプレイしてくれた…んでしょうか? 最初、ツアー要員の3人(ダーレイは元VADERで、他の2人はSATYRICONでもプレイしていたことアリ)は仮面着用で登場。 リズム隊の2人は、3曲目ぐらいにふと気づいたら、いつの間にか仮面を脱いでしまってたけど、キーボーダーのみ最後まで律儀に(?)そのままでプレイし続けてました。 3人は、衣装もちゃんと指定されたのを着てたみたいで、他のメンバーと同じく白を基調にしています。 残念だったのは、シャグラットがあのフリンジひらひらを着ていなかったこと。 でも、アンコールでは前がはだけたシャツを…って、ありゃ完全に女性客へのサーヴィスでしたな。 あと、ガルダー(あれ? ガルデールなの??)は血涙メイクがなかったように見えたのですが…はて? シレノスはさらに太ったように見えたけど、実際どうなのかな? ステージ前には、お立ち台が3つ。 シャグラットのマイク・スタンドにはトゲトゲがイッパイ付いてました。 後方にはサポート3人の陣地(?)がしっかり決まってて、最初「Spellbound」では、シルス(キルス? サイラス??)はそこから動かなかったものの、すぐに前へ出てきて、ガルダーがリードを執っている間とか、何度もシレノスとフォーメーションを組んだりしてましたね~。 あと、キーボード・スタンドの前に魔方陣を象ったオブジェ(盾? 最初“バスドラが何で?”とか思った…)があって、 ドラム・ライザーの横には、シャグラットが歌詞を忘れた時のための緊急避難用と思しき(違ったらゴメン)ファイルが置いてありましたが、恐らく一度も使われなかった模様です。 観客は最初から最後までかなり熱狂的で、新旧問わず曲が終わる度に凄まじい歓声が沸き起こり、何度かDIMMU BORGIRコールも起こってました。 「The Chosen Legacy」での“In sorteeeee♪”“Diaboli~♪”とか、「The Serpentine Offering」の“Share my sacrifice~♪”とか、歌うべきパートでは結構みんな歌ってたし、 「Dimmu Borgir」が始まる前の、「Dimmu~?!」「Borgir!!!」という掛け合いもバッチリ。 小規模ながらモッシュも起こってて、その輪の中には白塗りクンの姿も。 但し、アンコールの「Puritania」で、シャグラットが「ヘドバンしてくれ!」とMCすると、ちゃんとモッシュを辞めてヘドバンするのがイイですな。 そんなこんなで、 アンコール最後の「Mourning Palace」のエンディングでは、シャグラットがドラム・ラックをゆっさゆっさ揺らして、そのまま破壊しちゃうんぢゃないかと一瞬ハラハラさせて(結局、ナニゴトもなかったけど)終了~。 19:02頃スタート、20:27頃に「Perfection Or Vanity」が流れて、アンコール含めほぼ1時間半…って感じのセトリは以下の通り。 1.Xibir(SE)~Spellbound(By The Devil) 2.In Death's Embrace 3.The Chosen Legacy 4.Dimmu Borgir 5.Gateways 6.Ritualist 7.Born Treacherous 8.Vredesbyrd 9.IndoctriNation 10.Kings Of The Carnival Creation [Encore]11.SE~The Serpentine Offering 12.Puritania 13.Progenies Of The Great Apocalypse 14.Mourning Palace~Outro:Perfection Or Vanity(SE) ちなみに、 一応、本編とアンコールとしてあるけど、実際には、「Kings Of The Carnival Creation」終わりでメンバーが一旦引っ込んたら、すぐにSEが流れ始め、メンバーがバラバラと再登場し(ここでドラムのダーレイがスティックを逆十字に…)、それが終わると同時に「The Serpentine Offering」が始まって、その後も曲間にたっぷり時間を取り、わりとのんびり4曲もプレイ…ということで、 バンドとしては、アンコールではなく、実は“短めの第2部”とか思ってるのかもしれませんな。 演目は名古屋公演と全く同じだったみたいで、 今回は「Stormblast」といった初期ナンバーを完全にオミット。 それでも、定番曲はほぼ抑えたセトリになってたのでは? ただ──やっぱり気になったのが、ヴォルテクス不在による大きな大きな喪失感。 「Kings Of The Carnival Creation」も「The Serpentine Offering」も「Progenies Of The Great Apocalypse」も、クリーン・パートは同期音源(歌ってるの誰?)を流しながら、シャグラットが一緒に呟くように歌うだけで、どうしても盛り上がりに欠けます…。 (あれ…「Ritualist」のスノーウィのパートってどうなってましたっけ??) まぁ…でも、ヴォルテクス脱退がなかったら、「Gateways」での、あのアウネーテ嬢(@ANIMAL ALPHA)の怪演はなかったワケで──YouTubeでヴォルテクス・ヴァージョンとかいう「Gateways」を聴いたけど、(その真偽はともかく)この曲に関しては、女声を使って正解…と思ったりも。 それにしても、 その「Gateways」でせっかくのアウネーテ嬢のサンプルが今ひとつ明確に聴こえない…っって、一体どーゆーこと? つか、 2階席ではバンド全体のサウンドもかなり模糊としてて、ドラムは金物こそよく聴こえたけど、スネアの音が小さかったし、 ギターとオーケストレーションの分離も悪く、ガルダー先生のリード・プレイ(結構タッピングとか多用してましたな!)がすっかり埋もれてしまってたのも残念でした…。 (「Ritualist」のアコギ音源もイントロ以外、殆ど聴こえなかったし) それでも、ライヴとしての完成度は充分に高かったし、演奏もまとまってたし、メンバー各自(…ってか、主にシャグラットとガルダーですが)の存在感も相変わらず凄まじくて、 総体的にはかなり満足度の高いライヴだったのですけどね。 是非とも次は、WOAとか海外のフェスで、パイロとかアリのド派手なヤツが観たいですわ~。 では、また。
by naniwametal
| 2011-02-22 03:38
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