ダイヤリ
by naniwametal


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43100の壁が…


 行って来ました、“Diamonds On The Road Japan Tour 2011”@代官山UNIT!!
 お客さんの入りは6~7割…ってトコでしょうか。
 若者も結構いましたが、それ以上に目立つのが、NWOBHMとか好きそうなオッサン・メタラー達。
 DJベッピーも'80'sメタルを連発~。


SOLITUDE

 まず、オープニングを務めたのは、Spiritual Beastの社長のバンド。
 めっさ久々…ってか、マッド大内<Ds>が入ってから初めて観たんですけど、
 スゲー人気で、のっけから予想以上に盛り上がってました。
 いつの間にあんなに大勢のファンが?
 ドラムスがパワフルになった分、他のメンバーのパワー不足がさらに浮かび上がってたような気もするけど──全体的な印象は、前回最後に観た時とそう変わらず。
 せっかくカッコいいリフもあるし、ツボ衝いたコーラスもあるのだから、もうちょっとアレンジを練るなり何なり…と思う場面しばしば。
 ギターがもう1本あるだけでも、色んな面がカヴァー出来そうなんですけど…。
 演奏時間は45分ぐらいでしょうか。

1.Intro(SE)~You Were All Of My Life 2.Brave The Storm 3.Falling Down 4.Walk In Paradise 5.Angel's Son 6.You Wish 7.Volcano Of Anger


MEAN STREAK

 続いては、
 元AXIA~NIVAのベーシスト、ペーター・アンダーソン率いるスウェーデンの5人組。
 ギタリスト2名は、TORCHBEARERとかDIVINEFIREにも在籍していたパトリック・ガルドベリと、SOILWORKのツアー・メンバーだったこともあるダヴィド・アンダーソンです。
 オープニングSEの前には、開演の合図としてY&Tの「Mean Streak」が流れ、ステージに登場したメンバーは、ちょいSTORMWITCHっぽい(?)あの衣装で揃えてました。
 '80年代B~C級ヨーロピアン・メタルの息吹を今に伝えるサウンドは、MAIDEN風味あり、ACCEPTっぽいコーラスあり…で、適度にクサさもキャッチーさもあり、一度聴いたら覚えられるサビも満載で、オーディエンスもなかなかの盛り上がり。
 ヴォーカルの弱さ、ドラムスのバタバタ感が気になったものの、ギター2人のシュレッド満載&ツイン・リード連発なソロ・ワークで全て帳消し?
 特にパトリックの弾きまくり具合が凄かったです。
 最年長のペーターは、何故か'80年代MTVポップス系のルックス。
 コーラスもやってたけど、サンプル使用がちょっと生々し過ぎたかも。
 (ラス曲「Metal Slave」のイントロとアウトロも音源使用)
 ハイ・トーンが辛そうだったヴォーカルのアンディ・ラグリンは、何となく見た目がブライアン・ロス先生っぽかった…かな?
 しかし──「In For The Kill」のエンディングで、何か組み体操っぽいのやってたのは…何?
 19:12スタート&20:01終了~。

1.Intro(SE)~Whom The Gods Love Die Young 2.History Of Lies 3.Eyes Of A Stranger 4.Sign In The Sky 5.SE~Declaration Of War 6.The End Of The Rainbow 7.G Solo~Ds Solo 8.SE~The Seventh Sign 9.Raise Your Hands 10.In For The Kill 11.Metal Slave


ENFORCER

 トリはスウェーデンの若き5人組。
 NWOTHMってか、リフ使いはまんまNWOBHMです。
 但し、あのハチャメチャなスピード感は、'80年代には有り得なかったワケで…。
 つか、CDでも「速っ!」と思ったのに、ライヴではその1.5倍って感じで、さらにハジけまくり。
 ドカドカ爆走しまくり、ヴォーカルはハイ・トーンで叫びまくり、ギター2人も豪快に弾きまくり、ベースはブリブリ鳴らしまくり。
 とにかく、いつ何どきも超々々々ハイ・テンションで──見方によっちゃ殆どパンクのノリなのに、実際には濃ゆいメタル魂をガッツリ迸らせてるなんて──もう、ホントに笑っちゃうほど。
 1曲の中のテンポ・チェンジの強引さも強烈。
 当然、観客もひたすら大興奮ですよ。
 しかも、それが最初から最後までずっと途切れないのが凄い。
 動き出したら止まらない…ってか、正に止まったら死ぬのか…ってぐらい。
 残念だったのは、ギター2人のソロがどっちもあんま聴こえなかったこと。
 流石にソロ・タイムでは聴き取れましたけど、アンコールでのヨセフは、観客に体を預けて、“抱え上げられサーフ”(?)しながら~。
 途中でふと、あのブッ飛び具合は──楽曲の方向性は別にして──オーストラリアのAIRBOURNEみたい…と思ったら、昨年一緒にツアーしてんのね?
 最初っから、素肌に皮ベストだったヴォーカルのウーロフは、アンコールで上半身裸になっても、皮手袋は脱ぎません。
 20:25スタート&アンコール終了は21:34。
 開演告示BGMは、何故か「Diamond And Rust」@JPでしたね。

1.SE~Roll The Dice 2.Mistress From Hell 3.On The Loose 4.Live For The Night 5.Curse The Light 6.High Roller 7.Diamonds 8.Scream Of The Savage 9.Walk With Me~Adam's G Solo 10.Into The Night 11.Take Me To Hell 12.Midnight Vice [Encore]13.Black Angel 14.Katana 15.Running In Menace 16.Joseph's G Solo~Evil Attacker

 いや~、すげーオモロいバンドですわ。
 '70年代末のNWOBHM黎明期のインパクトって、'11年版に置き換えれば…こんな感じ??


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-31 03:21

鯨カツうまー


 サイモン・フィンのライヴを吉祥寺MANDA-LA2で観てきました。


       


 僅か1枚のアルバムだけを残して、その後35年間、忽然と消息を絶った孤高のフォーク・シンガーだそうですが──実は、よく知りません。
 その存在は伝説となっていて、今回の初来日公演は“奇跡”と言われてもいるのだとか。
 初日公演のこの日も、小さなライヴハウスで椅子席中心の100名限定とはいえ、見事にソールドアウト。
 客層はわりと広く、若者からオッサンまでゴチャ混ぜで、少ないながらも女性客もちらほらいました。

 ライヴは淡々と。
 やってることは、フツーに弾き語りのフォーク。
 アシッド・フォークなのかどうかはさておき、時々叫ぶこともありますが、いたって常道。
 歌詞がちゃんと分かったら、また違った印象だったのかもしれませんが…。
 もっとダウナーでドグサレ系かと思いきや、語り口もジェントルだし、最初から最後まで座って弾き語りだったのもあって、(若い頃を知りませんが…)歳食って毒が抜けたのか…と思わせる雰囲気もアリ。
 開演時間は20時だったのですが、殆ど遅れることもなく、約5分前に本人が入場してくると、ほんの数分だけ押して、実にスムーズにショウがスタート。
 ステージで飲んでたのも、アレは水だったのでは?

 MCはほぼ曲紹介のみ。
 演奏を始める前に、Captain Tripへの賛辞を述べ、「古い曲から新しいのまで、色々やりますわ」と、ボソっと話す姿も、何だか謙虚な印象です。
 あと、「この曲は久々にやるから、保険でコレ置いとくね」と、歌詞なのか譜面なのか、足元に紙をバラバラと。
 「失敗したら、キミらの所為ね」と、ギャグとも何とも言い難いモノ言いも。
 …で、
 ホントに失敗したら、フツーにやり直します。
 イントロを始めてから、数秒で辞めて、おもむろに紙片を足元に置き直して、ナニゴトもなかったかのように、最初からやり直したりもしてました。
 1曲が終わる際、最後のコードの余韻を一切響かせることなく、サッと音を切ってしまうのも──同じフォークとはいえ、先日観たブリジット・セント・ジョンとは大違い。

 それでも、2本のアコギを使い分け、ワリと頻繁にチューニングを直してたのは意外でした。
 演奏もラフで決してウマいとは言えないものの、ガンガン掻き鳴らすというよりも、ちょい小技を効かせたりして、結構“聴かせて”くれます。
 指弾きをやる時は、ピックを膝の上に置いて。
 ショウは2部構成で、まず45分、休憩を挟み、次に50分ほど、それからアンコールで1曲だけ。
 演奏曲数は、多くて合計25曲とかそんな感じ?
 前半終了間際、何度か腕時計で時間を確認してたけど、最初から前半は45分と決めていたのでしょうか?
 もっとダラダラと、やりたいだけやっちゃうのかと思ってたのですけど。
 ちなみに、
 後半の方がステージにいる時間は長かったものの、やたらチューニングしたりしていたので、演奏曲数は、もしかすると前半の方が多かったかも。
 お客さんの反応も、基本的に曲が終わると拍手が起こるだけで、何ともほのぼの。
 デビュー作『PASS THE DISTANCE』('70)から、「Big White Car」が演奏された時に、少しだけ反応があり、
 後半の中盤ぐらいだったか、「Jerusalem」がコールされると、そこで歓喜の声を上げる観客も。
 代表曲なのでしょうか?
 同曲が終わった瞬間、この日一番の大きな歓声が起こり、誰かが思わず「サイモン…!!」と叫んだりも。
 でもって、
 本編最後とアンコールは、どっちも「最後はハッピーに」と本人曰くラヴ・ソングを。
 アンコール終わりで、再び招聘に感謝の言葉。
 さらにアンコールがかかったのですが、終演を意味するBGMが流れると、22時ちょっと前にアッサリ幕。

 終演直後、たまたまステージ袖の近くで荷物を片付けてたら、本人がひょっこり顔を出し、「あのさ…タバコ持ってない?」と一言。
 この瞬間、この日一番のダウナー・テイストを味わわせてもらいました。


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-29 02:19

COBのオジー風エディ・マーフィ・カヴァーがイイ感じ

 “IRON ANGEL”@吉祥寺CLUB SEATA、2日目~。

 やはり出演は全7バンド。
 WISTARIALOS CHILDGUARDIAN HACKERANCIENT MYTHEXIST†TRACERAMPANTALDIOUS…という出順です。

 お客さんの出足は初日以上。
 ヤケに女子が多い…と思ったら、EXIST†TRACEのファンだったようで。
 勿論(?)、今日も今日とて客層の中心は元気なオッサン達でしたけど。

 殆どが初めて観るバンドです。

 色んな意味で一番インパクトがあったのは、そのEXIST†TRACE。
 女子だけのV系バンド…とか聞いてたのですけど、正にそんな感じで、ヴォーカルと上手ギターは、まるでタカラヅカ風。
 歌とかMCとか、最前に陣取ったファンの様子は、まんまV系のノリでした。
 特に目を惹いたのは、パワー全開のドラマー。
 ヴォーカル嬢は、もうちょっと歌を頑張って欲しい…かな。
 ただ、
 メジャー・デビューを控えているとかで、確かにプロ意識の徹底度は一番だったと思います。
 MCで“物販が~云々”言わなかったのは、彼女達だけだったし。

 世界観が出来上がっている…という点では、LOS CHILD(出演出来なくなったE:CHOの代役を急遽務めることになったそう)もなかなか。
 分かり易くJ-POP化したHEAD PHONES PRESIDENT…ってな雰囲気もちょっとだけありつつ、
 フレンドリーながら押しの強いMCも、そこそこ共感を呼んでたようです。

 あと、
 RAMPANTもすっかり“出来上がってた”という印象。
 ただ、ライヴ運びのウマさは見事だったし、観客の掌握度もLOS CHILDを上回ってたものの、
 J-POPをメタル・コアでやってみました…的な音楽性には、特筆すべき点がなかなか見つからず。

 トップで出たWISTARIAは、完全に“これから”のバンド。
 3曲だけプレイして──ベースが参加出来なかったとはいえ──あとは世間話MCで時間を埋めてたのも…ちょっとね。

 お馴染み(?)ANCIENT MYTHは、
 やっぱりMichalの声量のなさと音程の不安定さが気になりました。
 いつも中途半端なヘドバンだけは、何とか思い切ることが出来ていたようなのですが…。
 あと、ベースのNaokiの頑張りも光ってましたね~。

 メチャクチャ久々に観たGUARDIAN HACKERは、残念ながら成長の跡が殆ど窺えず、正直キツかった…です。

 …で、
 2日間のシメとして、各方面で話題沸騰中のALDIOUSを、ようやく…というか初体験。
 EXIST†TRACEファンが帰ってしまったからか、いつの間にか、フロアのオッサン密度がまたもや激増し。
 &関係者の数も一気に増えたような?(アノ大御所の姿も…!!)
 つか、
 噂には聞いてたものの、演奏は予想以上に危なっかしくて、特にギター・ソロは無理し過ぎ。
 ヴォーカルも、もうちょっと表現力が欲しいかなぁ。
 でも、お客さんはスゲー盛り上がってましたよ。
 全員、あの髪型であの激しいヘドバンはインパクトあったし。
 MCは意外なぐらいにアマバンっぽくて──でも、天然の関西弁によるアレがイイ…という人もいるのかも。
 いずれにしても、
 全てのマイナス要因を吹き飛ばす、圧倒的な人気と話題性とインパクトでもって、堂々大トリを務めたことは事実なワケで。
 今後どう化けるのかが興味深いですな~。

 ちなみに、
 本日の開演は16:31で、終演は22時をかなり回ってました。
 それぞれ持ち時間は、WISTARIAだけ20分で、他は30分ずつ。
 但し、ALDIOUSのみアンコールあり&MCも長かったんで、40分以上とかそれぐらい?

 そんなこんなで、
 いずれ第2回が実現するかどうかはともかく──今回は“嬢メタル祭典”といった触れ込みにもかかわらず、意外に幅広いタイプのバンドを集めてたのが良かったと思います。
 だからこそ、“次”にも期待しちゃうという人が大勢いるのではないでしょうか?


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-24 03:27

シュミーアまでディオ追悼か~


 吉祥寺CLUB SEATAでHMV主催によるライヴ・イヴェント“IRON ANGEL”の初日を観てきました。

 “嬢メタルの祭典”…ってか、要は女性シンガーを擁するメタル系バンドを集めたイヴェント…でイイんですよね?
 この日の出演は全7バンド。
 MECHANICAL TEDDYG∀LMETSOUNDWITCH大鴉DAZZLE VISIONDESTROSELIGHT BRINGER…という出順でした。

 初めて観るバンドが2組──G∀LMETとDAZZLE VISIONですが、どっちもなかなかインパクトあり。
 前者は正直ヘタっぴなんですけど、ベースのチューニングがズレズレだろうと、“それがどうしたの?”って感じで、拙さすら個性にしちゃってるのが凄い。
 “G∀LMET体操~♪”とかそういうノリはともかく、クサクサのギター・メロディ連発もなかなか美味しかったし。
 既にキャリア組の後者は、噂通りにコケティッシュ&ブルータルで、もう完全に出来上がっちゃってる感がお見事。
 観客を一気に惹き付けるMaikoの計算されたキャラと、ガレージ・パワー炸裂なバックのギャップも面白かったです。
 つか、ドラマーとかスゲー絶妙ですよね?

 ただ、
 最も安心して観ていられたのはLIGHT BRINGER。
 みんな上手いし、どの曲もよくアレンジされてるし、見せ方もお上手。
 せっかくよく通る声なのに、Fukiが自分の歌をコントロール出来てなかったのが、ちょっと勿体なかったけど。

 SOUNDWITCHも、すっかり世界観が出来上がってて、いちいちアクションとかもリアルでイイのに、楽曲に今ひとつ魅力がないのが残念…。

 大鴉は、ヤケにキャッチーなノリでスタートして、星花もニッコニコ。
 ただ、歌の調子は今ひとつ。
 和のノリの新曲(?)がとても良かった…ってか、もっと沖縄色を出してもイイのでは?

 MECHANICAL TEDDYは、未だ発展途上…って感じ?
 あと、
 DESTROSEがトリ前ってのは、ちょっと荷が重すぎたかも。


 16:30の定刻に開演して、終演は21:55頃。
 トリのLIGHTBRINGERにはアンコールが掛かったものの、時間切れで実現せず。
 各バンドの持ち時間は、MECHANICAL TEDDYのみ25分で、他は全て30分。
 それぞれ熱心なファンには物足りなかったのかもしれませんが、セット・チェンジも含めると5時間半の長丁場だったことを考えると、妥当な長さだったと思います。

 お客さんの入りは上々で、ほぼ満員だった…と言ってイイでしょう。
 (バンドによって、少々バラつきあり)
 当然、男性客が殆どで、意外にも年齢層は高め。
 初老…って感じの人も少なくなかったです。
 皆さん、物販での各バンド・メンバーとの語らいを、ライヴ以上に堪能されてた…模様。

 でもって、
 痩せたヤナカナもいれば、末成由美もいました。(?)

 さて、明日も7バンド出演です。
 つか、さらに混みそうな予感…。


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-23 03:00

「Stand Up And Fight」のアコ・ヴァージョンが妙~に深い!


 Y&Tチッタ公演2日目~。

 初日の盛り上がりから、また、今日は『BLACK TIGER』('82)完全再現もあるし──こりゃあ、さらに動員あって満員になるかも?
 …なんて思ってたら、何とフロアにはテーブルが出ていて、実際にはかなり寂しい入りでした。
 テーブルを撤去したら、きっと半分ちょっと…って感じだったのでは?
 つか、『BLACK TIGER』ってそんなに軽視されてんの?
 
 ただ、言うまでもなくショウは素晴らしかったです。
 昨日と同じく、開演を告げるBGMはAC/DCの「地獄のハイウェイ」で、オープニングも全く同じだったものの、 
 2曲目以降は適度にセット・リストが変更されてて、やって欲しい曲が幾つも追加されてました。
 特に嬉しかったのが「Don't Stop Runnin'」!!
 歌いながら、“ロボット出てこんかな~?”なんて思ったりも。
 あと、前回来日時('08年)にもやった「Surrender」は、デイヴが「今日は色々とリクエストにお応えしてるけど、この曲もそうだよ!」と事前にMC。
 そんでもって、目玉の『BLACK TIGER』再現は6曲目から。
 最初はMCなく次々と曲をやっていって、前日同様に「Black Tiger」~ドラム・ソロという流れもあり、
 続く「Barroom Boogie」は、デイヴがギターを抱えたままハンド・マイクで熱唱するも、途中でシールドが絡まっちゃうわ、音は途切れちゃうわで、も~タイヘン。
 さらに、「My Way Or The Highway」の前には、今度はドラムがトラブっちゃったのか、一旦ブレークがあったりも。
 それでも、決してノリが途切れることなく、ラストの「Winds Of Change」──当然ながら完全ヴァージョン!──まで、感動の連続でした。
 全て演奏し終えると、「CD丸々1枚なんて初めての試みだったけど、見事やりきったぜ!」とデイヴ。
 どこか感慨深げではあったものの、前日以上にお疲れの様子も窺えたり…。
 時差ボケが解消されるどころか、どんどん酷くなっていったのでしょうか?
 “再現”に入る前も、フィルの急逝に触れたMCの後、「If You Want Me」のイントロをまたミス…。
 あろうことか、「Forever」のイントロでもわずかにミス・トーンやっちゃうし。
 もしかして、全曲再現とか慣れないことやって、予想以上に消耗しちゃった…の?
 そういえば、「Don't Stop Runnin'」はちょっと高音がキツそうで、序盤にこの曲ってのも、実は結構ツラかったのかも。
 また、レスポールが安定しなかったようで、何度もチューニングし直したり、キャビネットのところまで音を確認しに行ったり…。
 「Winds Of Change」終わりで、そのまま殆ど間髪入れずに「Mean Streak」のイントロに入った時点で、“あ~大丈夫?”とか思ったら、
 案の定、その次がなかなか始められず、デイヴがジョンに何やら耳打ちする場面も。
 そこでベースのブラッドが機転を利かせて、観客にカメラを向け、しばしの撮影タイム。
 デイヴにとっては、それがちょっとはリフレッシュになったでしょうか?
 終盤の踏ん張りは、それこそ残る力を振り絞って、なかなかに壮絶な覚悟でやりきってくれましたよ。
 泣き泣きの「I'll Cry For You」は勿論のこと、「Dirty Girl」でのジョンとの掛け合いソロもより濃厚で、本編ラストには…「I Believe In You」!
 ここでデイヴは、正に“魂削ってギター弾いてます”的な圧倒的プレイで、全てのオーディエンスを完全ノック・アウト!!
 いや~、昨日も凄かったけど、それに負けず凄まじかった~。
 結局、その後アンコールは1回だけで、感動の余韻を引きずった中での「Midnight In Tokyo」は、さらに心に響いたものの、
 残念ながらセカンド・アンコールはありませんでした…。

1.Prelude(SE)~On With The Show 2.Rock'n'Roll's Gonna Save the World 3.Don't Stop Runnin' 4.Shine On 5.If You Want Me 6.From The Moon(SE)~Open Fire 7.Don't Wanna Lose 8.Hell Or High Water 9.Forever 10.Black Tiger 11.Ds Solo 12.Barroom Boogie 13.My Way Or The Highway 14.Winds Of Change 15.Mean Streak 16.I'm Coming Home 17.Surrender 18.I'll Cry For You 19.Blind Patriot 20.Dirty Girl 21.Rescue Me 22.I Believe In You [Encore 1]23.Midnight In Tokyo

 それでも、演奏時間は2時間20分強。
 バックステージへ戻るなり、デイヴが倒れ込んではいないかと、ちょっと心配になったりも…。
 実は、ライヴ開始直前に「たった今、決まりました!」と配られたセット・リストには、セカンド・アンコール候補として、「Hurricane」と「Contagious」(!!)が小さくプリントされてました。
 でも、2時間超のライヴを3連荘で…なんて、流石にデイヴも限界がきてたのでしょう…。
 いや実際、アンコール1回でも充分にお腹イッパイになりましたとも。
 ライヴ開始からしばらくは、ヤケにベースがデカいのが気になったけど、それも途中で気にならなくなったし、
 本日もデイヴのストラトはとってもイイ音してたし、ジョンのプレイも絶妙だったし、マイクのドラミングのハマり具合も素晴らしかったし(どんどんレオナードに似てきてませんか?)で、
 やっぱすげーバンドだな、と。
 それに、“デイヴひとりいれば、それがY&T”…ってワケでは決してないことにも、今回改めて痛感させられました。
 飽くまでノー・ギミックの素のロックン・ロール──ブルースの香りを湛えた、それこそオールドスクールなハード・ロック──それを最高のコンビネーション、アンサンブルで聴かせられるのは、やっぱりバンドとしての一体感が並ではないから…でもあるのです。
 昨日、「よ~し、これからは毎年ライヴをやりに来るぞ!」と宣言しちゃったデイヴは、
 本日、「出来ればそうしたいね…」と、いきなり現実的になってたものの、
 それだけ彼が、日本を特別視してくれているのは、いやはや何ともシアワセなことですわな。


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-17 02:33

TURISASがJETHRO TULLをカヴァーとわ!


 クラブチッタでY&Tを観てきました~。

 前回('08年)も圧巻でしたが、今回も超強力!!
 川崎2公演は日替わりセットで、日曜に『BLACK TIGER』('82)の完全再現をやるってんで──もしや土曜は人少なかったりして?
 …なんて思ったりもしたけど、全然そんなことなく、フロアもイイ感じに(軽く7~8割は)埋まってましたね~。

 ただ、
 来日直前にフィル・ケネモアが逝去…。
 今回ベースを弾いたのは、元JET RED(!)のブラッド・ラング──ジェフ・ピルソンのWAR & PEACEにも在籍していたとか──で、
 既に彼は、昨年夏からフィルの代役としてツアーに参加していたようです。
 その健闘もかなり目立ってました。
 サポートだから…って大人しくするでもなく、ガンガン前へ出て観客に自らをアピールしまくり、クネクネ動くわジャンプするわで、時々ちょっとウザいとか思っちゃったぐらい。
 すっかり曲も把握してて、ベース・プレイは安定してるし、コーラスもコナすし…で、なかなかの逸材かも?
 (ヴォーカルも執れるそうなので、いつか「Squeeze」を彼が歌う日がくる…かも??)
 デイヴは、最初ちょい調子悪そうに見えた──ヴォーカルの高音が辛そうだったり、途中で曲入りをミスったり──ものの、大きく崩れることはなかったし、
 自分でも「今日はナイスでロングなセットをやるよ」と言った通りの長丁場を、最後までヘタることなくやりきったので、
 きっと未だ時差ボケを引きずってたとか、そんな感じだったんでしょう。
 相変わらず、ギターは抜群のトーン(レスポールよりもストラトの方が太い音でしたね~)で歌いまくり、泣きまくりですよ。
 「If You Want Me」をやる前には、「本当はフィルもこの場に立っているハズだった…。みんなフィルのために叫んでくれ!」とMCし、絶叫しつつホロっとさせられる場面もありました。

 驚いたのは、『FACEMELTER』から5曲もプレイしたこと。
 あと、
 前回もあった、メニア大喜びな意外な選曲もバッチシ。
 つか、前半は気が抜けません。
 2曲目に『TEN』('90)収録の「Hard Times」が飛び出すし、
 油断してたら(?)、『MEAN STREAK』('83)から「Lonely Side Of Town」とかもやっちゃうし。
 …って、
 『TEN』の「Don't Be Afraid Of The Dark」と『CONTAGIOUS』('87)の「Eyes Of A Stranger」は、確か'08年もやってましたよね?
 そんな感じだったからこそ、
 本編ラストの定番4連打がより効果的に感じられたりも。
 (あ~でも、「Hurricane」のイントロではスクラッチして欲しかった…)

 そんなこんなで、
 感動・感涙の全24曲(+ドラム・ソロ)は以下の通り。

1.Prelude(SE)~On With The Show 2.Hard Times 3.Don't Wanna Lose 4.Mean Streak 5.Lonely Side Of Town 6.Shine On 7.If You Want Me 8.Lipstick And Leather 9.Don't Be Afraid Of The Dark 10.I'm Coming Home 11.I Believe In You 12.Eyes Of A Stranger 13.Hungry For Rock 14.Black Tiger 15.Ds Solo 16.Midnight In Tokyo 17.Blind Patriot 18.I'll Cry For You 19.Hurricane 20.Dirty Girl 21.Summertime Girls 22.Forever [Encore 1]23.Open Fire 24.Rescue Me [Encore 2]25.Winds Of Change(Short Version)

 何と言っても凄まじかったのが、デイヴ渾身の「I Believe In You」!
 ここまで見事に感情を楽器で表現出来るミュージシャンって、そうそういるモノではありませんよね?
 本人も最後まで弾ききったら相当に消耗するみたいで、次の曲を紹介するまでに数分を要し、「ちょ…ちょっと息を整えさせて」みたいなMCをしてたぐらい。
 それから、
 ギター・ソロがかなり引き伸ばされてた「Dirty Girl」も、デイヴ&ジョンの掛け合いに全くおざなりな部分がなく、かなり引き込まれました。
 セカンド・アンコールの「Winds Of Change」は、デイヴがギターを持たずに、ジョンと2人だけで出てきて、「特別なヴァージョンでやるよ」と、ハンドマイクでリズムなしのまま、ワン・コーラスだけ熱唱。
 コレって、明日『BLACK TIGER』再現の時に完全版をやるよ…ってな予告編なの?

 いや~しかし、ハズしませんな~。
 円熟なんて言わせんとばかりに、叩き上げの底力をまざまざと。
 個人的には、「Don't Stop Runnin'」がなくて残念ではあったものの、約2時間半全くダレることもなく、存分に堪能させてもらいました!
 さて、明日は『BLACK TIGER』以外にどんな曲をやりますかね?
 『EARTHSHAKER』('81)からだったら、「Let Me Go」とか「Knock You Out」とかにも期待しちゃうけど、
 やっぱり、何はともあれ「Don't Stop Runnin'」が聴きたい~。
 …って、
 『BLACK TIGER』完全再現が曲順通りぢゃなくて、セットの中に全曲入れました…ってな感じだったらどうしよう??
 流石にそれはない…か?


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-16 02:17

BOOKOFF侮り難し!

 “CLASSIC ROCK JAM 2011”@ゆうぽうとホール!

1.Purple Haze(Jimi Hendrix) 2.Smoke On The Water(DEEP PURPLE) 3.Sunshine Of Love(CREAM) 4.We Rock(DIO) 5.I Shall Be Released(THE BAND) 6.Knockin' On The Heaven's Door(Bob Dylan/GUNS N' ROSES) 7.You're Invited(But Your Friend Can't Come)(Vince Neil) 8.Shot In The Dark(OZZY OSBOURNE) 9.Symphony Of Destruction(MEGADETH) 10.Streer Lethal(RACER X) 11.Red Sky(M.S.G.) 12.Queen Of The Reich(QUEENSRYCHE) 13.Mother, Father(JOURNEY) 14.Kiss Of Death(DOKKEN) 15.Exciter(JUDAS PRIEST) 16.Back In Black(AC/DC) 17.Dancing Queen(ABBA) 18.Kill The Kilng(RAINBOW) [Encore]19.Rock And Roll(LED ZEPPELIN)


 小野正利がまぢスゲー!!!
 運命が違ってれば、和製ヂェフ・テイトとしてプログレッシヴ・パワー・メタル・バンドで歌ってたかも??

●加納秀人<Vo,G:外道>……1~3&19
●寺田恵子<Vo:SHOW-YA>……2~4&19
●大槻ケンヂ<Vo:筋肉少女帯/特撮>……5&6&19
●竹内光雄<Vo:元D.T.R.>……7~9&19
●坂本英三<Vo:ANTHEM>……10&11&19
●小野正利<Vo:GALNERYUS>……12~14&19
●冠徹弥<Vo:元SO WHAT?>……15&16&19
●デーモン閣下<Vo:聖飢魔Ⅱ>……17~19
●白田一秀<G:元GRAND SLAM>……***
●森 正樹<G>……***
●Syu<G:GALNERYUS>……12~14&19
●K-A-Z<G:DETROX/SADS>……12~14&19
●大橋隆志<G:元聖飢魔Ⅱ>……15&16&19
●石原“SHARA”愼一郎<G:EARTHSHAKER>……15&16&19
●寺沢功一<B:元BLIZARD>……1~4&19
●SHUSE<B:元LA'CRYMA CHRISTI>……***
●満園庄太郎<B>……15&16&19
●石川俊介<B:聖飢魔Ⅱ>……17~19
●角田美喜<Ds:SHOW-YA>……1~4&19
●LEVIN<Ds:元LA'CRYMA CHRISTI>……***
●五十嵐公太<Ds:元JUDY AND MARY>……***
●宮脇“JOE”知史<Ds:ZIGGY>……***
●ピアニスターHIROSHI<Key>……1~9&19
●力石理江<Key>……10~19

※参加曲、かなりあやふやです…。
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by naniwametal | 2011-01-10 02:18

世界で2位(1日もたんかったけど)


 高円寺HIGHで五人一酒を観てきました~。


      


 初めてのハコですが、かなり広くてキレい。
 音も良かったです。
 この日、五人一酒の出番は5バンド中、4番目のトリ前…って、
 実は、所属レーベル、B.T.H.の5周年記念イヴェント出演でした。
 残念ながら、前の3バンドは観られなかったのですが(中に入ったら、ちょうどULTIMATE LOUDSPEAKERの演奏が終わるとこでした…)、五人一酒スタート時で、フロアは6割ほどの埋まり具合だったでしょうか。
 五人一酒目当てのお客さんの中には、昨年末の吉祥寺も観たという人もいたのでは?
 というのも、
 あらかじめ、両公演のセット・リストは総替えとのアナウンスがあったから。
 実際、ショウの内容はガラリと変わってました。
 オープニングも、今回はワリとアッサリめ。
 演出めいた仕掛けもなく、導入曲「狂骨の夢」で一気に観客を暗黒魔界へと引っ張り込みます。
 各メンバーは、特に正月ボケもなく、安定した演奏にひと安心。
 吉祥寺と比べると、若干まっつんがパワー・ダウンしているような気がしたものの、何度か声がひっくり返りそうになってたぐらいで、大崩れはありません。
 未だ腰が完治していないガクガクは、きっとまたコルセット着用だったんでしょうけど、実にタイトなドラミングで、しっかり土台を支えてくれてましたね~。
 3曲目には、新曲「傀儡の造形」をプレイ。
 この曲も、既に何度かライヴ披露されていますが、細かいところはまだ固まっていないとの印象で、こうしてライヴ現場で磨き上げられていく過程も楽しめるワケです。


  


  


       


  


  


 それにしても、
 彼等の場合、40分の持ち時間なんてあっという間。
 この日も、「狂骨の夢」を入れても5曲しかプレイしてませんし。

1.狂骨の夢 2.ナレノハテ 3.傀儡の造形 4.月と半魚人 5.楼の主

 トリではないので、アンコールもなし。
 ラス曲「楼の主」が終わった瞬間、“あともうちょっと観たい&聴きたいな~”とか思ったものの、そこでアッサリ終了です。

 ちなみに、
 イヴェントのトリを務めたのは、25周年を迎えたJURASSIC JADE。
 久々に観たけど、シングル・ギター編成とはいえ、ギターもベースも結構色んなエフェクトを使ってて、いつもながら素晴らしいサウンド・バランスでした。
 貫禄たっぷりなHizumiは、妙にMCがお茶目。
 前からあんなでしたっけ??

 つか、
 全く共通項がなさそうで、実は日本語詞によるエクストリームな女声メイン…という点で、五人一酒とJJはなかなかいいマッチングだったり。
 JJも曲によっては、ちょいVOIVODみたいで、それなりにプログレしてもいるし。
 いずれまた対バンがあるかもしれませんね~。


 では、また。
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by naniwametal | 2011-01-09 01:58