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ダイヤリ
by naniwametal


P・マリノに毎回ボカシが入ってたのは…何故?


 ジェイソン・ベッカーのドキュメンタリー映画『NOT DEAD YET~不死身の天才ギタリスト』 の試写を観てきました。


  


 HR/HMファンには言わずと知れた、元CACOPHONYの天才ギタリスト。
 彼がALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、現在も闘病中なのは、ご存知の方も多いことでしょう。
 この映画は、そんな彼の生い立ちと、ミュージシャンとしてのキャリア、さらに現在の姿を追ったドキュメントです。

 海外での公開は'12年ですが、日本ではこの11月8日より全国公開が予定されており、
 上映劇場のリストは公式サイトで確認することが出来ます。
 先日、原宿アストロホールで行なわれたマーティ・フリードマンの単独公演でも、前売りチケットの販売が行なわれていたので、その時に日本公開を知ったという人もいたでしょうか。
 (公開初日だったか、劇場にマーティがゲストで招かれる日もあるとか)


 個人的には、かつてCACOPHONYの初来日公演へ完全にマーティ目当てで出かけていって、そこでジェイソンの凄さにヤラれてしまったのですが、この映画で若き日のジェイソンのプレイの数々を観て、改めてその巧さに唸ってしまいました。
 いや、単に巧いだけでなく、ティーンエイジャーの頃から、パフォーマーとしても沢山のアイディアを持っていたことを初めて知りました。
 (ヨーヨーを操りながらシュレッドをキメまくるのって、CACOPHONY来日公演でもやってましたっけ?)

 ジェイソンの家族や友人達や恋人(!)達、スタッフやミュージシャン仲間のインタビューやコメントも多数収録。
 両親や兄弟の思いもさることながら、マーティやスティーヴ・ヴァイ、グレッグ・ビソネットなどの言葉が、しみじみと胸に響きます。
 そして、発症時に余命3~5年と宣告されながらも、今も意欲満々で生き続けるジェイソンに、何より心を動かされることでしょう。
 もう目と口元しか動かせなくなっているにもかかわらず、その表情は豊かで、イケメン度もしっかり保っているのが凄い!
 ジョークを連発し、下ネタ全開なのも最高です。


 現在、アイス・バケツ・チャレンジが話題となり、世間の周知度が格段に上がったALSですが、未だその治療方は見つかっていません…。
 それでも、前向きに音楽を創り続けているジェイソンの姿、そして、彼を支える周りの人達の思いには、感動とか尊敬とか、そういった次元を超えたモノがありました。
 途中、何回も泣きそうになったけど、決してお涙頂戴な仕上がりになっていないことも、最後に付け加えておきましょう。
by naniwametal | 2014-10-04 14:59
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