ダイヤリ
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GATEはライヴの方が数万倍も凄いのね“現在、世界で最もよく知られた日本のHR/HMバンドは何か?”──そう訊かれたら、あなたはどんなバンドを思い浮かべますか? LOUDNESS? 確かに、 かつて全米チャートでTOP100に2度も食い込んだことがあるLOUDNESSの知名度は今でもかなり高いでしょう。 日本のバンドといえばLOUDNESSしか知らない…という欧米のHR/HMファンも少なくないハズ。 また、 プロ・アマを問わず、ギタリストの間でのアキラ・タカサキの浸透度は、今も相当なものがある…と、'05年の“Earthshaker Fest”でも実感させられました。 でも、 実はそのLOUDNESSに負けず劣らずの国外知名度を誇るバンドがもう1組います。 そう──SIGHです。 まさか…と思う人もいるでしょう。 それも無理ありませんが、 実際に欧米のメタル・ファンと現地で接した時、彼等との会話の中で日本のバンドの話題になると、必ずといっていいぐらいにSIGHの名前が挙がってきます。 しかも、 さしてマニアックには見えない連中が、「日本のバンド? SIGHなら知ってるよ」と普通に言うのですわ。 勿論、 LOUDNESSの名前もよく出ますが、大抵その次に──いや、その前に…ということの方が多い!──出てくるのはSIGHです。 残念ながら(?)、ANTHEMでもOUTRAGEでもUNITEDでもBOWWOWでもありません。 そういったバンドを知っているのは、そこそこの年配メタラーか、意識的に日本のバンドを掘り下げてリサーチしているマニア連中でしょう。 少なくとも個人的な経験上はそうでした。 他によく名前が挙がるのは、DEFILEDやSABBATといったところか、最近では、DIR EN GREYとかMUCCといった所謂“Japanese Visual-Kei”だったりします。 あるいは、もはやメタルの枠を飛び越えて、「少年ナイフ!」…なんて言われることもありますけど。 きっとSIGHも、 最初はアンダーグラウンドのネットワークでじわじわとその名が広がっていったのだと思われます。 実際、 当初は“世界で最もよく知られた日本のブラック・メタル・バンド”でしかなかったし。 しかし、 インターネットの普及に伴い、情報発信においてメジャーもマイナーもなく、誰でも簡単にマニアックな世界へ踏み込めるようになり、状況は変わりました。 …って、 SIGHの場合は、まだ雑誌メディアが重要な情報源だった時代から、どんどん海外に打って出ていたこともあって、実のところ、以前からかなり広く知られていたのですけど。 もしかして、 それを知らなかったのは日本人だけかもしれません…。 そんなSIGHが、この6月にニュー・アルバムをリリースしました。 『HANGMAN'S HYMN』とタイトルされたこのコンセプト・アルバムは、ここしばらくサイケの世界へ遊び入っていたSIGHが、久々にシンフォニックなブラック・メタルの奈落へと舞い戻ってきた、正に重要作です。 さらに、 『HANGMAN'S HYMN』リリース後、下記ラインナップとなったバンドの現状もすこぶる良さそうな感じ。 ●川嶋未来<Vo,key> ●Mikannibal<Vo,Sax> ●石川慎一<G> ●藤並 聡<B> ●原島淳一<Ds> ライヴ活動も意外に(?)順調で、今年に入ってからもう東京で2回もライヴがあり、4月にはノルウェーで開催された“Inferno”フェスティヴァルへ呼ばれ、IMMORTAL、SODOM、ZYKLON、BRUTAL TRUTHといった錚々たるメンツと共演。 さらに、 この夏にもまた、東阪でライヴが予定されてるそうです。 そんなSIGHのリーダー、川嶋未来にインタビューを申し込んでみました。 最近のSIGHの状況、川嶋のバンド哲学、そして今後…などについて訊いています。
by naniwametal
| 2007-07-16 03:29
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