ダイヤリ
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CDの山、壁、雪崩との格闘の日々…沼袋サンクチュアリでSLAVIORを観てきました。 この日はオープニングが2組。 まず、 トップを務めたのはINSPIRE。 NOVA-ERAとかMASTERMINDとかBLASDEADとかSIEGFRIEDとかのメンバーが集まった5人組です。 この日はベースの上田邦昭がイイ感じのグルーヴを出してました。 ヴォーカルの杉乃@NOVA-ERAも、いつも通りにちっちゃい体で頑張って熱唱してましたが、ほのぼのMCがどうもアマバン臭さを感じさせるのが難点かも。 あと、 ドラムスの矢野貴資@BLASDEADにはもうちょっと安定感が欲しいところ。 ラス曲「Under The Fire」では、いきなり表と裏がひっくり返ってたし…。 1.SE~Injured Feathers 2.Desperate Child 3.Unfair 4.Don'ttouch Memories 5.Outsider 6.Double-Dealt 7.Under The Fire …で、 2番手は五人一酒。 ニュー・ドラマー、山口“ガクガク”岳が入ってまだ2回目のライヴだったのですけど、もうすっかり馴染んでて、のっけからバンド・サウンドに凄まじい存在感が漲ってました。 ところどころで高橋“ふ~みん”史男のギター・ワークにキレがないのが気になったものの、バンド全体としてのまとまりには目を見張るものがあり、 本来このバンドに求められている情念パワーがガッツリ発揮されていたのです。 ヴォーカルのまっつんもよく声が出てたしね。 1.狂骨の夢 2.経文刻印身体 3.そして、無に帰す 4.人媒花 5.無礙の人 そんでもって、 当然トリはSLAVIORですよ。 元WARLORD、元FATES WARNINGのマーク・ゾンダー<Ds>を中心に、元SEVENTHSIGN、元TRIBE OF GYPSIESのグレッグ・アネイラ<Vo>、MSGのウェイン・フィンドレイ<G>、そして、(元?)RING OF FIREのフィリップ・バイノ<B>という4人組です。 そのサウンドはヘヴィでグルーヴィでエモーショナル。打ち込みなんかも使ってて、プログレ要素は思ったよりも薄いものの、楽曲の端々からプレイヤー志向の強さがひしひしと伝わってきます。 流石はツワモノ・ミュージシャンの集合体だけあり、パフォーマンスも堂々としたもの。 タイトかつパワフルにビートを叩き出し、時にテクニカルなフィルもキメまくるゾンダー先生は、結構淡々とプレイしつつも、そのオーラは強力! ヴォーカルのグレッグも、派手さはないものの歌のウマさは疑うべくもなく、MSGではサイド・ギター&キーボード担当として地味にプレイしている(いや…持ち前のアメリカンな豪快さはMSGでも感じられるけど)ウェインも、アグレッシヴに“顔で”弾きまくり。 あと、 新参メンバーのフィリップに関しても、演奏面での心配などあろうハズがございません。 よって、 最初はやや様子見的だった観客も、グイグイとバンドのペースにのせられていって、ほぼデビュー作の収録曲順通りにセットが進んでいく中、終盤にはかなりの盛り上がりとなっていました。 さらに、アンコールでは意外なカヴァーが! (残念ながら、FWぢゃありませんけど…) 1.SE~Origin 2.Shatter 3.Swept Away 4.Altar 5.Another Planet 6.Deeper 7.Dove 8.Red Road いやいや、 それにしても、こんなカタチでマーク・ゾンダーのドラミングがこんなにも間近で観られる日が来るとはね~。 正直、 動員的にはそこそこといった感じでしたが、今回は来日があったコトすら知らなかったという人が多かったと思うし、これを次回につなげられればイイのでは? ちなみに、 前日のアキバ公演では、SPOCK'S BEARD、GPSの奥本 亮<Key>が二胡奏者と組んだデュオが共演したとか。 う~ん…そっちも観たかった~。 では、また。
by naniwametal
| 2007-08-25 13:40
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