人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ダイヤリ
by naniwametal


探せばあるのね


 YG最新号が発売になりました~。

 ということで、その6月号に掲載されているSTRYPER来日取材について…遅ればせながら。
 先日のチッタ2日公演:最終日の午後早く、インタビューに応じてくれたのは、勿論マイケル・スウィートとオズ・フォックス!


探せばあるのね_d0118153_1442763.jpg


 取材時間は30分ほどだったのですが、2人とも饒舌に色々としゃべくりまくってくれました。
 特に盛り上がったのがセトリと機材の話。
 後者については、それぞれの最新ギターについても熱く語ってくれてますので、是非YGをチェキってみてください~。

 ただ当然ながら、誌面の都合でカットされた部分もあって──実は、クリスチャン・メタラーならではの仰天エピソードの数々も、ガッツリ語ってくれてたのでした。
 まず、ライヴDVD『LIVE IN INDONESIA』('12)の話になった時、「観客の中にヒジャーブで髪を隠した若いムスリマが何人もいて、彼女達がスゲー盛り上がっていて驚きました」と言ったところ、マイケルは「俺達もどんなライヴになるのか想像もつかなかった。ただ、これは神から受け取ったメッセージを伝える良い機会だと思ったよ」と。
 しかしながら、今の彼等は「自分達の信条を(観客に)押し付けることはない」(マイケル)ので、「ともあれ、ジャカルタに行って、イスラームの聴衆を前にストライパーとして演奏することは、かなりユニークな体験だったね」(同)と、意外に淡々と振り返っていました。
 そして──その流れで、宗教絡みの話題がしばし続いたのですが、それが実に強烈!
 何でも彼等は、所謂サタニストやアンチ・キリストの方々とも、度々出会い、会話&対話してきたそうなのです。
 ある時なんて、インタビューアが悪魔崇拝者…ということもあったのだとか。
 でも、“彼”はSTRYPERの音楽が大好きらしく、マイケルも「悪魔を崇拝してる…だって? そりゃ凄いね! でも、全く問題ないよ」とヲトナの対応(?)を見せ、「その後も、お互いに尊敬の念を持って語り合った」んだそう。
 もっと凄い話もありました。
 これはオズが言っていたんですが、STRYPERのライヴ会場にやって来た悪魔教会(Church Of Satan)の牧師が、ショウにいたく感動し、何とその後、キリスト教徒に改宗してしまったというのです。
 そもそもその男は、元祖クリスチャン・メタラーを糾弾するためにライヴへ足を運び、そこで「異論を唱えたり、批判したりする材料になるモノを探していた」(オズ)そうなのですが、「彼の中で“何か凄いこと”が起こり、心を入れ替えてクリスチャンになった」(同)そうで。
 さらに、こんなコトも。
 MTVで、色々な団体の人達に色んなPVを観せる…という企画があり、キリスト教系やユダヤ教系などの宗教家達にSTRYPERを見てもらったところ、何とその殆どがバンドの存在すら知らなかった…という結果に。
 ところが、サタニストの一団はすぐに「STRYPERだ!」と反応し、その知名度と認知度は群を抜き、中には「信じるモノは全く違うけど、彼等の音楽は大好きだ!」という者までいたというから笑える。
 オズも、「それを観て鳥肌が立ったよ(笑)」と。
 実はSTRYPERって、悪魔主義者にとって一番のアイドルなのかも…?
 オジー・フォックスとキング・ダイアモンドの対談とか…もしかして、過去に行なわれたこともあったりしたんでしょうか?

 あと──マイケルは、BOSTONにいた時、「(ハッパ吸引についての)“Smokin'”(『BOSTON』:'76)を歌えと言われたらどうしよう」とずっと危惧していた…とのこと。
 「でも、あれはトミー(・デカーロ)が歌うことになってホッとしたよ」
 う~ん、やっぱりクリスチャン・メタラーってなかなか大変ですな~。
by naniwametal | 2016-05-10 23:58
<< 品達混み杉 DIAMOND HEAD新作、... >>