ダイヤリ
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X-RATEDはNEW MODEL ARMYみたいだった…ってマヂか!“Italian Progressive Rock Festival”2日目~。 本日はソールド・アウト。 プログレ・ファンがフツーに集まっただけではなくて、ジャズ・ロック・メニアもホラー・フリークも取り込んだのが勝因? 【IL BALLETTO DI BRONZO】 トップはジャンニ・レオーネ率いるトリオ。 …って、 ジャンニたん…ったら、今回もガッツリやってくれました。 ナルシスト度もオネェ度も、どちらも強化されてた…ような。 もうね、登場からしてキョーレツ。 スポットに照らされて、何やら顔を隠してるな…と思ったら、ドラッグ・クイーンっぽい仮面系の被り物着用! しかも、上着にはCDが縫い付けられてたような。 あと、いちいちポーズとアクションがウザい! いや…お茶目。 でも、動きが昭和な感じ。 (仮面は2曲目ぐらいに外した) クネりながらの鍵盤プレイは、ロビー・ヴァレンタインも軽く凌駕します。 あと、3曲目の前に、客席へ降りていくパフォーマンス。 観客の手に何やらスタンプを押してたみたい。 バンド名が丸く印字されてて、真ん中に日付があって…って、まるで領収印ですな。 とにかく、いちいち大仰。 それに引き換え、リズム隊のあの普段着っぷりはナニ? 新メンバーだそうで。 (そういえば、前に観た時はGERARDがバックやったんでしたな) ベースはジャンニのお気に入りボーイ(…)らしく、「このバンドで最も美しいメンバーなのよ♪」とか何とか。 2人ともかなり若いですよね? スクリーンも使用…って、映し出されたのは海外でのパフォーマンス映像なんですけど(DVDにでもなってんのかな?)、そこでは鏡張りの仮面を着用。 ヘンな巻物をくるくる広げたりもしてました。 どっちも、生ではやらずでしたけど。 …で、 まず最近の(?)曲を3連打してから、「サウンド・エンジニアちゃん、イントロ出して~ん♪」ってな感じで、あの「あ~あ~あ~♪」という妖しい女声に導かれて『YS』がスタート。 当然、“イプシロン・エッセ”と読んぢゃダメですから。 “イーーーース♪”です。 その「Intorduzione」で、スクリーンには様々な時期のジャンニのポートレイトが続々映し出されます。 子供時代、初期イルバレ、ソロ期らしき姿…などなど。 …って、 自分だけかよ! 他のメンバーは? 一応、バンドなんでしょ?? どんだけ自分好きやねん!!w 『YS』ではハモンドも使用。 ちゃんと後ろではレズリー・スピーカーが回ってて、イイ音してましたよ。 リズム隊は、可もなく不可もなく…かな。 でもって、 ラストはお約束のビラ撒きやって終了。 「Epilogo」…やんなかったですよね? 18:03頃開演&18:43頃終幕。 短い! 何で?? 1.Deliquio Viola 2.Napoli Sotterranea 3.La Discesa Nel Cervello 4.Intorduzione 5.Primo Incontro 6.Secondo Incontro 7.Terzo Incontro 【ARTI+MESTIERI】 続いては、連日出演のフリオ・キリコ擁するジャズ・ロック・バンド。 初めて観ます。 現在はツイン・ギター編成の6人組で、オリジナル・メンバーは、キリコ<Ds>の他に、ベッペ・クロヴェッラ<Key>、ジジ・ヴェネゴーニ<G>という3名だけで、そこへ前回来日時も参加していたマルコ・ロアーニャ<G>とイアーノ・ニコロ<Vo>、そして、新顔のロベルト・プッジョーニ<B>が加わります。 ベッペは執事風の爺さん一歩手前。 ジジはいかにもヴェテラン・ミュージシャンといった佇まい。 …って、 幕が開いたら、まずジジのMCがあって、それから演奏がスタート。 マルコはカウボーイ・ハット着用。 ロベルトは…めっさ普通。 まるで、その辺歩いてたオッサンに、「ベース弾けます? 弾けますか! ぢゃあ、ちょっと弾いてみて」なんて言って、そのまま連れてきたかのよう。 キリコはやっぱりタンクトップ着用。 イアーノは最初、口にテープを貼った状態でクネクネ登場して、歌う寸前──おもむろにテープをはがして歌い出しました。 中低域メインで、ヘタではないけど、そんなに上手くもなく…。 つか、この人もオネェですよね?? 動きが完全にソッチ系。 歌のパートがある曲だけ出てきます。 (お色直しもアリ) お馴染み“ステージ上で紙飛行機を作って飛ばす”を3回もやってました。 最初2回はウマく飛ばず…、3度目の正直で、やっとスウィ~っと飛んでくれました。 セットリストは新旧織り交ぜて。 『TILT』('74)から4曲、『GIRO DI VALZER PER DOMANI』('75)から3曲、『MURALES』('01)から3曲、'09年のEP『IL GRANDE BELZONI』から1曲…と、残り2曲──「Si Fa Luna」と「Trema」は新曲…かな? 何でも、新作にはデイヴィッド・クロスとメル・コリンズが参加してるのだとか。 ただ、地中海フュージョンしてるのは今も昔も変わらず。 いや~しかし、イアーノも気になるけど、流石にジャンニの後だと薄味過ぎて…。 とりあえず、ほぼ終始キリコに釘付けですよ。 皆さんそうですよね?? 途中、ドラム・ソロもありましたが、どのみちどの曲のどのパートでも常にドラム・ソロ状態で、やっぱしTHE TRIPの時の5000倍ぐらい凄かった~。 しかも、そのキリコ以外はみんなそこそこな感じで、決して超絶ではないところが、実はバランス取れててイイんでしょうな。 あと…そうそう、終盤にキリコが日本語でMC。 勿論、カンペ見ながらですけど。 曰く「誰しも困難に立ち向かわなければならない時がある」と。 最後は、イアーノがピンクのシールド(?)を巻き付けて歌います。 んで、終演と思わせて──他のメンバーが並んでお辞儀しようとしたら、イアーノが故デメトリオ・ストラトスを模したホーミー風スキャットを…。 これまたお約束? 19:05頃開演&20:16頃終演~。 1.Gravita 9,81 2.Strips 3.Positivo/Negativo 4.Si Fa Luna 5.Valzer Per Domani 6.Mirafiori 7.Il Figlio Del Barbiere 8.Arc En Ciel 9.Alba Mediterranea 10.Marilyn 11.2000 12.Trema 13.In Cammino 【GOBLIN】 昨日の2番手がトリに。 彼等も本日はスクリーンを使います。 コレがどハマり。 そりゃそうですわ、元々サントラ職人バンドなんですから。 幾つかの曲では、元の映画のシーンが映し出され、雰囲気を盛り上げます。 …って、 オープニングは自身のDVDか何かの冒頭映像を流してたのですが、同期音源が止まっちゃったか何かで、いきなりなかったことにして…最初からやり直し。 うむ~。 でも、演奏自体は昨日よりもさらにタイトになってたと思います。 昨日は今ひとつ自信なさ気な瞬間が幾つかあったティッタ・タニも、より伸び伸びと叩いてたような。 (そのタニとNECROPHAGIAで一時期バンドメイトだった川嶋未来@SIGHも来場してたのですが、彼もタニを「ウマいね~」と絶賛) セトリは基本的に2日とも同じ。 曲順も同じ。 MCの位置も内容も…ほぼ同じ。 シモネッティ(“禅”Tシャツ着用!)の4段積みキーボードの最上段がやたら高いところにあるのも。 シモネッティが、「Suspiria」で“らーらーらー♪”と歌わせようとしたのも。 「Tenebre」の前にボコーダーMCやったのも。 みんな大体同じ。 違ったのは、メンバー紹介の時に、何故か“マッシモ・コール”が起きたことぐらい? いえいえ、本日はアンコールありました! しかも、2回も!! アンコール1のジャムのノリ含むシャッフルのインスト「Zaratozom」は、元々予定していた曲ですけど、アンコール2は予定外です。 一旦引っ込んで、またアンコールで呼び出されて、とりあえず挨拶だけやって終わりかと思ったら、 何と、シモネッティが「マッシモが“Aquaman”をやりたいと言ってる」と。 嬉しくて叫んぢゃいましたよ! 地味ながら、『ROLLER』の中では一番好きな曲なので。 当然、中盤にはマッシモのギルモアばりの泣きソロが炸裂! いや~、堪能した~。 そんなこんなで、 開演は20:41頃で、終演は22:29頃。 1.SE~Magic Thriller 2.Mad Puppet 3.Dr.Frankenstein 4.Roller 5.…E Suono Rock 6.Non Ho Sonno~Death Farm(Inc.:Ds Solo) 7.SE~Goblin 8.L'alba Dei Morti Viventi~Zombi 9.Suspiria 10.Tenebre 11.SE~Phenomena 12.SE~Profondo Rosso [Encore 1]13.Zaratozom [Encore 2]14.Aquaman シモネッティは、「また近いウチに戻ってくる!」と宣言していましたが──さて?
by naniwametal
| 2011-11-06 05:13
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