ダイヤリ
by naniwametal


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アルカトラズに他の聖典は揃ってたの?


 どこまでイケるか“W:O:A 2009”報告──前夜祭が明けて、やっとこさフェス初日(7/30)~。

 …って、
 明け方にふと目を覚ますと、バケツを引っくり返した…どころではない、と~んでもない大豪雨!!
 「うわ~、終わった!!!」…と焦りつつも、半ば放心状態でボ~っとしてるうちに、また睡魔に襲われて眠ってしまい──次に目が覚めたら、何故か…すっかり晴れ渡ってました。
 何ぢゃそれは??
 まぁ、良かったですけどね。
 あのゲリラ豪雨が夢ではなかったのは、足元に幾つも水たまりが出来ていたことから明白。
 つか、夢だったら良かったのに~。
 いやいや、今年はまた雨に祟られるのかと、その時はかなり憂鬱モードだったのですけど、以降、殆ど雨は降りませんでした。
 とりあえず、'05年の再来とはならなくて良かった~。


 そんなこんなで──開演時刻の11時amになったんで、
 まずはPartyステージへと足を運ぶと、いきなり朝イチからこのバンドってのがスゲーですわ。


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 言わずと知れた、元祖グラインド・コアのNAPALM DEATH

 メイン・ステージを後回しにして、何はともあれ、Partyステージのオープニングを任された彼等の元へやってきたのは、
 WOAでは、フォトピットで写真撮影可なのが、基本的にアタマ3曲だから。
 言うまでもなく、ナパデは短い曲が多いんで、たとえメイン・ステージを0.5曲で終わらせて、大急ぎで移動したとしても、もしどアタマから「You Suffer」「The Kill」「Life?」の3連発なんてやられたら、到底間に合わないでしょ?
 まぁ、流石にそれはなかったけど、毎度激烈な彼等のショウは、いい意味で相変わらず。
 バーニーの立ち姿は、'07年にココ(あの時はメイン・ステージだったと思う)で観た時と、腕の角度までほぼ同じだったんで──他のメンバーも同様でした──とりあえず1曲だけ観て、すぐにBlackステージへ。

 そこでプレイしていたのはノルウェーのブラック・メタラー、VREIDでした!


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 彼等のショウを観るのはこの時が初めて。
 WINDIR&COR SCORPIIのメンバーから成る4人組で、民族色も少しあるメロブラ…というイメージだったのですけど、大体そんな感じ。
 近作では、もうちょっとグルーヴィなこともやってる…のかな?
 でも、殺伐としたムードはしっかり堅持していたし、観客の殆どが求めているのが暗黒路線だということは、当のバンドもよ~く分かっていたようです。

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 ただ、火柱なんかも使いつつ、白塗りとかはやってなくて、フロントのストゥーレ<G,Vo>なんて、ちょいムサ苦しいものの、メニア女子の受けは良さそう…?
 あ~でも、後半は朝飯食いながら眺めてるだけだった…かも。 

 続いて、
 11:45からTrue Metalステージの先陣を切るのは、何とこの大ベテラン!!


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 そう、英国の重鎮UFOです。
 ヴィニー・ムーア加入後、初めて観ましたが、いきなり新作『THE VISITOR』('09)から、ブルージーな「Saving Me」とは…。
 まず驚いたのが、フィル・モグの老けっぷり。
 そりゃ、キャリア40年なんですから、老けてて当然なんでしょうけど、まるで、営業開始直後の銭湯によくいる893の親分みたいな貫禄たっぷりなルックスに、“ししし…シブいなぁ”と。


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 ヴィニーは頭の中にあるイメージよりも丸くて──でも、演奏はめっさ流麗。

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 マイケル・シェンカー時代の楽曲も、オリジナルの味わいを損なわず、嫌味なく完璧に弾きコナし、オープニングの「Saving Me」や、「I'm A Loser」なんかでは、スタンド固定のアコギも弾いてました。
 オリジナルの味わい健在…という点では、この人の存在も忘れるワケにはいきません。

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 ポール・レイモンドです。
 キーボード兼ギターがこんなに似合う人は他にいるでしょうか?
 それにしても、
 UFOが午前中に演奏開始…って、フツーに考えたら凄いですわ。
 真昼間に聴く「Love To Love」とか、マヂ沁みまくりでしょう~。

1.Saving Me 2.Daylight Goes To Town 3.This Kids 4.I'm A Loser 5.Hell Driver 6.Lights Out 7.Love To Love 8.Too Hot To Handle 9.Rock Bottom

 “Lights out…lights out in Wacken!”…とは歌わなかったように思うけど、実際はどうでしたっけ?(…って、まだ昼間なんでね)
 期待した「Only You Can Rock Me」はナシ。
 フィルは昔のようには歌えなくなっていたものの、衰えを“味”に変えての燻し銀の歌唱に、終始シビれっ放しでしたわ。
 いつか日本で、現メンツのフル・ショウをジックリ観たいモノですな~。

 …って、
 すっかり記憶の彼方だったんですけど──そんなUFOの終盤に、どうやら気まぐれでW.E.T.へ寄っていたようです。
 この写真見るまで、スッカリ忘れてましたが…(汗)。


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 え~と、
 “Metal Battle”のイタリア代表、ブラック・メタラーのADEです。
 何ら前情報ナシに覗いてみたら、いきなりウードを抱えたメンバーがいたんで、そのまま突入した模様。
 ただ、
 あんま民族色は濃くなくて、ウードは曲間とかイントロにSE的な使い方をしていた…という印象。
 (他にも何やら民族楽器を足元に置いてて、激烈パートでもそれらを弾いてたけど、殆ど聴こえなかったし…)
 なので、3曲ほど観てアッサリ退場~。
 テントの外へ出ると、「Rock Bottom」で盛り上がるUFOが、まさにエンディングを迎えようとしていました。
 その後、ADEが民族色バキバキな曲をやらなかったことを祈る…。

 すると、
 何だカンだで、13時になろうとしてたので、再びPartyへ移動して、このアジア~ン・バンドを観戦~。


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 タイのスクリーモ4人組、RETROSPECTです。
 これまた事前情報ゼロで観に行ったのですけど、思いの他プレイとか安定してて、エモなメロディもところどころアジア~ンな感じで、パフォーマンスも堂々としてましたよ。
 あとで調べたら、タイではスゲー人気なのだそうで。

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 そんな彼等を、WOAのオーディエンスがどれぐらい認知していたのかは定かではありませんが、予想以上に盛り上がってたと思います。
 でも…もしかして、日本のバンドだと思って観てた人もいたかも?
 (母国語のナンバーもあったハズですけど、判別出来るとは思えない…)
 つかね、
 個人的には、あまりにポップな(?)ドラマーのルックスがツボにハマりまくり…♪

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 スクリーモって奥が深い…とか思いつつ(?)、程なくして、Blackステージへ。
 すると、
 欧州では大人気の、このバンドが激烈に轟音を吐き出しておりました~。


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 地元ドイツのブラック・メタラー、ENDSTILLEです。
 これまでに何度かWOA出演を果たしているハズですが、初めて観ました。
 ここ何年も、WOAの会場でこのバンドのTシャツを着てるヤツがやたら目に付いていたので、かな~り気になっていたのですけど、やっと観れた…って感じです。
 但し、さして特別な個性があるワケでもなく、ひたすらブラストでノイジーに爆裂しまくりなサウンドは、真性のメニアぢゃないと、ちょっとキツいかも…。

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 ガッツリ白塗り&血みどろ&トゲトゲで、どことなく軍隊ノリを感じさせるのが個性かも…って、
 あんまよく分からないのですけど(弱)。

 ともあれ、
 合間にTシャツとか買ったりもしてたので、一旦、荷物を置きに行くか…と、駐車スペースへ戻ってみると、すぐ向かいに、何やら見たことあるヤツらが…。
 うわ…さっきW.E.T.で観たADEの連中ぢゃないですか!
 何と、お向かいさんだったとは。
 ちょうど、民族楽器担当のヤツがウードを仕舞うトコだったんで、ちょい声をかけて話してみたら、
 その手の楽器のメニアだそうで、「日本の三味線を弾いたことがあるよ!」とか言ってるし。
 「さっき足元に置いてた楽器は?」とも訊いてみたけど、よく分かりませんでした…。
 つか、ウードも最初、全く別の発音で、何度か訊き直したら、「あ…もしかして、ウードと言ったら分かるかな?」と。
 もしかして、それまでペルシャ語の“バルバット”と言ってたのかもしれません。
 ともあれ、
 これも何かの縁なので(?)、メンバー全員で記念撮影を。


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 ヴォーカルのヤツったら、まだ血糊を落としてませんね~。
 なのに、他のメンバーはみんな笑顔だし…。
 そんでもって、
 ADEの連中に「これからも頑張ってね~」とか言いつつ、次のバンドに備えて、ワタシは再びフェスティヴァル・エリアへと向かうのでした~。


 では、また。
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by naniwametal | 2010-06-29 00:41

ハイ・トーン出るよう宇宙人と交信中?


 こんにちは。

 一体いつ振り…って感じの“W:O:A 2009”報告──この期に及んで久々に復活です。
 前回どこまで進んだのか忘れるぐらいだったんですけど、何とまだ、前夜祭が終わってないんですね~。
 正直、フェスの記憶も遥か彼方ですが、まぁイケるトコまでイキましょ~。


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 確か──前夜祭の午後9時過ぎのことでした。
 RUNNING WILDのショウを途中で振り切って、LACUNA COILを観るべく、Partyステージまで移動してきたんですけど、
 その途端、急激に天気が悪くなってきて、あっという間に豪雨ですよ…。
 もしかしたら、雷も鳴ってたかもしれません。
 あまりの雨の激しさに、LCもショウ開始を遅らせることにしたようで、予定時刻の午後9時半を過ぎても、何ら動きナシ…。
 この時、一番キビしかったのが寒さ。
 雨は予想してたから何とかなったけど、ただジッと雨宿り状態だと、どんどん体が冷えてきて、シャレになりません。
 幸い、土砂降りはそう長くは続かなかったので、程なくしてLCのショウがスタート!
 (…と思ったら、スクリーンにイントロダクションとしてVTRが流れ、その間またまた寒さに震えて待つことに

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 何故だかこの日は、
 クリスチーナ以上にアンドレアの活躍が目立ってました。
 彼のヴォーカルがフィーチュアされた曲が多めに選曲されていたからかもしれませんが、何だかヤケに張り切ってたような…。
 セット・リストはもはや記憶の彼方ながら、少なくとも、序盤は『KARMACODE』('06)の曲中心だったことは憶えてます。
 最新作『SHALLOW LIFE』('09)のヨーロッパでの評判がどうだったのかはよく知りませんが、どっちかというと、後半に新曲を固めたセット・リストは、何を意味するのでしょうか?


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 個人的には、
 『SHALLOW LIFE』の曲がライヴでどう再現されるのか、興味あったものの、LCはまた日本でも観られるかもしれない…と、3~4曲ほど観て、メイン・ステージへ逆戻り。

1.VTR Intro 2.SE~Fragile 3.Fragments Of Faith 4.Closer 5.I'm Not Afraid 6.Swamped 7.I Like It 8.I Won't Tell You 9.Heaven's A Lie 10.Enjoy The Silence(DEPECHE MODE) 11.Not Enough 12.Spellbound 13.Our Truth 14.To The Edge 15.Survive


 すると、
 RUNNING WILDのショウもぼちぼち終盤に向かってて、「Branded And Exiled」だか「Raise Your Fist」だかでガッツリ盛り上がりまくり。

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 続いて、マイ・フェイヴァリットな「Conquistadores」が最後から2曲目にプレイされ、オーラスは「Under Jolly Roger」!!
 凄まじい大合唱が起こり、海賊最後の大航海はいよいよ大団円を迎える…。
 あ…でも、
 あんましんみりしたムードはなくて、ロルフ達も意外に淡々としていたように見えました。
 当然、やりきった…との思いもあったと思いますけど。

1.Chamber Of Lies(SE)~Port Royal 2.Bad To The Bone 3.Riding The Storm 4.Soulless 5.Prisoners Of Our Time 6.Black Hand Inn 7.Purgatory 8.Battle Of Waterloo 9.Raging Fire 10.The Brotherhood 11.Draw The Line 12.Whirlwind 13.Tortuga Bay 14.Branded And Exiled 15.Raise Your Fist 16.Conquistadores 17.Under Jolly Roger


 その後、
 30分ほどのインターヴァルを挟んで、いよいよ“True Metal”ステージに本日のトリが登場~!

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 ディオ、アイオミ、バトラー、アピス──そう、HEAVEN AND HELL!!
 ステージ上にはスクリーンが設置され、水晶玉を戴く柱が並んで、暗黒ムードを盛り立てます。
 お馴染みSE「E5150」からスタートした1曲目は、「The Mob Rules」でした~。
 例によって、あんま動かないアイオミ。
 やっぱり大人しめのバトラー。
 2人とも、派手に叩きまくるアピスとは対照的とはいえ、その存在感はやはり圧倒的。
 さらに、
 65歳を過ぎても尚、パワフルに歌い上げることが出来るディオは、正に超人としか言いようがありません。
 この時はまさか、病魔が彼に忍び寄っているなどとは、思ってもみなかったワケで…。


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 その後、
 新作『THE DEVIL YOU KNOW』('09)から、「Bible Black」「Fear」「Follow The Tears」…と3曲もプレイされたこの日、『DEHUMANIZER』('92)収録の「Time Machine」に加えて、アンコールでは、『MOB RULES』('81)から「Country Girl」が飛び出し、その瞬間、スゲー大歓声が沸き起こったのを憶えています。
 まぁ、「Country Girl」はワン・コーラスだけで終わって、そのまま「Neon Knights」が始まったのですけどね…。


 そういえば、
 途中でちょい中ヌケして、W.E.T.へ行き、GRAND MAGUSを観たんですけど──

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 ──これがビックリするぐらいに地味で、決してH&Hと比べるつもりなんてなくても、あまりに素人臭いショウ運びに萎え萎え…。
 JBとか、スピベガで観た時とはあまりに違う薄~い佇まいに、最初マヂで別人かと思いましたもの。
 つか、彼等もまさかH&Hの真裏でプレイするとは思ってもみなかったでしょう。
 あ…だから、あんまヤル気なくてダメダメだったのかな?
 う~ン…どうでしょう??

1.Intro~Lodbrok 2.Wolf's Return 3.The Shadow Knows 4.Hovding 5.Iron Will 6.I Am the North 7.Kingslayer 8.War Pigs(BLACK SABBATH) [Encore]9.Blood Oath 10.Ulvaskall(Vargr)

 尚、
 上記セット・リストは、ステージ前に貼ってあったのを丸写ししただけなので、実際にアンコールまで全曲やったかどうかは不明…。
 それにしても、ラストに「War Pigs」やったとしたら、なかなか根性ありますな~。


 そんなこんなで、10回ほどシャッターを切って、またすぐにメイン・ステージへ戻ってきたのですけど、
 その時、H&Hがプレイしていたのが「Time Machine」だったような…。

1.E5150(SE)~The Mob Rules 2.Children Of The Sea 3.I 4.Bible Black 5.Time Machine~Ds Solo 6.Fear 7.Falling Off The Edge Of The World 8.Follow The Tears 10.G Solo~Die Young 11.Heaven And Hell [Encore]12.Country Girl(Excerpt)~Neon Knights


 結果的に、あんまスクリーンは効果的に使われることなく、各アルバムのアートワークをモチーフにしたチープなアニメーションが映し出される程度だったものの、
 『MOB RULES』のあの拷問吏や、『THE DEVIL YOU KNOW』の悪魔クンがうねうね動く姿は、何となく印象に残ってます。
 また、選曲には少々不満アリ&今回こそ「Turn Up The Night」が聴きたかったけど、それはまた次回に──きっと来日公演もあるだろうし。
 …と、現場ではフツーにそう考えていました。
 それなのに……。

 このショウから約3ヵ月後──ディオは胃癌を公表。
 その時点では早期癌とされ、既に次のツアー日程も出されていたため、多くのファンが、またすぐに戻ってきてくれると確信していました。
 しかし…。

 2010年5月16日午前7時45分、ロニー・ジェイムズ・ディオ永眠。
 享年67──あまりに突然の訃報に、みんな信じられない気持ちでいっぱいだったでしょう。
 実際この“WOA 2009”のステージでは、軽く“LOUD PARK 07”を上回る、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのですから…。

 R.I.P.


 では、また。


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by naniwametal | 2010-06-20 00:40

イロイロ世知辛いな~


 取材まとめ:その2。


 まずは、6月初旬の“Extreme the DOJO Vol.25”──例によって、ライヴ当日のリハ後に3組ともYG取材しました~。

 最初はOBSCURAのシュテフェン(左)&クリスティアン。

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 元NECROPHAGISTの後者──何と、元MAJESTYでもあります。
 あの“Magic Circle Festival 2008”でのMAJESTYとしての最後のショウでプレイした…そうで。
 (その後、MAJESTYはMETALFORCEに改名)
 でも勿論、2人とも本当にハマっているのは、プログレッシヴ・デス・メタル。
 しかも、SIEGES EVENのギタリストにギターを習っていたことがある…というのもスゲー!
 とりあえず、素朴で実直な若者達でありました~。


 続いては、CELTIC FROST崩壊に伴う暗黒の灰の中から生まれた…TRIPTYKON

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 言わずと知れたトム・ゲイブリエル・ウォーリア(左)&ヴィクター・ザントゥラです。
 驚いたのが、トムがめっちゃ紳士だったこと。
 怖い人かと思ってたけど、全くそんなことなくて、ひとつひとつの質問に凄く丁寧に答え、語り口にインテリっぽさをにじませつつ、どんなことも滔々と語ってくれます。
 それでいて、ひたすらひとりでしゃべりまくるタイプでもなく、自分の考えがちゃんと相手に伝わっているかどうか、逐一確認しながら…ってところからも、意外なぐらいの誠実さと謙虚さが伝わってきました。
 一方ヴィクターは、そんなトムを師匠か先生といった感じで立てつつ、自分が話す段になると、論理立てて何でもしっかり語るタイプ。
 ステージ上でのアグレッシヴな佇まいが嘘のように、静かで物腰の柔らかい青年でありました。


 そして、最後は勿論…NILE!!

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 お馴染みカール・サンダース(左)とダラス・トーラー=ウェイドです。
 前者はヤケに赤ら顔&しゃべり口調もゆっくりめで、ちょっと酔っ払ってるようにも見えましたが(まさか…ラリってた??)、話してる内容は至極マトモだし、何度もオヤヂ・ギャグを挟みつつも、なかなか深い内容を語ってくれました。
 後者も、ストイックな内面性を感じさせながらも、時折チクリと鋭い発言が飛び出して、流石の貫禄。
 ビッグになった今でも、決して基本を忘れず、常に努力や鍛錬を怠らず、練習を欠かさず、いつ何どきも本気でバンドに取り組む…というのにも、思わず納得ですわ。
 ローマは1日にして成らず──あれだけ凄いことがやれるのは、やっぱりそれなりのことをやっているからこそ…なんですね~。


 …で、
 DOJOとはうって変わって──つい最近やったERP取材も。

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 そう──エディ・ジョブソンのTHE ULTIMATE ZERO PROJECTに参加していたビリー・シーンです!
 取材は東京公演2日目のリハ後に行なわれたのですが、彼に直インタビューするのは何気に今回が初めて。
 しかも、MR.BIGでもNIACINでもなくて、プログレのプロジェクトの一員として…ってのがちょっと不思議な気分でした。
 まぁ、当然ビリーはいつも通りのビリーなんですけどね。
 そんなこんなで、話題は今回のライヴからいつしかTALASに…。
 でも、取材時間は30分なので深い話は訊けず、やっぱりメインはジョブソンとかプログレの話題。
 あ…でも、「See Saw」についての裏話とかは面白かったです。
 ちなみに、MR.BIGはこの秋から新作のレコーディングに入るのだとか。
 UZPの未来については──やはり、全てはジョブソン次第…だそうです。


 では、また。
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by naniwametal | 2010-06-19 03:21

酸梅湯早く煮出したい~


 5月以来の取材をやっとこまとめ:その1。


 まずは、5月下旬にカップリングで来日したこの2組のリード・ギタリストにYG取材~。

 THE BLACK DAHLIA MURDERのライアン・ナイトと──

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 ──UNEARTHのバズ・マッグラスです。

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 前者は'08年にジョン・ケンパイネンの後任として加入した新参メンバーで、元ARSIS。
 これがYG初取材です。
 何となく控えめな表情通り、あのお茶目な酔っ払い軍団TBDMのイメージにはそぐわず、その佇まいはヤケに大人しく落ち着いてました。
 ステージでも結構地味めにプレイしていたように、オフでもわりと淡々とした印象。
 まぁ──真摯に取材を受けてくれたとはいえ、ライヴ後に一緒に呑んだワケではないので、もしかしたらハメ外す時はスゴいのかもしれませんが…。
 …って、
 ホントは相棒のブライアンも同席する予定だったのに、直前に「ダウン状態なんで…」ということで、急遽ライアンひとりのインタビューとなりました。
 実際ブライアンは、極度の二日酔い…かと思いきや──勿論、それもあるんでしょうけど──それ以上に時差ボケが酷かったみたい。
 その後のライヴ本番では頑張ってたものの、終演後に会ったらマヂで相当具合悪そうだったので…。

 一方、後者は2回目のYG取材。
 …って、
 コッチもホントはケンも同席の予定が、担当氏から直前に「え~と…バズひとりで」と。
 但し、ケンは特に具合悪いとかではなかったようなので、単に“嫌んなっちゃった”…のかも??
 まぁ、バズがしっかり沢山しゃべってくれたし、機材ネタとか、実にYGらしい取材にはなったのですけどね。
 尚、上記2人の記事は次号に掲載される予定です~。


 続いては、5月末に行なわれた“FINLAND FEST 2010”。
 こちらもYG取材3連発となりました~。

 まずは、
 トリのPOISONBLACKから、ヴィレ(左)とヤンネ。

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 2人してタバコをくゆらせながら、リラック・ムードで色々と話してくれたのですが、どっちもすこぶる真面目。
 ヴィレとか、何となく答えをはぐらかしたり、皮肉タップリに発言したりするのかと思ったら、全然そんなことなく、淡々としつつも、どの質問にも丁寧に答えてくれましたし、
 相手の目をしっかり見て話すタイプのヤンネは、言葉を選びながら、自らのプレイ哲学を熱く語ってくれました。

 続いては、
 4組の中では一番のベテラン──TAROTのヒエタラ兄弟。

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 NIGHTWISHでもお馴染みのマルコ(左)&兄のサッカリーです。
 彼等には、前回プロモ来日時('94年…でしたっけ?)にもインタビューしたんですけど、YG取材は今回が初だったと思います。
 彼等も揃って喫煙派…って、マルコはタバコ吸ってるのに、あんなスゲー声をずっとキープしてるんかい!
 きっと声帯がフツーぢゃないんでしょうな…。
 とにかく、2人ともしゃべりまくるので、たった30分では訊きたいことの半分も訊けず、何とかイッパイ質問をぶつけたものの、ややまとまりのない結果となってしまいました…。
 それでも、キャリア組ならではの含蓄のある言葉が沢山飛び出したし、サッカリーとかガッツリ本音でしゃべってくれたので、なかなか面白いインタビューだったと思います。
 ちなみに、TAROTでもNIGHTWISHでもベーシストのマルコですが、昔からいつもアコギは必ず自分で弾く(&サッカリーもその腕は認めている)ギタリストでもあるのでした~。

 そんでもって、
 このバトル・メタラー(@ノー・メイク!)にも初インタビュー!!

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 そう──TURISASのマティアス(右)&ユッシです。
 彼等の場合、ギター誌の取材とはいえ、やはりメイン・ソングライターでもあるマティアスを外すワケにはいかないだろう…ってことで、2人揃ってタップリ話してもらいました。
 あの低音で熱く語るマティアス&終始ニコニコしながらゆっくり話すユッシ…と、全くタイプが違うのも予想通り。
 彼等もこれがYG初登場ということで、基本的なデータから曲作りについて、オーケストラルなバンド・サウンドの中でのギターの役割…といったこと等を話してくれました。
 既に制作に取り掛かっている次作についても少し話してくれたんですけど、どうやら『THE VARANGIAN WAY』('07)のコンセプトを受け継いだ作品になるようです。
 め~っさ楽しみですね~!

 そんなこんなで、
 残念ながら、BEFORE THE DAWNのみ取材がなかったんですけど、もう3バンドだけで充分お腹イッパイでしたわ~。
 あと、このフィンフェス取材のYG掲載は、ページの都合なんかで、もしかしたら次々号まで送られる…かもとのことです。
 ジックリお待ちください~。


 では、また。


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by naniwametal | 2010-06-18 23:59

昼から大蒜マシマシは…


 渋谷O-Eastで“Eddie Jobson And The Ultimate Zero Project 2010 Japan”を観てきました~。

 UKZを観逃してたんで、今回は行かなきゃ…と思ってたら、何ともすげーメンツ!

●エディ・ジョブソン<Vin,Key>
●マーク・ボニーラ<G,Vo>
●TJ・ヘルメリッチ<G>
●ビリー・シーン<B>
●マルコ・ミンネマン<Ds>
●マイク・マンジーニ<Ds>

 なるほど感じアリ、意外さもアリ…ですな。
 唯一、TJって人は知らんかったのですけど、エイト・フィンガー・タッピングの達人&エンジニアとしても敏腕で、スコット・ヘンダーソン、ブレット・ガースト、フランク・ギャンバレなんかとも絡んでいるとか。
 つか、何でツイン・ドラムなのかよく分からんけど、とりあえず、“KREATOR vs ANNIHILATOR”なんで(“NECROPHAGIST vs EXTREME”?)、メタラーも要チェックですな!
 ベースはTALASだし~♪

 いやいや、飽くまで主役はジョブソン。
 なので(?)主にU.K.の曲をやるんですけど、ツイン・ドラムはマヂ圧巻でした…!
 他には、KING CRIMSONは言うまでもなく、ボニーラがいるからか、EL&Pまで飛び出しましたよ!
 …って、
 当然ながら、TALASはナシ──NIACINも…。

1.SE~Pizz Vln~B Solo~Indicipline:Intro(KING CRIMSON)~Presto Vivace(U.K.) 2.In The Dead Of Night(U.K.) 3.Bitches Crystal(EL&P) 4.Starless(KING CRIMSON) 5.Carrying No Cross(U.K.) 6.Key Solo 7.Alaska(U.K.) 8.Danger Money(U.K.) 9.Ds Solos 10.Nevermore(U.K.) 11.Caesar's Palace Blues(U.K.) 12.Sahara Of Snow, Pt. 2(U.K./BRUFORD) [Encore]13.Red(KING CRIMSON) 14.The Only Thing She Needs(U.K.)

 当初、『ZINC』('83)からもやるのでは…とか、MAHAVISHNU ORCHESTRAも(?)…とか噂されてたみたいですが(??)、結局はUKZの曲もやら…ず。
 (もし、ソロとかでやってたらゴメン…)
 それでも、直接ジョブソンとは関係ない曲までプレイしたのは、本人曰く「このプロジェクトはUKZとは違う。だから、ツアーの度に(メンツも?)変わるし、影響を受けた曲を、古いプログ・ロックへのトリビュートとしてやりたい」…からだとか。
 それにしても、「Bitches Crystal」は意外でした。
 MCで“TARKUS”という言葉が出た時、「!!」と思ったら、「あれあれ~?」…と。
 ボニーラの歌は、最初「In The Dead Of Night」で、「をを!!」とか思ったのに、「Carrying No Cross」とか、かなり音程がヤヴァくて、音域が微妙に合わないのか辛そうな曲もあったし──もしや、モニターがちゃんと返ってなかったんでしょうか?
 でも、カンペとか使ってませんでしたね? それはメチャ偉い!
 &「Caesar's Palace Blues」とか「The Only Thing She Needs」が、よりファンキーになってたのも面白かったです。
 TJは敢えて(?)完コピせず、何かと手癖で雰囲気モノに逃げてるようなところも見受けられたものの、ホールズワースっぽいフレーズはやはりハマってたような。
 あと、フィードバックの最良ポイントを得るためか、やたら座り込んでたのも、ちょっと気になりました。
 ドラム・ソロは、まず交互にどんどん技を繰り出し(つなぎで「Salt Peanuts」やってた??)、最後は一緒に叩きまくり…で、約15分に及ぶ長丁場に。
 流石に長過ぎて途中で飽きかけたけど、ミンネマンが曲芸風パフォーマンスにてスティック落としまくって苦笑しきりな場面で、ウマいこと惹き戻されるし。
 また、終盤に披露された「Nevermore」は、ジョブソンによると、「U.K.のライヴでは遂にやらなかった曲」ながら、「今宵は素晴らしいギタリストが2人いるのでやってみよう」…と。
 尚、その「Nevermore」はマンジーニ抜きで、「Bitches Crystal」はTJ抜きで演奏されました。
 そんな中、とっても気になったのが、やたらビリー・シーンが目立たないこと。
 登場時にソロをやった以外、基本的にバッキングに徹し、いつものブッとい音も出さずに、CRIMSONナンバーでベースが主役を張る展開部なんかでも、何故か抑え気味にプレイしてました。
 いやいや、あんなに前へ出てこない彼を観たのは初めてかも。
 流石にアンコールの「Red」ではノリノリで、思わずアクションも大きくなってたものの、最後までステージ前へ出てくることはありませんでした…。

 そんなこんなで、2時間と5分ほど。
 た~っぷりと“大御所がテク全開で迫る…これがプログレ!”を堪能しましたですよ。
 終始ドラムスの2人が愉しそうだったのが、特に印象に残りました。
 それにしても、何でジョブソンは──ヴァイオリンを置いてキーボードに向かう際も必ず弓を持っていて、シンセの上に弓を置いてから弾き始めるのでしょうか?
 (&明日はセトリ変わるのかな~??)


 では、また。
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by naniwametal | 2010-06-17 04:38

シメは当然、煮込みライスで


 沼袋サンクチュアリMARGE LITCHを観てきました。


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 彼等については、未だにプログレのイメージがあり、現ALHAMBRAのメンバーが元在籍…といったイメージも強いかもしれませんが、
 今のMARGE LITCHは正真正銘のHR/HMバンドです。
 まぁ、プログレ要素がないというワケではありませんが、それは昔のTERRA ROSAがそうだったのと同じ。
 言うなれば、大作主義もアリな様式美HR/HMってところでしょうか。
 ただ、各メンバーのパフォーマンスはわりと地味めで、全員それぞれの持ち場を離れることはなく、自らの演奏に専念…といった感じ。
 それでも、月本美香<Vo>による関西弁交じりのMCがほのぼのしてるんで、ひたすら淡々…といった印象はないのですが。

 驚いたのは、ALHAMBRAの世良純子が観に来ていたこと。
 しかもこの日は、世良も歌っていたバンドのテーマ曲(?)「Marge Litch」がプレイされるといったサプライズ(?)も。
 以前とは大幅にアレンジが変わってたそうで、これまたHR/HM色が強くなっていたものの、実は元々コッチが原型かというぐらいに違和感ありませんでした。


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 演奏面では、以前に観た時よりもアンサンブルにバラつきがあり、個々のプレイも幾分ラフに思えたのですが、そう大きな問題ではなかったと思います。
 でも、果敢に速弾きに挑戦するよりは、ギター&シンセとの掛け合いも含めて、もっとベテランならではの味で勝負して欲しい──要は、インギーよりもリッチーで…とか思ったりも。

 多分、持ち時間は40~45分とかあったと思われますが、長尺ナンバーが多いので、披露されたのはアンコール含めて全5曲のみ。

1.Body 2.殯の丘 3.Marge Litch 4.Dionaea [Encore]5.Solution

 本編ラストの「Dionaea」は、ニュー・シングルとしてCDが売られていました。
 これまでにも単発でCDシングルを何枚も制作してきた彼等ですが、そろそろアルバム1枚のヴォリュームにはなってるでしょうから、
 改めて全曲ちゃんとレコーディングし直して、正式にアルバムとしてリリースして欲しいものですな。


 ところで、
 この日も女性シンガー在籍バンドを集めたイヴェントだったみたいで、全5バンド中、2番手のSWALLOWTAILと3番手のDISCORDIAもチョロっと観ていたのですが(当然、MARGE LITCHはトリ)、
 初めて観たSWALLOWTAILが、なかなかインパクトあってイロイロ面白かったです。
 やってることは、メロデス要素もあるアンビエント系ゴス・メタル…って感じでしょうか?
 荘厳な中にも壮絶な哀しみを湛えていて、独特な暗さは、SAD LEGENDとか韓国のバンドに通じるものがある…とも思いました。
 気になったのは、ママさんコーラス風ソプラノ・シンガーの音程が実に不安定で、バック陣も安定感に乏しく、せっかくのダークな世界観が、あんまウマく伝わってこなかったこと。
 しかも、シンガー嬢の何だかとてもエキセントリックな表情やアクションが、往年のダン@NARCOTIC GREEDをちょっと彷彿とさせたりして(汗)、流石に女子がアレだとコミカルに見えて仕方なかったりも…。
 但し、絶叫ブラック・ヴォイスは悪くないんで、出来ればそっちに専念して、ソプラノは他に歌える人を探せばイイのに…なんて思ってしまいました。
 あと、ちょっとアキバ系?…ってか、演劇めいたセリフが入ったり、どうもそっち系なムードを漂わせるMCも、好き嫌いが分かれそうです。
 とりあえず、面白いバンドなんで、またどこかで観られる機会あればイイな~。
 あと、
 ちょい久で観たDISCORDIAは、相変わらずドラムレスの打ち込みで、棒立ちのチェロと単調なソプラノが、途中からしんどくなってきたけど、
 少なくとも遅くてゴスな曲には、確かにその手のメニアを惹き付けるモノがあるのか…と思ったりも。
 ただ、やっぱりメロスピ曲は無理があるような…。
 この日はストラトの「Black Diamond」までやってみてたけど、ならばちゃんと弾けるギターとキーボーダーを入れないと。
 SWALLOWTAILもそうですが、もっとイロイロ考えて工夫したり努力すれば、さらに上も目指せるのに、何とも勿体ないです~。


 では、また。
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by naniwametal | 2010-06-13 02:57

四文屋行けんかったけど和歌山~ん


 高円寺Mission'sでSINCERITY GREENを観てきました~。


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 最近よくある女子歌唱バンドを集めた企画で、彼等は5バンド中2番目に登場。
 こないだ陽光の下、な~んか不思議な状況でのライヴを観たばかりですが、暗い照明の中でプレイする姿に、やっぱしコッチですな…と。
 あと、今回は持ち時間が45分ってコトで、まったりと楽しむことが出来ました。
 演奏に関しては、特に目立った変化や急激な成長の跡などは窺えなかったものの、
 かつての弱々しさ、掴みどころのなさ──まぁ、儚げでもあったのでしょうけど──を全く感じさせないぐらいに、いつしか堂々たるパフォーマンスで観客を惹き寄せ、そこそこ固定ファンも獲得しているらしい現状に、改めて気づかされたり。
 いや…この日は、幾分ヘヴィ系寄りの対バンでもあったため、初めてSGを観るというお客さんも少なくなかったみたいで、何となく新鮮な空気が漂ってきたりも。
 

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 今回もベースはヘルプのRyokoがプレイ。
 指弾きで意外にごっついグルーヴを吐き出す彼女が、現行SGのサウンドをより強力にしているのは間違いないと思います。

 演目は以下の通り。

1.L'augurio Alla Luna(SE)~Darkness And Light 2.Slip Away 3.Concerto Of The Sea 4.Blaze Out 5.Dark Moon 6.Heaven And Hell(BLACK SABBATH)

 あれ…「Invoke」やらんかったっけ?
 …って、
 ラス曲に注目──ロニー追悼で「Heaven And Hell」ですよ!
 大のアイオミ・フリークというギターのMarkのたっての希望でプレイすることになったそうですが、あんま大幅なアレンジは加えず、フィーメイル・ヴォイスでもなかなかイイ感じになってました。
 あ…いや、一部Miseanaがグロウルで歌っていたのが、SGヴァージョンならでは。
 アウトロまでフィドルでしっとり再現していたのも良かったです。
 あと、流石は年の功というか、長年コピってきただけあって、Markのプレイが持ち曲よりも光ってましたね~。
 殊にリードは、見事に往年のアイオミのトーンが甦ってたと思います。


 …で、
 この日は耽美派ブラック・メタラー、STABAT MATERも出演。


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 例によって、スモークもくもくの中、まずは荘厳なSEに乗ってダンサーが登場して、何とも妖しいムードを盛り上げてくれます。


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 ところが、その後がウマく続きません…。
 メンバーがバラバラと登場し、そのまま演奏に移ろうとした瞬間、何故かSEがブチッと途切れて、トラブル発生~。
 フィードバック・ノイズの中、このままでは同期音源も出ない…と、泣きそうな顔(多分)でベース兼シンガーのMayoがバタバタするも、何ら解決の糸口は見えず、
 ならば仕方ない、このままバック・トラックなしで始めるか…と、必死のパッチでMayoがマイクに向かうと、まるでコントのようなタイミングで、今度は何故か幕が下りてきて、そのままショウは中断…ってか、演奏が始まる前に終了??
 恐らくは、会場スタッフが気を利かせたんでしょうけど、何ともツイてないバンドですな。
 確か、以前にも同じようなコトがあったような…。
 まぁ、その後何とか仕切り直してやっとこショウはスタートしたものの、大方の観客はすっかり冷め冷めで、実にバツの悪いライヴとなってしまいました…。


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 特に気になったのが、いつもながらMayoに全く余裕がない点。
 何とか自分のペースに持って行きたい気持ちばかりが空回りして、焦ってビックビクなのが一挙手一投足からも丸分かりなのは、フロントマンとしてちょっと…。
 そういう意味では、いつもながら落ち着いた佇まいのソプラノ担当、Mayaの存在感に随分救われていたように思います。
 ところで、
 ツイン・ギターの片割れが脱退(?)して、この日は新しいメンバー(ヘルプ?)が加わっていたようですが、ドラマーも含め、相変わらず演奏の荒さが気になりました…。
 プリミティヴなブラック・メタルをやってるのならともかく、観る者を耽美ワールドにどっぷり沈めたいのならば、もうちょっと安定感と説得力が欲しいところ。
 いずれにしても、最高の演出が全部ギャグになってしまうのだけは、今後は何としても避けたいものです…。
 頑張れ~。


 では、また。
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by naniwametal | 2010-06-07 03:25

I'm the invisible man


 渋谷O-Eastで“Extreme the DOJO Vol.25”を観てきました~。

 お客さんはやや少なめだったものの、その分フロアが広く使える…とばかりに、ピットはどんどんデカくなっていくいく!
 もはや恒例となってしまった柵抜きもあったし…。


OBSCURA

1.SE~Anticosmic Overload 2.Choir Of Spirits 3.Universe Momentum 4.Incarnated 5.Ds Solo 6.Centric Flow

 ドイツの4人組。
 地味にプログレ・デスを。
 まだこの時点では約半分の入りで、盛り上がりはそこそこ。
 リード・ギタリストは元NECROPHAGISTで、ヴォーカル/ギターも同系統のルーツを持ち、CYNIC、DEATH、ATHEIST、PESTILENCE…辺りが大好き~ってな思いがひしひし。
 …って、ベーシストは現PESTILENCEだったり。
 ただ、そのイェローン・パウル・テッセリングは、ツアー・スケジュールがPESTILENCEと重なってしまったため来日出来ず、その代わりにあのスティーヴ・ディジョルジオが緊急参戦!
 しかも、日本に来るまでスティーヴとのリハなし&大阪で2~3時間合わせただけ…ってスゲーですわ。
 でも、色々複雑なことやりまくってたスティーヴのベースが全然聴こえませんでした…。
 演奏時間はイントロSE入れて32分ほど。
 スティーヴが覚えられる曲数にも、流石に限界があったということでしょうか?
 終始叩きまくりなドラムスの頑張りに拍手~。


TRIPTYKON

1.Intro(SE):Crucifixus~Procreation(Of The Wicked)* 2.Goetia 3.Circle Of The Tyrants* 4.Babylon Fell(Jade Serpent)* 5.Synagoga Satanae* 6.The Prolonging 7.Outro(SE):Winter(Requiem, Chapter Three:Finale)*
 ※CELTIC FROST songs

 トム・ガブリエル・ウォーリア率いるニュー・バンドが初来日!
 OBSCURA終わりで、すぐにSE的役割のBGM(ネイチャー・ドキュメント風?)がスタートし、雰囲気作りもバッチリ…って、こないだのフィンフェスでTURISASが同様に使ってたのと同じ音源だったような…?
 19時35分頃に暗転し、SEが切り替わると、見事に全員黒装束のメンバーがゆっくりと登場。
 それだけでフロアはもう凄い盛り上がり。
 そんで、お馴染みのハウリングから始まったのは、何と、CFのデビュー作収録の「Procreation(Of The Wicked)」ですわ。
 リード・ギタリストは、末期の再結成CFにも在籍していたDARK FORTRESSのヴィクトール・サントゥラ。
 偶然なのかどうか、以前にOBSCURAのプロデュースを手掛けたこともあるとか。
 ベースは紅一点。
 その内股ファンヤたんの、女の子弾き全開な姿に激萌えたオーディエンスは、かなりの数に上ったハズ。
 トムは終始ほぼ無言で、ストイックにダークな世界観を貫きながら、グヲ~ングィ~ンとどんどん曲をやるやる。
 (途中、一度ファンヤたんに絡みに行って、ニヤつくこともありましたが…)
 つか、CFの曲大杉でしょ?(嬉)
 『INTO THE PANDEMONIUM』('87)からの曲なんて、マヂ大歓迎ですよ♪
 実際、再編CFよりもずっとCFしてたのでは…とか思ったりも。
 ただ、今回もみんな曲間に「ヴっ!」「ウッ!!」…って言い杉。
 結局、約1時間やって『EPARISTERA DAIMONES』からは2曲だけ~??
 それはそれでスゲー。


NILE

1.SE~Kafir! 2.Sacrifice Unto Sebek 3.Hittite Dung Incantation 4.Serpent Headed Mask 5.Ithyphallic 6.Execration Text 7.Papyrus Containing The Spell To Preserve Its Possessor Against Attacks From He Who Is In The Water 8.4th Arra Of Dagon 9.Permitting the Noble Dead To Descend To The Underworld 10.Sarcophagus 11.Lashed To The Slave Stick 12.Black Seeds Of Vengeance

 トリは古代エジプト&クトゥルー大好きデス・メタラー。
 こちらも、セッティングの時からムード作りのためか、勇壮なサントラ風BGMがずっと流れてました。
 暗転し、SEが変わったのは、21時を4分ほど回った頃。
 例によって、巧杉ワロタ。
 ドラムスの手数と、ギター2人の超速ピッキング、ベースの必死さに、もうひたすら圧倒されまくり。
 ただ、轟音渦巻いていたTRIPTYKONから一転──激烈で複雑な楽曲をクリアに聴かせるためか、ギターもベースも出音は控えめで、トリガー効きまくりなのにあんま迫力なかったドラムスが妙に浮き上がってて、ショウが始まってしばらくは、耳に強い違和感が…。
 それでも、観客は本日最高の暴れっぷりでウルトラ・ヘヴィ&ブルータルな演奏に応え、既に柵も抜かれてたし…で、フロアにはでっかいサークルが何度も出現。
 スキンヘッドになったダラス・トーラー=ウェイドは、いつも以上にご機嫌で、何やらジョークを飛ばしつつMCしてました。
 (途中、外人客がステージ・ダイヴした直後には、たしなめるようなことも言ってたようですが)
 それにしても、「お前ら疲れたのか?」「NO!!!!」「疲れたのか?!」「NOOOOOO!!!!!!!」とさんざん煽っておきながら、「よ~し、ちょっと水飲んだら曲やってやるよ」…ってナニよ。
 横でカール・サンダースがモタモタしてたんで、もしかしてPC再起動…とか?
 つか、ドラムスもペダルがトラブってたみたいで、MCの間もやたらドコドコ踏んでました…。
 あるいは、モニターの返りが悪かったんでしょうか?
 つか、セット・リストに記載されてた「Cast Down The Heretic」をやらなかったのは、もしやトラブルが原因だった…の??
 そんなこんなで、約65分──アンコールもありませんでした。
 とりあえず、「あっら、あっら、でーぃごん、でーぃごん!」と叫べたから…まぁイイか。


 では、また。
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by naniwametal | 2010-06-05 01:42