ダイヤリ
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“Drachen Hauch”味って…?クラブチッタ川崎でFAIR WARNINGを観てきました~。 25周年記念ライヴの第1弾──本日は'93年の初来日公演の再現! とはいっても、所謂“完全再現”ショウではありませんが。 まず“再現”されたのは前半の流れ。 これは羽田での前夜祭とも全く同じでした。 つか、 開演予定時刻を5分ほど過ぎた頃、まだ暗転前にメンバーがゾロゾロ出てくるじゃありませんか。 初来日時もああだったんでしたっけ? ステージ後方にはスクリーン。 いきなりバンド・ロゴが映し出されて、他にどんな演出が…と思ったら、以降もずっとロゴが出たり引っ込んだりするだけ。 昔の映像とか、写真とかをウマく使えたら良かったのにね~。 お客さんの入りは上々。 満員ではなかったようですが、それなりに埋まってたかと。 2階バルコニーから見ている限り、1階フロアの前半分は終始スゲー盛り上がりまくってたし。 メンバーも序盤から張り切りまくり。 (若干1名のみ淡々とプレイしてました…) そこにアンディがいないのは寂しい限りですが。 ただ、サポート・メンバーのニクラスは、少なくともコーラス要員としては最上級の活躍をしていたと思います。 よく通る声質で、難なくハイ・トーンも出せるんですから、何とも頼もしい存在です。 というか、最初トミーの声があんま出てなくて、羽田では絶好調だったのに──どうしたの? この調子で2時間もつ?? …なんて心配してたら、 3~4曲目ぐらいにはかなり持ち直してきて、「The Heat Of Emotion」辺りで、もう完全に本調子に。 というか、明らかに前回来日時よりも調子良かったです。 ところどころニクラスに助けてもらいつつ…とはいえ、トミーももう49歳ですから、あれだけ歌えたら誰も文句ないでしょう。 例のQUEENトリビュート・ショウのロングラン・ツアーで、以前よりも喉が鍛えられたのでしょうか? 動きもキレあったし、客煽りも見事で、ちゃんと「カワサキー!」と言ってましたな。 あ…いや、ドイツ人なのでついつい「カワザキ!」になっちゃいますけど。 観客の反応も凄かった~。 それに感激し、何度も「Amazing!」「What a night!」と叫ぶトミー。 ウレもその横でニッコニコです。 C.C.は日の丸柄に“日本”とプリントされたTシャツにキルトを着用。 要はそれも初来日時の再現ね? (ちなみに、'93年に着ていたキルトは、羽田前夜祭のプレゼント・コーナーで放出!) プレイも実にタイト。 曲終わりにスティックを振り上げてのドヤ顔もイイ感じ。 そんな中、唯一どことなくハジけきれていなかった…のがヘルゲです。 ギター・プレイにもあまり覇気がなく、昨日に引き続きチューニングがあんま安定していなかったようで、内向きのエモーションは何度か炸裂していたものの、速弾きフレーズとか今ひとつ流麗ではなかったし…。 もしかして、以前にやらかした骨折が影響している? それとも、付け爪でのフィンガー・ピッキングにハマり過ぎて、プレイのニュアンス自体が変わってしまったんでしょうか? 少なくとも、流れるように弾くスタイルでは全くなくなっていたのは事実です。 1.Intro:Sunset(SE) 2.Out On The Run 3.Longing For Love 4.When Love Fails 5.Helge G Solo~Eastern Sun(ZENO) 6.Crazy 7.Take Me Up 8.Long Gone 9.The Heat Of Emotion 10.Key Intro~Take A Look At The Future 11.Children's Eyes 12.In The Ghetto(Elvis Presley) 13.The Call Of The Heart 14.Angel Of Dawn 15.Rain Song 16.Hang On 17.P Intro~Still I Believe 18.Sukiyaki(坂本 九) 19.Don't Give Up 20.Angels Of Heaven 21.Save Me [Encore]22.One Step Closer 23.Burning Heart 24.A Little More Love(ZENO) 25.The Eyes Of Rock 「Eastern Sun」の導入インプロは、確か初来日時はアンディがやってましたよね? でも、ロート家の色が濃い曲ですから、実はヘルゲのエキゾティック&スピリチュアルなプレイの方がより合ってました。 「Take Me Up」と「Long Gone」はメドレーのように続けて。 なので、後者のあの印象的なイントロがなく、それはかなり残念…。 「In The Ghetto」から「Hang On」まではアコ・セット。 これまた前夜祭と全く同じ流れです。 (「Follow My Heart」はなかったけど──というか、明日にとっておいた?) 「Angel Of Dawn」でヘルゲは12弦を使用。 「Hang On」はフラメンコ・アレンジ(?)で、ヘルゲはこの曲のためだけに、通常の6弦とは別にもう1本アコを用意していたみたい。 「Still I Believe」は、トールシュテンのピアノ・イントロから、最初ピアノ&ヴォーカルのみでしっとりスタート。 その後バンドが入ってきて、グググと盛り上がり、終盤トミーが観客にサビを歌わせようとしたものの、曲名の部分以外が微妙な結果に…。 「じゃあこの曲は宿題ね。明日はちゃんと歌ってくれよ」とトミー。 みなさん、頑張ってください~。 「Sukiyaki」の前には、最近亡くなったという初期からのファンをトミーが紹介。 天を仰いで「そっちで聴いてるかい?」と叫んで、ちょっとしんみりムードに。 でも、以降の曲を、その故人が初来日時に作ったフラッグをマイク・スタンドに付けて歌ったのは、実に感動的でした。 そして、アンコールで事件が。 「One Step Closer」の導入で、トールシュテンがシンセの音色を間違えて弾き、日本語で「スイマセン…」と言ったのです。 ヴィデオ・シューティングしてるのに、そんなこと言っちゃダメ~! でも、爆笑が起き、ヘンな緊張から和んだ空気になったのは良かった? あと、「Burning Heart」の途中には、どうやらフロントの4人がステージ中央に集まり、並んでプレイするパートがあった…ようですが、すっかりヘルゲが自分の世界に入ってしまい、横目で「何やってんの?」オーラを出しまくるトミーにも全く気づかず、ひとりで黙々と演奏。 その前にもチューニングを気にしてたヘルゲは、色々ちょっとナーヴァスになっていたのかもしれません。 一方、「本当に最後の曲だ…!」と紹介された「The Eyes Of Rock」では、今後はトミーがソロ直前に「ギター!!」と叫んでヘルゲの方を見やるも、ここでソロを執るのはニクラスだったという、ミニミニ・ハプニングも。 この時はヘルゲが、「やっちまったな?」という視線をトミーに向けてました…。 そんなこんなで、開演は17:05頃&終演は19:15頃…ということで、公約通り(?)2時間超の熱演に、ファンはみんな大満足だったのでは? でも、前夜祭で演奏された「Follow My Heart」と「Generation Jedi」はやらず…。 それと、本日は『PIMP YOUR PAST』('16)ヴァージョンでプレイされた曲はなかったようなので(「Long Gone」はまた違うアレンジかな?)、その辺が明日のヒントになるかと。 さてさて、2日目“リアル・ベスト・コレクション”はど~なる??
by naniwametal
| 2017-04-23 04:39
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