ダイヤリ
by naniwametal


年末商戦にまんまと…


 高田馬場Club PhaseでANCIENT MYTHを観てきました。


 


 MARGE LITCHの25周年ライヴもスゲー観たくて、最後までどっち行くか悩んだのですが──色々あってAMの方へ。
 彼等のライヴを観るのは久々。
 今年1月のイヴェント以来か~。
 その間にドラマーが交代し、元SWALLOW TAILの新キーボーダーも加入して、バンドは再び5人組に。
 この日が、新編成になって3回目だか4回目だかのライヴだったとか。
 以下、現ラインナップ。

●Michal<Vo>
●Yuri<G>
●Naoki<B>
●Juhki<Ds>
●Puzzy<Key>

 幕が開くと、何故か鍵盤が上手のかなり奥めに設置してあって、「あれ? サポート…??」とか思ったり。
 いや…ちゃんと(?)正式加入ですよね?
 なのに、な~んか照明も殆ど当たらなくて、ちょっと勿体ないな~と。
 “シンセを使ったシンフォニック・サウンド”がウリなハズなんですから、キーボードがド~ンと真ん中にあってもイイぐらいなのにね?(それは言い杉)
 ただPuzzyは、前任者や前任サポートなんかとは違い、あんま派手な動きとかないし、一歩引いた立ち位置で隠れた存在感を放つのが目的で、確信犯ならばそれはそれで納得かも。
 実際、暗闇で目がギラっと光ってたりして(?)、動きのある前列3人との対比は感じられました。
 注目のJuhkiは、確かに前任者よりは安定感あったし、魅せるプレイにも長けてはいたものの、疾走曲でのタム回しが追い付いてなかったりで、気になる点もちらほら。
 相変わらずYuriも、幾つかの速弾きソロがまるで弾けてなくて、だったら無理せず、弾けるソロを弾けばイイのに…。
 その点、Naokiは変わらず安定感アリ。
 もっともっと動いてもイイぐらい。
 でもって、
 Michalがこの10ヵ月ほどでどれだけ成長したか…にも注目していたのですが──なるほど、以前よりも声はよく出るようになっていたような。
 ちょい前に、夜長オーケストラで歌ったのを観た際、「声量上がった?」と思ったのは、どうやら勘違いではなかったみたい。
 まぁ、まだまだモノ足りない部分の方がデカいし、相変わらずMCとか空回り気味だったものの、彼女の中で何か意識に変化があった結果だとしたら、今後またどう変わっていってくれるか、ちょい楽しみになってきました。


  


  


       


  


  


1.SE~Canis 2.ヴァルプルギスの揺籠 3.Melt 4.Against The Fate 5.Elemental Desire 6.Seed

 「Against The Fate」は、現在レコーディング中の次作に収められる新曲だそうで。
 うわ~、全然分かってなかった…スマン。
 

 …で、
 実はこの日は、ややV系寄りのイヴェントで、AMは全5バンド中4番手。
 トリは主宰のLACROIX DESPHERESが務めました。


 


 彼等のライヴを観るのは今回が初めて。
 というか、バンドの存在を知ったのも、つい数ヵ月前のこと。
 V系にして演劇の要素もあり、中世ヨーロッパ…ってな世界観で耽美テイストが強く、それでいてしっかりシンフォニック・メタルしてもいる、ちょっと変り種です。
 事前にCD1枚だけ聴いてはいたのですが、そんな彼等がどんなライヴをやるのか──そこにも惹かれて、クレッシェンドではなくコッチへ来た…というのもあります。

 バンド・ラインナップも変則的で、男女ツイン・ヴォーカルにツイン・ギター+フルート&オーボエ…という6人組。
 ドラムレスでベースレスなため、当然バックにオーケストレーション満載な同期音源を流しながらのショウになります。


  


 さらに、メンバー以外にダンサー&パフォーマーも3名参加。


  


 SEを流したり、紗幕を使ってそこに映像を写したり、小道具を使っての芝居パートもガッツリ…の、ロック・オペラというか、ちょいアニソンっぽいノリもあるメタル音楽劇…ってな感じ。


  


  


 こういうパターンって、もしかして、勇者アーサーくんのDRAGON GUARDIANとか、同人メタル…なんて呼ばれる世界とも通じるところがあるんでしょうか?
 その辺のライヴを観たことがないので、ちょっと分からないのですけど──セリフのパートがあったり、ヴォーカルだけでなく、ギター2人やフルート&オーボエ奏者もちょっとした小芝居に巻き込まれたりとか、そういうヤツ。
 ある部分では、中世欧州版の陰陽座…ってな雰囲気もあったし、シンフォニックで耽美で…という点では、あのVERSAILLESに通じるところも、少なからずあったかと。
 あと勿論、RHAPSODYとかNIGHWISHのファンは、がっつりハマる可能性大だと思いますよ~。

 ただ、
 目指してる世界観がハッキリしてるからこそ、もうちょっと細部まで完成度にコダワって欲しいと感じたりも。
 まず、バンマスでコンセプターと思しき♂ヴォーカルの歌が弱い…。
 あと、ギター2人の力量不足も大問題です。
 それから、ドラムが安っぽい打ち込みに聴こえたのですが、アレも勿体ない。
 アルバムでは、あのそうる透がセッションで叩いたそうですが、ライヴでその音源は使えなかったんでしょうか?
 さらに、せっかく小道具まで使って、演劇パートを盛り込んでるんですから、バンド・メンバーももうちょっと演技に気合いを入れなきゃ…ですな。
 何と演技指導担当まで付いてたというワリに、今ひとつピリっとしなかったし、場面転換もわたわたしてたしで…。

 ただ、
 どうやら以前に比べると、それでも今回は随分ロック・オペラらしくグレード・アップし、随所に工夫が加えられていたそうです。
 いや、こういうのをしっかりやるには、お金も時間も想像以上にかかるのはよ~く分かります。
 でも、どうせやるなら──音楽の完成度に見合うショウとしての完成度にも期待したいもの。
 どうでしょ?
 夜長オーケストラと合体するとか、ゲスト・ギタリストに勇者アーサーくんを呼ぶとか。
 とにかく、シンフォニックで耽美でゴスで壮大、荘厳なメタルのひとつの可能性としては、すご~く面白いと思いました。
 大変だと思いますが、もっともっと頑張って、色々とさらに進化させつつ、これからも続けていってください~。
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by naniwametal | 2011-12-04 03:10
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