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ダイヤリ
by naniwametal


ギルデン郎は雲隠れ?


 渋谷O-WestでDYNAZTYを観てきました。

 スウェーデンから初来日です。
 ツイン・ギターの5人組で、メンバー全員が長髪という、今どき珍しいバンドだったり。
 わりとシンセ多用してるんで、鍵盤不在でどうするの…と思ってたら、ガッツリ同期を活用。
 音はオーソドックスというかトラディショナルというか、トレンドとは全く無縁の、これまた最近では稀少なごくごくフツ~のHR/HM。
 コーラスは人力で。
 しっかりライヴ・バンドしてました。
 同期使用のため、曲紹介~イントロで少々間が悪くなることもあるにはあったものの、そう大きな問題ではなかったかと。
 フロントの4人はよく動き、客煽りも頻繁にやってて、時に簡易なフォーメーションを組むことも。
 楽器隊がどこにいても大丈夫なように、コーラス・マイクはメイン・ヴォーカルを挟んで2本ずつ──計4本設置。
 一緒に歌える曲が多く、「オーオー♪」と合唱するのも楽しいし、「Raise Your Hands」「Titanic Mass」などのコール&レスポンスも大いに盛り上がってました。
 そんな観客の熱く、温かい反応に、メンバー全員スゲー嬉しそう。

 残念だったのは、2階席まで出音が届かず、全体的にモコモコとこもってしまっていたこと。
 まぁ、下のフロアではきっと問題なかったんでしょうけど。
 ヴォーカルは声質が特徴的で、時にトニー・マーティン、時にカル・スワンを思い起こさせたりも。
 高音シャウトはちょいキツそうだったものの、どの曲だったか一瞬だけ、エリック・アダムスっぽく鋭く叫んでもいました。
 ギター2人は、いずれもレスポール使用。
 下手の方がソロを執る回数が多く、メロディックな速弾きを連発。
 一方、上手はタッピングが得意なようです。
 ベースはあんま特筆点ないけど、安定はしてました。
 ドラマーはタイトにキメるタイプではなく、わりとユルめに転がしていく感じで、かなり自由度高し。
 ライドのチンチンが妙にカン高く響いてました。
 つか、ドラム・ライザーがやたら高くなかったですか?

 セトリは近作からの曲中心。

1.Intro(SE)~Run Amok 2.SE~The Northern End 3.Raise Your Hands 4.Roar Of The Underdog 5.Free Man's Anthem 6.This Is My Life(Anna Bergendahl) 7.Lights Out(In Candyland) 8.Bring The Thunder 9.Ds Solo 10.The Beast Inside 11.SE~Incarnation(Incl.B Solo) 12.SE~Salvation 13.G Solos 14.SE~The Human Paradox 15.Titanic Mass [Encore]16.SE~Starlight~Outro(SE)

 '14年作『RENATUS』と昨年リリースの最新作『TITANIC MASS』から5曲ずつ…って、まず『RENATUS』から2連打でした。
 あとは、ファースト『BRING THE THUNDER』('09)から2曲、セカンド『KNOCK YOU DOWN』('11)とサード『SULTANS OF SIN』('12)からは1曲ずつ。
 セカンドからプレイしたのはカヴァーですな。
 「Lights Out」の終盤に上手ギターがトラブるも、シールド交換だけで済み、大事には到らず。
 ドラム・ソロはちょい凡庸。
 「Incarnation」の途中にはベース・ソロも。
 「Salvation」後のギター・ソロ・タイムは、ツインでやるのではなく、まず下手のロブ(ラヴ?)がシュレッドしまくり、続いて上手のマイクがやっぱりタッピングをカマしまくり。
 いずれもリズム隊をバックにソロってました。
 あと、自分の出番がない時は、たとえイントロだけでも、みんな律儀に(?)ステージからいなくなってたけど、アレもコダワリね?

 そんなこんなで、暗転したのは19:13頃&終演は20:42頃。
 「Starlight」終わりですぐにアウトロが流れ、その後は恒例の観客をバックに写真撮影です。
 いやいや、イイ感じに盛り上がってましたよ。
 ヴォーカルのニルスは、「出来るだけ早く戻って来るから!」と言ってましたが──さて?
 
 
by naniwametal | 2017-02-16 04:48
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