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ダイヤリ
by naniwametal


ユーソ、すまん……


 渋谷O-WestでPENDRAGONを観てきました~。

 '78年の結成から、ほぼ40年越しの初来日!!
 もう待ち過ぎて、夢なのか現実なのか…という古株のファンもいたのでは?
 外国人オーディエンスもちらほら。
 …ってか、2名ほどウザいぐらいに盛り上がってました。
 あの人達はイギリスから追っかけて来たんでしょうか?
 そして、ダイゴ・マサユキさんは来場されてた…んかな?

 ちなみに、来日ラインナップは以下の通り。

●ニック・バレット<G,Vo>
●ピーター・ジー<B>
●ジャン=ヴィンセント・ベラスコ<Ds>
●クライヴ・ノーラン<Key>
●ヴェリティ・スミス<Cho>
●ゾーイ・デヴェニッシュ<Cho>

 ジャン=ヴィンセントは最新メンバーで、見た感じは南米系?
 かなりのパワー・ヒッターで、テクは申し分ないけど、ちょっとうるさ過ぎ??
 コーラス隊はオバ…いや、女性2人で、なかなかイイ仕事をしてました。
 で、肝心の御大3名はそれぞれに個性アリ。
 かなりの巨漢になってたクライヴは、基本的に淡々と演奏してて、わりとイメージ通りだったけど、もっと職人っぽいタイプかと思ってたピーターは、そこそこアクティヴで、キャップに赤いスニーカーと、見た目もスポーティ…?
 そして、首魁ニックはお茶目なオヤジでした。
 普段、サーフィンとかモトクロスをやってるというだけあり、ステージ上でも動きが軽やか。
 よく踊るし、アクション大きいし、客煽りも頻発。
 きっと神経質で、ある種“世捨て人系”だろう…なんて勝手に思ってましたが、全然違ってました。

 演奏はドラムが新顔にしては、よくまとまってたかと。
 ピーターは多くの曲で鍵盤も弾き、ペダル・ベースも使用。
 ニックのあのトーンはアルバム通り。
 歪んだリフがちょい弱いかと思ったけど、2階バルコニーだからそう聴こえただけで、下で観たら違った可能性あります。
 ニックのヴォーカルも、正にアルバム通り。
 所謂ヘタウマ系ながら、生で聴くとじわじわ沁みます。
 この声だからこそ…と、ハマっていくマニアが少なくないのも、生で観て初めて納得いきました。
 気になったのは、多くの曲で、プツっと雑に音を切って演奏し終えてたこと。
 そこはプログレっぽくないですな~。

 セトリは下記にて。

1.The Masquerade Overture(SE) 2.As Good As Gold 3.Paintbox 4.A Man Of Nomadic Traits 5.The Shadow 6.Masters Of Illusion 7.King Of The Castle(The Shadow Part 2) 8.Beautiful Soul 9.Faces Of Light 10.Nostrodamus(Stargazing) 11.If I Were The Wind(And You Were The Rain) 12.This Green And Pleasant Land 13.Breaking The Spell [Encore]14.Indigo

 『THE MASQUERADE OVERTURE』('96)の20周年ツアーがまだ続いているのかと思ったら、そうではなく。
 最初、イントロ含め3連打できたから、「をっ…これは!」と思った人もいたかもですが、4曲目に『NOT OF THIS WORLD』('01)から「A Man Of Nomadic Traits」をやって、また『THE MASQUERADE~』に戻ったものの、全曲再現はナシ。
 でもって、1曲もプレイされなかったアルバムもありました。
 本編ラストは『THE WINDOW OF LIFE』('93)からの「Breaking The Spell」で、アンコールでは『PURE』('08)から「Indigo」!
 尚、鍵盤にペダルにコーラスに…と、最も忙しくしていたピーターは、ドラムレスのフォーキーな「King Of The Castle」でアコ12弦もコナします。 それから、「Masters Of Illusion」のエンディングには、ドラム・ソロと言ってイイぐらいの見せ場が用意。
 日本語MCも頑張ってたニックは、何故か「スシ…」と呟くことしばしば。
 「Indigo」では、最後にハンドマイクで熱唱しておりました~。

 そんなこんなで、
 暗転したのは18:59(!)頃&終演は21:02頃だったかと。
 う~ん…再来日は──もう難しいかな??

 
 


by naniwametal | 2017-09-28 11:22
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