ダイヤリ
by naniwametal


北斗の劣化が…


 “ライヴ絶響上映”にて、Paul McCartney & WINGSの『ROCKSHOW』を観てきました。


d0118153_20333627.jpg


 “ライヴ絶響上映”とは、ライヴ会場のPAシステムを使い、ロックな映画を大音量で楽しんでもらおう…という企画。
 スタンディングOK、シンガロングOK、絶叫OK、ヘドバンOK…で、要はライヴ感覚で映画が楽しめると。
 過去には、LED ZEPPELINの『THE SONG REMAINS THE SAME』とか、METALLICAの『THROUGH THE NEVER』も上映され、会場は東京がZepp DiverCity、大阪がZepp Nambaとなってます。
 今回、初体験したのですが、なかなかのド迫力で、観客は実際に、歓声を上げたり、メンバーの名前を叫んだり、映画の中のポールのMCに反応したりしていました。
 尚、スタンディングだけでなく、椅子席もちゃんとあります…というか、フロアは殆どが着席エリアだったり。

 WINGSに関しては、正直あんまよく知りません…。
 当然、ライヴは観たことがあるワケないし、アルバムもアナログで何枚かは持ってるものの、特に熱心に聴き込んだりしていないので、ほぼ素人です。
 元THE MOODY BLUESのデニー・レインはともかく、可愛い子ちゃんのジミー・マカロックが元STONE THE CROWSなんてことも、全く把握してませんでした。
 (初期のWILD HORSESを経て、26歳で夭折したことも…)
 なので、このライヴ演奏曲の多くにもあんま馴染みがなく、2時間超の長尺(英米のオリジナル上映時よりも長い“完全版”)は、途中で何度か寝落ちしそうになったりも…。
 (&前から2列目で首が疲れて…、流石に130分もあるとケツが痛くて──映画館の座席って素晴らしいんだな…と改めて気付いたりも)
 それでも、各メンバーのマルチっぷりとか、ポールのベースの音がデカくてイイ!…とか、ホーン・セクションが地味にカッコいい!…とか、リンダ・マッカートニーがメロトロンっぽい音出してた!…とか、MCのイングリッシュ・ジョークがよく分からん…とか、それなりに楽しめました。
 あと、やっぱりポールのスターとしてのオーラが凄い。
 デニーとジミーがリード・ヴォーカルを執る曲もあるけど、どっちもあんま歌は上手くないので、もう全曲ポールでイイんじゃないか…と。
 後者はスライド・ソロとかワウ・ソロがシブいんで、そっちはたっぷり堪能しましたが。

 ちなみに、データ的なことも書いておくと──ライヴが収録されたのは、'76年6月10日、米シアトルにて。
 来場者は6万7千人!
 アメリカでの映画公開は'80年11月で、日本での初公開は'81年夏。
 日本でも当時、前年にWINGSの(2度目の)来日中止があったことで、この映画は熱狂的に受け止められた…そうです。
 (ジョン・レノンのあの射殺事件も同時期…)
 しかし、'70年代のライヴって照明が暗いですね~。
 しかも、狙ってのことなのか、ちょくちょくピンが合ってない映像があって、ホーンの人達とか、せっかくソロ執ってるのに、本人ではなく手前のマイク・スタンドにピンが合ってたりして…。
 そんな雑さもまた味わい深い…??

 そうえいば──上映前には、藤本国彦(元『CDジャーナル』編集長)&本 秀康(“レコスケくん”でお馴染みのイラストレーター)による対談が。
 (当初は藤本×萩原健太の予定から変更)
 ボソボソしゃべる藤本氏、結構アツい本氏の対比が面白く、2人してやたらジョージ・ハリスンに絡めるのも、やたらウケてました。
 後者による「当時、デニーは“第2のジョン・レノン”になる野望を…」という発言がなかなか興味深く、その後の上映では、しっかりそれを踏まえてデニーの姿を追うことに。
 ただ、WINGSとTHE BEATLESのマニアが集まってる…という前提での対談なので、固有名詞とか曲名とかが、何の説明もなくどんどん飛び出し、初心者としては全く付いていけてなかったのですが…。


 でもって、
 次回の“ライヴ絶響上映”は、何と『PINK FLOYD THE WALL』ということで、これまた楽しみ~。
 尚、“ライヴ絶響上映”では上映作品のリクエストなんかも受け付けてるそうです。
 個人的には、ANVILとLORDIに1票ずつ…!
 WACKENの映画なんかも期待したいけど、集客を考えると難しいでしょうな…。
 
 
[PR]
by naniwametal | 2017-04-12 20:33
<< 副流煙渦巻く~ 羅刹組と初・金伝丸 >>