ダイヤリ
by naniwametal


“ProgPower USA XVII” DAY 4”


あっという間に最終日。
結局、4日間とも晴れまくり。
毎日々々とにかく暑くて、天気予報で「最高気温は93度です」とか、華氏だと破壊力ハンパないです。
屋内フェスだから、移動中以外はあんま関係ないんですけど。


*Anneke Van Giersbergen
まずは、アンネケの限定アコ・ライヴ。
ピンで弾き語りですよ。
こういうのもかなり慣れてる感じ。
いきなりマクラMC でヲタどもの心をガッチリ掴むと、後はアットホームな空気の中、雑談モードでのんびり進行。
チューニングしながらギャグもトバしまくり、普通に話し掛けてくる観客とのやり取りも実に自然です。
演奏曲は、ソロや THE GATHERING は勿論のこと、B・スプリングスティーンとか、PINK FLOYDとか、MR. MISTERの 「Broken Wings」とか、意外なトコも。
あと、アンコールでは QUEEN の「Who Wants To Live Forever」と、ドリー・パートンの「Jolene」(!)を。
アンネケったらギターもかなり達者でしたー。


*SAVAGE MESSIAH
本チャンのトップを務めたのは、英国の4人組。
スラッシーでオーソドックス。
でも、所謂 NWOTHM とはちょい違って、幾分パワー・メタル寄り(欧州系メロパワじゃなくて、アメリカのね)で、何というか、しっかり地に足が着いてます。
フロントマンは堂々としてて、煽りもウマくて存在感アリ。
演奏も安定感あって、逆にもっとガムシャラなイケイケ感が欲しいと思ったりも。
ショウのシメは METALLICA のフレーズで!


*SERIOUS BLACK
EMERGENCY GATE のマリオがローランド・グラポウと組んだ、プチ・スーパーバンド。
ドラムスはブラガのトーメンで…って、ローランドもトーメンも既にいないのね?
ギターは FIREWIND 他のボブ・カトシオニス、ドラムスはアレックス・ホルツヴァルトになってました。
ヴォーカルはウルバン・ブリード。
ハイ・トーンも伸びやかで、イイ声してます。
もうひとりのギターは、EDENBRIDGE の人?
あと、鍵盤もいて、時々ソロも執ります。
マスプラのパワー・メタル色を強めたような音楽性は、キャッチーさも適度にあって実に分かり易いものの、ウケは今ひとつ。
ボブのプレイは荒削りなものの、ローランドのソロを無視して(?)ガンガン速弾きしまくるのは流石です。
マリオは子豚ちゃんみたいにコロコロしてて、ちょっとコミカルな印象ながら、あと何年かしたら、マット・シナーのように貫禄付くかも?
とりあえず、アレックスの巧さ(&ソツなさ)が際立ってましたー。


*GREEN CARNATION
ノルウェーの前衛集団が復活。
大元は IN THE WOODS になったバンドで、元 EMPEROR のチョルトことテリイェを擁することで知られてます。
'01年のプログ大作『LIGHT OF DAY, DAY OF DARKNESS』を完全再現するということで、女声やらホーンやら、一体どーなるのかと思ったら──ツイン・ギターにキーボード入りの6人組でやっちゃいます。
しかし、どれがチョルトなん?
見当たらないんですけど…と思ったら、何と彼は、ヴィザの問題で渡米出来なかったのだとか。
んで、ギターはミカエルと、スタインというヤツが弾いてたのですけど、後者は決してチョルトの代役ではないそうで。
つまり、本来はトリプル・ギター編成というコトですな。
今回、チョルトのパートは可能な限りミカエルが兼任。
主にリードを任されてたスタインは、ギルモアになったり、ラティマーになったり。
ミカエルがブズーキも弾き、鍵盤がボコーダーを使って「ぅわおわぉ〜」とやったり、リード・ヴォーカルのシェテルもボコーダーを使います。
全1曲なんで、MC なんてなく、ひたすらムーディに進行するかと思いきや、要所々々でちゃんとシェテルが観客を煽るのも興味深いです。
終盤のアコギは音源使用。
ストリングスはシンセで。
女声はナシ? ボコーダーがその代わり??
子供の声も音源を使って、見事に最後までやりきったバンドを、観客はスタンディング・オヴェーションで讃えます。
チョルト不在は残念だったものの、ショウ自体は観応え充分でした!


*REFUGE
RAGE 別働隊、PPUSA 登場!
果たしてアメリカでどれぐらい認知度あるのか…と思ったら、やっぱりメニアはいるようで、REFUGE BOX を掲げながら、ひたすら「全曲やってくれー!」と叫んでるヤツとか、ほぼ全曲歌ってるヤツもいました。
フロアはちょい寂しい埋まり具合ながら、本当に好きなヤツらだけがガッツリ気合い入れて臨んでるみたいで、歓声とかやたらデカいし、疾走曲ではヘドバンの嵐に。
つか、クリスのドラミングが激し過ぎて&叩くのに忙し過ぎて──申し訳ないけど、見ていて笑ってしまうぐらい。
マンニの特徴的なプレイも炸裂しまくり。
そして、ピーヴィのあの笑顔が最強過ぎる…マイ・フレーンド!!
そのピーヴィは、MC で何度もゲホゲホやってたけど、高音パートも頑張って何とかコナしてました。
セトリは来日公演の縮小版…と思ったら、「Beyound The Wall Of Sleep」が飛び出して、思わず「ををを〜っ!!」と。
「Don't Fear The Winter」では、まさかのサビのコール&レスポンスなし。
ラストは当然「Refuge」でしたー。


*HAKEN
英国の6人組。
“派遣” とか “覇権” じゃなくて、ヘイケンです。(定番)


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オールドスクールからシアター系、アンビエント、ジェントまでをつなぐ存在…でしょうか。
ムーディなのにテクニカル、ドカドカやるけど浮遊感も満載。
ただ、ヴォーカル(濁声もやります)は──新作のジャケに合わせて──緑のタイに、ヘンな緑の眼鏡までかけたりして、ちょい演技派?
シンセの音色に合わせてヘンな動きしたり、ジャジーなパートでは踊ったりもするけど、ナルシスト・タイプとは違うし、ちょっと捉えどころのないキャラです。
淡々としてるようで、手拍子を煽ったりもするし。
弦楽器隊は全員、構える位置がやたら高くて、タッピングの頻度も高いー。
鍵盤奏者は、ケイオス・パッドをよく使う一方で、ショルキーも使用。
ドラマーは、ベタなシンセ・ドラムも使います。
ヴォーカル以外は見た目に無頓着かと思ったら、全員が黒シャツ&黒パンツ着用で、ストラップは蛍光グリーンで揃えてました。
ショルキーのストラップは黒かったけど…。
あとヴォーカルは、鍵盤のところへ行って、パッドを使ってノイズを出すことも。
コーラスは人力。
アカペラもコナします。
でもって終演寸前には、ステージ中央へ銅鑼が運び込まれ、マイキーが登場して叩く…というサプライズが!


大トリの前には、SEVEN ANGELS のPV が流れた…ものの、ヘンな間があって、そのまま客電が点いちゃったー。


*DEVIN TOWNSEND
鬼才、PPUSA 見参。
ずっと以前にも出演したコトあるみたいね。(第3回かな?)
ただ、今回はアンネケが一緒なワケで。
つか、
「アニーとステージで共演するのは初めてだ!」とか言って──それどころか、ショウ開始前から幕越しにいきなりネタMC をカマして、以降もギャグいっぱい&下ネタも全開?
その度に、観客はドッカンドッカン、ウケまくってました。
アンネケとコラボしたアルバムから色々と選んでプレイ…したみたいですが、デヴィン初心者なんで、判別出来たのは「By Your Command」(アンネケいたっけ?)とか「IH-AH」(アコで)とか他に数曲だけ。
バック陣は完全に空気でしたが、デヴィンを挟むギターとベースが、共にスキン&大ヒゲで短パン着用なのは、そうやって “揃えて” るんですよね?
デヴィンとアンネケは、もう息もピッタリ。
マシンガントークMC を軽くイナすアンネケが素敵です。
そういえば、昨日から客席にカナダ国旗が掲げられてて、最初は ASCENDIA のためかと思ってたんですけど、デヴィン用でもあったんですねー。
その国旗に向かって、「Canada baby!!」とか叫んでましたわ。
でもって、アンコールまでガンガン盛り上がりまくり、12:30am 頃に終演。
その後もしばらく “デヴィン・コール” が止みませんでしたー。


てなてな感じで、今年も終了〜。
あら? 来年の DAY 1&2 のバンド発表がなかった…ね?
何で…?!



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by naniwametal | 2016-09-11 17:23
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