ダイヤリ
by naniwametal


舐められるとお腹が痛くなる…って!


 渋谷O-WestでIRON SAVIORを観てきました!

 ジャーマン・シーンの重鎮、ピート・シールク先生率いる骨太パワー・メタラーです。
 何と、初来日!
 以前に来たことなかったっけ…って、アレはSAVAGE CIRCUSか!
 集客は全く見えなかったけど、フタを開けてみたらなかなかの入り。
 しかも、のっけからめっさ盛り上がってたし!
 いやいや、人気根強いですな~。

 来日メンバーは以下の通り。

●ピート・シールク<G,Vo>
●ヨアヒム“ピーゼル”キュストナー<G>
●ヤン=ゼーレン・エッカート<B,Vo>
●ゼーレン・テッケンブルク<Ds>

 トーマス・ナックが体調不良で参加出来ず、代わりにPARAGONのゼーレンがやって来ました。
 つか──開演前、「ドラム・セットのところにMESHUGGAHのTシャツ着たヤツいるけど、クルーかな~?」…なんて話してたら、それがゼーレンだし。
 暗転したら、全くミュージシャン・オーラのないそいつが、そのままドラムを叩き始めてビックリですわ。
 そのゼーレンは、以前にも何度かヘルプを務めたことがあるそうで。
 (というか──PARAGONって、ギターのヤン・バートラムも、言わばレギュラー・ヘルプ・メンバーで、もうバンド自体がピート先生の手下みたいなモン?)
 よって、曲もワリと覚えてるみたいで、歌いながら叩いてた曲も。
 ただ、流石に2時間近くのセットをコナすのは大変だったらしく、何度かキメとか怪しくなる場面も…。
 疾走曲では走ったりモタったりと忙しく、キックの弱さも気になりましたが──まぁ、ヘルパーとしては充分だったかと。
 途中、スネアを交換してたのは…スナッピーでも切れたのかな?

 驚いたのは、ヤンが完全にフツーのオッサンになってたこと。
 いや、『LIVE AT THE FINAL FRONTIER』('15)を観て、近影もよく知ってたんですけど、アレは地元ハンブルクでのアットホームな近所ライヴ(?)を収めたモノでしょ?
 今回は満を持しての初来日なんですから(ヤン個人としてはマスプラで来日経験あったと思うけど)、もうちょっと衣装とか考えてくれれば良かったのに…。
 あ…いや、他のメンバーもルックスに関しては相当に無頓着で、みんな普段着っちゃ普段着でしたけど。
 ヤンに関しては、セカンド・ヴォーカルとしての活躍っぷりも要注目。
 単にコーラスを付けるだけじゃなくて、ピートと掛け合いのように歌うことも少なくないし、ヴァースを丸々歌うこともあります。
 さらに、ヤンはMCでも大活躍。
 まだ序盤に、ピートが「チューニングするんで、ちょっとつないで」…と、無茶ブリしても、飄々としたキャラでしっかり間をつなぎ、観客にピート・コールを要求したりも。
 (但し、チューニングの邪魔にならないように、飽くまで静かにコールさせてたのが笑えた)
 あ~でも、ユルユルのドラム&ベース・ソロ(ヤンはずっとスラップ)はいらんかったかな~。
 アレって、完全にピートの(2度目の)チューニング・タイムを埋めるための余興でしょ…?

 そういえば──ピーゼルも、多くのジャーマン・バンドで、クルーやマネージャー、サウンド・エンジニアとして、実は何度も何度も来日済み。
 (そして、以前にはLACRIMOSAでプレイしてたこともあるのね…?)
 当然、ピート先生とのコンビネーションも抜群!
 プレイ自体はとてつもなくオールドスクールで、フレーズとか「古っ…!」と悶絶しそうになるし、実際ソロを執る場面はそう多くないのですが、いざという時(?)はワウを効かせたり、時にそっと先生に寄り添い、簡易フォーメーションを組むことも。
 つかね、ピート先生のヨレ具合がまた凄いんですわ…!
 ツインのハモりとか、6割ぐらいの確立でズレるし、ミス・トーンも多いし…って、殆どのソロでフレットを探しながら弾いてましたがなっ…!
 「I've Been To Hell」では、イントロに乗れなくて、ちゃっかり「もう1回!」と、始めからやり直してたし、「The Savior」のソロ終わりでも、リズムを見失ったのか、ズレズレで強引に歌い始めちゃって、仕方なくゼーレンがクリックを止め、先生に合わせることになったり…。
 でも、先生はそれでイイんです。
 歌は“漢”臭くて最高だし、存在感アリアリで、立ち姿もキマってるんで。

 尚、セトリは以下の通り。

1.SE~Way Of The Blade 2.Starlight 3.Last Hero 4.Revenge Of The Bride 5.SE~Gunsmoke 6.Beyond The Horizon 7.Hall Of The Heroes 8.R.U. Ready? 9.B & Ds Solo 10.The Savior 11.Break The Curse 12.Iron Watcher(Medley) 13.Condition Red 14.I've Been To Hell 15.Heavy Metal Never Dies 16.Atlantis Falling 17.SE~Coming Home 18.Titans Of Our Time 19.Riding On Fire 20.Breaking The Law(JUDAS PRIEST)

 う~ん、『THE LANDING』('11)からやたら多くない?
 先生のお気に入りなんでしょうか?
 『MEGATROPOLIS』('07)からは…ゼロ?
 いや、「Iron Savior」&「Watcher In The Sky」のメドレー「Iron Watcher」は、一応『MEGATROPOLIS』収録曲と言ってイイんかな?
 ファーストからもワリと多め。
 でも、『CONDITION RED』('02)から「Tales Of The Bold」がなくて残念…。
 アンコールなしなのは、先生がそう決めちゃったから。
 本来、「Atlantis Falling」で一旦ショウを締め括って、「Coming Home」以降はアンコール用だったのですが、堂々「ホントは次で終わりなんだけど、引っ込まないことにしたよ!」と宣言。
 んで、JPカヴァーはオマケ…って感じ?
 まぁ、定番ではあるのですけど。

 それにしても、予想を遥かに上回る盛況っぷりでしたな~。
 みんなよく歌うし、「ヲ~ヲ~」叫ぶし、ヘドバンもテンコ盛り。
 「Break The Curse」の途中でブレークし、曲名を叫ばせた時なんて、「だだだ…大丈夫か?」と心配するヒマもなく、バッチリ大合唱になりましたから。
 あと勿論、「Heavy Metal Never Dies」でもみんな声出まくりで、感激したピート先生は、観客を左右に分けて交互に歌わせるものの──2~3回ほど声の大きさを競わせただけで、あっさり「もうみんな一緒でイイや」…と。
 もっと引っ張っても良かったんでは…?
 他にも先生は、イイ感じでバンド名をコールする声が上がったのに、それが場内いっぱいに広がる前に、ビール片手に「カンパーーイ!」と流れをぶった切ったりも。
 意外に空気読めない…んかな?
 まぁ、先生はそれでも全然イイんですけど。

 そんなこんなで──暗転したのは19:01頃、終演は20:52頃でした~。
 アレだけ盛り上がれば、いずれ誰かとカップリングで再来日も?
 GAMMA RAYと一緒とか…どない?
 「Watcher In The Sky」はやっぱりゴッド・ヴォイスで聴きたいし!!
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by naniwametal | 2016-07-13 04:08
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