ダイヤリ
by naniwametal


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SEPTIC FLESH新作は『THE GREAT SYMPHONIC MASS』こそメイン!


 渋谷O-EastでMORBID ANGELを観てきました~。

 何と、'01年の“Beast Feast”出演以来、実に約10年振りの日本再上陸!
 '96年脱退/'04年復帰のデイヴィッド・ヴィンセントにとっては、これが(モビエンでの)初来日となります。
 残念ながら、ピート・サンドヴァルはいませんが、代役のティム・ヤン(楊?)もスゴ腕だし、エリック・ルータンの後任デストラクターも、ご存知デス・メタルのエキスパートなんで、な~んも心配ありません。
 …ってか、
 この夏にWOAでチョロっと観てきた限り、何ら遜色ないどころか──ティムに関しては、パフォーマンスも派手で“魅せて”もくれるので、安心しきって会場に向かいましたよ~。

 客入りはまぁボチボチ。
 6~7割って感じだったでしょうか。
 まぁ、ニュー・アルバムが所謂ひとつの問題作だったことも、きっと少なからず関係しているでしょうし、夕方から小雨が降り出したのもマズかった…のかも。
 ただ、ギチギチぢゃない分、暴れる気マンマンのオーディエンスにとっては、フロアがたっぷり使えて快適だったのでは?
 実際、ほぼオンタイム(19;30!)で暗転し、邪悪なSEが流れると、いきなり“MORBIDコール”が沸き起こり、激しいモッシュも発生して、のっけから凄まじい盛り上がりに。
 つか、いきなりフロアの柵がひとつ抜かれて、サーフと一緒にステージ前へ運ばれていくし。
 (その後、終盤にもあと2つほど抜かれてました…)

 ステージには、ティム、デストラクター、トレイ、デイヴィッドという順で登場。
 まずは、シュミーアばりの存在感を放つデイヴィッドの堂々たる立ち姿、そして、強力なデス・ヴォイスにグググッと惹き付けられます。
 小柄なティムの、全身を使ってのエネルギッシュなドラミングも圧巻。
 スティックをクルクル回したり、トミー・リーばりにグルっと振りかぶって叩いたり、風車ヘドバンしながらブラストやったり…と、デス・メタル・ドラマーにしてはかなり派手です。
 下手のデストラクターは、どっしり構えてアグレッシヴにギターを掻き鳴らし、ややメカニカルにプレイ。
 上手のトレイは、終始俯きながらリフを刻み、ソロではガッツリと狂気を開放。
 淡々としているようで、曲終わりに観客へ向かってメロイック・サインを掲げることも。

 ビックリしたのは、曲が終わる度にいちいち“MORBIDコール”が起こり、それが終盤まで続いていたこと。
 これにはデイヴィッドも大満足で、その都度ニヤニヤと様子を眺めては、シブい低音で「Thank you~♪」と。
 おかげで、新作からの「I Am Morbid」をやる時も、海外のショウのように、事前に“Morbid…Morbid…!”と叫ばせるべく煽らなくても、そのままコールを活かしてイントロに入ることが出来てたし。
 あとデイヴィッドといえば、殆どの曲で指板を凝視することなく、常に仁王立ちのブラインド・タッチで、オーディエンスを見下ろしながらのプレイが印象的でしたね~。

 気になるセトリは以下の通り。

1.SE~Immortal Rites 2.Fall From Grace 3.Rapture 4.Pain Divine 5.Maze Of Torment 6.Sworn To The Black 7.Existo Vulgore 8.Nevermore 9.I Am Morbid 10.Angel Of Disease 11.Lord Of All Fevers And Plague 12.Chapel Of Ghouls(Incl.Trey's G Solo) 13.SE~Dawn Of The Angry 14.Where The Slime Live 15.Blood On My Hands 16.Bil Ur-Sag 17.God Of Emptiness 18.World Of Shit(The Promised Land)

 …って、
 海外のヘッドライナー・ショウと、曲順も含めて全く同じか~。
 当然ながら、デイヴィッド不在時期のナンバーはほぼナシで、唯一『FORMULAS FATAL TO THE FLESH』('98)から「Bil Ur-Sag」のみプレイ。
 ただ、セカンド『BLESSED ARE THE SICK』('91)から1曲だけだったのはちょっと意外?
 新作『ILLUD DIVINUM INSANUS』収録曲は、中盤に3曲だけ披露。
 しかも、インダストリアルな楽曲は含まれず。
 当然…なのかな?
 尚、トレイの熱情こもりまくりなソロ・タイム(その間、他の3人はステージから捌けます)をフィーチュアした「Chapel Of Ghouls」がショウ本編ラストで、以降をアンコールと考えることも出来るものの、
 実際には、「Chapel Of Ghouls」終わりですぐにSEが流れ、続いて6曲もプレイされたので、ここでは本編全18曲でアンコールなしとしておきます。
 つか、
 13曲目以降はどれも7弦ギターが必要な曲ばかり…ってことで、要はギター持ち換えのためにSEを流してインターヴァルをとったいうことなんだと思われ。
 『DOMINATION』('95)収録曲が前半に全くプレイされない理由も、そんなところにあるんでしょう。
 あ~あと、
 初めて『ENTANGLED IN CHAOS』('96)を聴いた時に、「Lord Of All Fevers And Plague」の2コーラス目で、何でデイヴィッドが“Ia”だけ抜いて歌っているのか不思議に思ってたんですが、単にそこを観客に歌わせようとしてただけ…なのね?

 そんなこんなで、終演は21:04頃。
 たっぷり1時間半超やってお腹イッパイですよ。
 根っからのメニアにとっては「何であの曲をやらない!」ってのもあったんでしょうけど。
 個人的には、新作のゴス・チューンを生で聴いてみたい気もするものの──まだライヴ用の同期音源を用意してない…ってことで、しばらくは無理っぽいです。
 えっ…やらなくてイイって??
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by naniwametal | 2011-09-27 02:20

遥々宇宙から攻めて来たワリに…弱くない?


 “W:O:A 2011”報告@『キャプテン和田の劇的メタル』──第2弾が配信開始となりました~。


  


 前回に引き続き、DAY 2の残りとDAY 3について、今回もわたわたとしゃべくらせてもらってます~。
 あと、WOA後のハンブルク探訪も少し。
 例によって、しどろもどろなところが多々あり、「CAVALERA CONSPIRACYのライヴにマックス・カヴァレラが…」とか、WOAの第1回は'90年なのに'99年とか、相変わらずワケの分からん言い間違いもしてますが、その辺は軽~く受け流しつつ──どうぞ聞いてみてみてください~。


 …で、
 ついでというワケではありませんが、この機に“WOA 2011”バックステージ写真館でも。

 今年も色んなミュージシャンがウロウロしてました~。
 出演者以外にも色々と見かけたりも…ってことで、
 会場に着いて、まず最初に遭遇したのが、HELLOWEENのヴァイキー。


       


 前夜祭(DAY 1)の本番前にインタビューでも受けてたようです。
 ヤケにご機嫌で、いつも通り彼流のジョークをガンガンとばしてくれました。
 つか、「ダライラマみたいだな。拉致するぞ!」…ってのはちょっとね。


 続いては、
 METALIUMのマティアス・ランゲ!


  


 え~と、何でいたのか不明です。
 まぁ、フツーに遊びにきていただけかもしれませんけど。
 「METALIUMにはまだいるの?」と訊くと、「つか、バンドが動いてないし」と。
 「ラーズ次第だよ」…って、ごもっともです。
 何か最近は、カヴァー・バンドをやったり、非パワー・メタルなバンドもやってるそうです。
 ちなみに、一緒に写ってるのはドラマーだかの同僚。
 名前は聞き忘れました…。


 お次はHOLY MOSESのザビーナ&ミヒャエル!


       


 2人に会ったのは、バックステージのフェルナンデスのブース。
 ミヒャ曰く「特にエンドースしてるとかそういうワケではないものの、どういうワケか手伝っている」…のだとか。
 一方、ザビーナはフェス運営をまだ担当してるんかな?
 でも、プレス・テントでの記者会見とかではあんま見かけなかったけど…。
 気になるバンドの状況はというと、今年中にデビュー25周年を祝うリメイク・ベストをリリースして、来年以降にニュー・アルバムに取り組む予定だそうです。
 リメイクに際しては、ザビーナが「めっさ気合入って取り組んだし!」と言ってました。
 楽しみですね~。


 バックステージではないけど、ミート&グリートで盛り上がってたのが…PRIMAL FEAR!


  


 …って、
 単にサイン会の様子を撮ってたら、気づいたアレックスがコッチに向かって、何故か日本語で「スゴイぃぃ~!」と一言。
 いや、最初に気づいたのはランディだったのですけど、他のメンバーは真面目にファン・サーヴィスしてるのに、アレックスだけずっとカメラ目線…とかナニしてんの~。


 続きまして、CRASH DIET。
 

  


 マーティン・スウィート(g)とピーター・ロンドン(b)…かな?
 いかにも…なオネーチャンに囲まれ、ショウ後というのもあってか、かなりヨッパな状態だった彼等──「あっ、日本人みっけ!」ってな感じで近づいてきて、
 「なぁ、日本から来たんだろ? 俺を荷物に詰めて日本へ持って帰ってくれ~」「日本に行きたいんだよ~。ライヴしたいんだよ~」と、オネーチャンそっちのけで絡む絡む…。
 つか、フツーに来日出来そうなのにね?
 誰か呼んであげて~。


 でもって、こちらは新作のプロモで来ていたEDGUYの面々。


  


 トビがAVANTASIAで忙しくしてる間に、イェンス、ディルク、エッギの3人で、ガッツリみっちりインタビューをコナしていたようです。
 上の写真は休憩時間…かな?
 ディルクが「新作聴いた? どうだった?」と訊かれたので、「ブルースとか、またオモロいことやってましたね~」と言うと、イェンスが「そうなんだ。また新たな領域へ突入したぜ! でも…日本のファンが気に入るかどうか心配なんだよな~」と。
 エッギは…その間ずっと笑顔でしたよ、勿論!!!


 非出演者といえば、RAGEのピーヴィともばったり。


       


 でも、
 ちょっとご機嫌がすぐれなかったのか、話す間もなく写真を撮られるとすぐに行ってしまいました…。
 もしかして、完全プライヴェートで遊びにきてたのかな?
 そうなら、邪魔してスミマセン…。
 (ヴィクターがメタル・マルクトのイヴェント・ステージでギター・クリニックをやってたハズなので、それを観に来た…のかも)


 あと、ライヴ後にばったり…だったのが、ROFのファビオ!


       


 Partyステージでのライヴが素晴らしかったこととか、昨秋の台湾公演のことなんかを、ちょこっと話したのですけど──この時は、まさかバンドが分裂するなんて思ってもなかったし、当然彼もそんなことは全く感じさせませんでした。
 「いつ日本へ着てくれるんですか?」と訊いても、「そうだな、呼ばれればいつでも!」と答えてくれたし。
 う~ん…。


 …ってな感じで、
 最後に再度宣伝させてもらうと──WOAレポ&報告は、このわーさんのポッドキャスト以外にも、『Player』誌&『Young Guitar』誌それぞれの最新号でも読めますので~。
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by naniwametal | 2011-09-24 15:18

冷やし中華、死の彷徨


 渋谷WWWでSABER TIGERを観てきました~。


 


 最新作『DECISIVE』に伴う全国ツアー最終日──メンバー全員満身創痍の中、最後の力を振り絞り、全身全霊で最新作『DECISIVE』を全曲プレイですよ!
 オープニングからアンコール最後まで、とにかく気迫充分にして闘志横溢。
 何から何までひたすら凄かった~。


       


  


  


  


  


 …って、
 実を言うと、個人的には『DECISIVE』に120%満足というワケではなかったので、観る前はちょっと不安もありました。
 無論、メンバーが『DECISIVE』に絶大なる自信を持ち、大いに誇りを感じていることは疑うべくもないし、それだけ気合のこもった力作に仕上がっていることは、重々承知しておりますが…。
 案の定、『DECISIVE』に対するファンの反応はとにかくもう大絶賛の嵐。
 当然の結果でしょうけど──だからこそ、余計に冷静になって聴かなきゃ…という気持ちになったのも事実で。
 しかし、
 CDで聴いた時は今ひとつピンとこなかった曲も、目の前で生演奏を体感すると、格段にパワーを増して迫ってくるのを感じました。
 それだけバンドも気持ちが入っていたのでしょう。
 木下も下山も、開演前に「バンドはこれまでで最高の状態」と力強く言いきっていましたが、正にその通り──有無を言わせぬパワーを秘め、何もかも力で捻じ伏せる殺気すら感じました。
 とはいえ、
 木下は病み上がりの上、ツアー序盤に脚を痛めるアクシデントにも見舞われ、フツーならステージに立っているだけで精一杯だったハズ…。
 下山も2時間超のライヴを転戦しながら3連荘なんて、彼の年齢を考えると無茶としか言いようがありません。
 それでも2人は、何らセーヴすることなく、2時間半超のステージをしっかりやりきりました。
 木下が脚に爆弾を抱えていたことに気づいていたオーディエンスは、果たしてどれぐらいいたでしょう。
 MCでは見事なガラガラ声なのに、歌い始めると高いところまでちゃんとパワフルに歌いコナせる下山の超人的な喉にも、何度も何度も驚愕させられることしきり。
 勿論、他のメンバーも負けてません。
 激情を迸らせながら緻密なシュレッドを放つマシーン、底ナシのパワーで叩きまくる水野、そして、凄まじいアクションの連続で圧倒しまくる新加入の木本…と、
 誰ひとり1秒たりとも気を抜くことなく、持てる力を全て出し切っていたと思います。
 特に、
 これぐらい動いてなきゃベースなんて弾けねぇ…ってぐらい体に染み付いているかのような、木本のワイルドなパフォーマンスはインパクトありましたね~。
 以前も──CONCERT MOONやDOUBLE DEALERで、あれぐらいやってたのかもしれませんが、やっぱり気合の入り具合が全然違ってた…のでは?

 そんなこんなで、
 旧曲も織り交ぜながら、結果的に『DECISIVE』から全曲披露されたセトリは下記の通り。

1.486-102(SE)~The Hammer 2.At The Front 3.No Fault/No Wrong 4.Hard Wire 5.Bionic 6.Defying Gravity 7.Cross Your Heart 8.Virtual Unreality 9.Into My Brain 10.Vo Intro~Reminiscence 11.B Solo~Avenger 12.Painted Red 13.Two Dimensional Sky 14.Light-Thunder-Light 15.Angel Of Wrath [Encore 1]16.Rise 2001(SE)~Vague Bless You 17.Humiliation [Encore 2]18.Money 19.First Class Fool [Encore 3]20.Angel Of Wrath(Reprise)

 欲を言えば、(『DECISIVE』からの曲を外してでも…)もっとやってもらいたい曲は沢山あるんですけど、まぁ「Two Dimensional Sky」が聴けたからイイか~。
 尚、サード・アンコールは「もうやる曲ないよ!」…ってな流れから、PVにもなった「Angel Of Wrath」をもう1回~。
 あ…でも、そんなら「Maboroshi」やったらよかったのに?


 さてさて、
 この後、30周年リメイク・ベスト(仮タイトル『PARAGRAPH 4』)のレコーディング準備に入るという彼等──しかも2枚組とか、ホンマよく働いてくれるわ~。
 くれぐれも体調管理だけは気をつけて!


  
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by naniwametal | 2011-09-19 03:49

小野正利の「Lady Of Winter」がシブ杉る~


 『キャプテン和田の劇的メタル』にまたまたお邪魔してきました~。


       


 …ってことで、
 今年もW:O:A報告をガッツリ2週に亘ってやらせてもらってます。
 例によって、打ち合わせナシのぶっつけ収録だったんで、ところどころシドロモドロしてますが、そこは生放送のノリで聴いて頂ければ…と。
 勿論、わ~さんのオヤヂ・ギャグも炸裂してますよ~。

 尚、このポッドキャスト以外にも、今年も『Player』誌と『Young Guitar』誌でWOAレポート/報告を書かせてもらってますので、
 それぞれ絶賛発売中の最新10月号も、併せてチェキってみてみてください~。


 
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by naniwametal | 2011-09-16 15:02

麦味噌中太麺の翌日は塩刀削麺


 高円寺HIGHで夜長オーケストラを観てきました。


 


 夜長オーケストラについてはよく知らなかったのですが、所謂クラシカル・クロスオーヴァーの一種…ってか、これぞ正に日本のHAGGARDぢゃないですか!!
 そう──今宵はメタルとの融合に挑戦した新作『THE GATE』のレコ発です。

 イヴェントは3部構成で、まずは通常ヴァージョン(?)から。


  


 総勢20余名から成る管弦楽隊に7弦ギター、5弦ベース、デジ・ドラム×2などを加え、さらにピアノ、アコーディオン、グロッケン、そしてソプラノ・シンガーもフィーチュア。
 非メタルのこの第1部では、映画スコアかゲーム・ミュージック、はたまたミュージカルの劇バンか…って雰囲気もあったものの、その音の端々からはしっかりロック魂も伝わってきます。
 シンフォ…というよりは、オーケストラル・ロックって感じかな?


       


  


       


  


 随所でヴァイオリンがソロを執り、このコンサート・ミストレスが性格悪そ…ぢゃなくて、実に気が強そうでなかなか強烈。
 いやいや、こういう演奏者でもいないと、メタルに呑みこまれてしまいますものね~。(?)

[第1部]
1.群青 Survive! 2.Time, Take Your time 3.GGB 4.Metronika 5.碧 6.Phantom Blue


 …で、
 生オケ+ギター&ベースの迫力にガッツリ魅了された後は、第2部としてトーク・セッションが。


  


 ここでは、
 夜長主宰(写真上・真ん中)と『THE GATE』リリース元のBlack-listed代表(写真上・右奥)が、今回のコラボに到った経緯などをおしゃべり。
 続いて、『THE GATE』参加の5人のメタル・シンガーが登場し、それぞれに感想などを訊いたりも。


       


 途中、『THE GATE』の試聴も行なうハズが、時間が押してたのか、ホンのサワリを流しただけで終了…。
 まぁ、その後すぐに生再現があるんですから、CDは家で聴けばイイんですよ。


 そして──ラスト第3部は、いよいよ5人のシンガーを迎えて『THE GATE』タイム!!
 その面々は以下の通り。

●高谷 学(BLINDMAN
●神谷俊範(ARGUMENT SOUL
●世良純子(ALHAMBRA
●Michi(SINCERITY GREEN
●Michal(ANCIENT MYTH


 コンセプト・アルバムという『THE GATE』の世界観は、意外にも多彩でディープ。
 当然、第1部でやった曲よりもギターが前に出ているものの、所謂シンフォニック・メタルというよりは、メタル要素の強いアニソンとか、プログレ臭もするメタル・ミュージカル…ってな印象が強いです。
 あと、激烈ヘヴィなパートとか、ちょっとエキセントリックなアレンジを含んでいたりも。
 事前にアルバムを聴いていたので、どんな音なのかは分かっていたのですが、これまた目の前で生オケが炸裂すると、CDとはまた違ったインパクトが感じられました。
 ここでビビったのが、管弦楽隊の奥に陣取った5弦ベーシストのバカテク具合。
 第1部でも充分スゴいと思ったけど、ありゃタダモンぢゃないですな。
 どこか宗教家のような、また親方的オーラもまとう(?)オケ主宰の7弦ギタリストは、ソロも執るけど基本はバッキングに徹してます。
 フルート奏者のソロ・パートが、決してお行儀よくまとまっちゃうことなく、結構パワフルに暴れまくるのにも驚いた~。
 (途中で唾吐きやっちゃうかと思ったぐらい)

 ただ、
 肝心のヴォーカル陣は──残念ながら、みんな今ひとつ本領を発揮出来ず…?
 いや、全員しっかり熱唱してくれてましたけど、みんな自分のパートの再現に精一杯で、スペシャルな雰囲気…は出せていなかったような。
 まぁ、
 5人全員が顔を合わせたのは、この日が初めてだったらしいし、あんまリハに時間かけられなかったであろうことは、あらかじめ予想してましたけど。
 それに、実際慣れないシチュエーションですもんね~。
 めっちゃ久々に生歌を聴いた高谷は、あのアルジー声が見事に掠れてしまってて、かつての艶っぽさやパワーはまるで望めなかったものの、力のこもったガナり歌唱で頑張ってました。


  


 5人の中で最も歌唱力のある世良は、しっかり伸びのある美声で魅了。


       


 CDでは“ひとり素人が混じってる?”とハラハラさせてくれたMichalは、グロウルにも初(?)挑戦し、はっちゃけようとすればするほど空回り気味になってたものの、それでも自分のバンドで歌う以上に気合のこもったパフォーマンスを見せてくれました。


       


 最もメタル声の神谷は、強靭なシャウトの一方、濁声を使ったりしていつもと違うパターンに挑み、実はミュージカル経験者でもある非メタル・スキルを見事に解放~。


       


 そしてMichiは──あれ? 主にコーラス担当になってて、あんま独唱させてもらってなかったような…。
 本編最後とか、(お色直しして)再登場した夜長専任(?)ソプラノにも圧され気味だったし…。
 う~ん…もうちょっと活躍させてあげて~。


       


 アンコールもありました。
 高谷が演劇風熱血独白でド肝を抜く「Alive And Well」──でも、これはやっぱり観ていて/聴いていて…ちょっと小っ恥ずかしかったな~。


  


[第3部]
1.Hard Rock City Angel 2.哀恋歌 3.Saiko 4.Klaus Of The Storm Land 5.The Quantum Mechanics
[Encore]
6.Alive And Well 7.群青 Survive!(Reprise)


 そんなこんなで、
 最後までガッツリ堪能しながら思ったのは、シンガーの声を楽器的に使った場面が多いということ。
 シャウトは勿論、メロを歌わせても、まず譜面ありきってのが透けて見えて、何となく楽器っぽい響きになってしまってたのは…意図的なんでしょうか?
 (但しCDでは、リズムに乗っていないパート多し…)
 あと、
 メタルとオケの融合をやるに当たって、色んなアイディアがあって、何でも試したくなった気持ちはよく分かるのですが、ちょっと欲張り過ぎな印象も…。
 それから、7弦ギターの音が妙にノイジーだったのも気になりました。(これはCDでも同様)


 果たして──“次”はあるんでしょうか?
 いや、ライヴも…ですが、アルバム第2弾にも期待したいモノです。
 完成度から考えても、この1枚だけで終わってしまうには勿体ないので。
 それに、夜長主宰がちゃんとメタル分かってる人みたいだし、もっと練り込めば、きっとさらに凄いモノが飛び出すことでしょうから!


  
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by naniwametal | 2011-09-11 03:19

したコメにおでんくん~♪


 KANSASのデイヴィッド・ラグスデイルにERP取材してきました~。


       


 …って、
 すっかり忘れてましたが、インタビューしたのはもうかなり前──チッタ公演当日のリハ後/開演前、楽屋にて。
 当初20分の予定でしたが、話が盛り上がって(?)、結局30分弱やったような…。
 ヴァイオリン兼ギター担当の彼は、'96年にも来日しているので、実に約15年振りの日本ということになりますね~。
 気になるのは、どういった経緯で復帰に到ったのか。
 それから、ソロ作やNATIVE WINDOWについても少し。
 あと、ERPでは初取材ということで、KANSAS以前のキャリアについても質問してみました。
 オフでの物腰は穏やかで、ハッキリすっきり話す様子からも、生真面目さが伝わってきます。
 ただ、
 この日着ていたTシャツからも分かるように、こう見えて(?)ハーレー好きみたいで、会場への移動前に軽く雑談してる時、「(都内の)ハーレー・デイヴィッドソンのショップに行きたいんだけど…」と、通訳さんに自らプリントアウトした紙を見せて、場所を確認したりもしていました。

 そういえば、
 あの日チッタには、彼のエレクトリック・ヴァイオリンのデザインをした人も来場していたとか。
 かつてオーケストラで演奏していたこともあり、カントリー・ミュージシャンのバック・メンバーを務めていたこともあって、あのQUEENSRYCHEのアルバムにゲスト参加したことなんかもある、実に多彩なキャリアの持ち主であるデイヴィッド──いつか1時間ぐらいのインタビューで、さらにジックリ色々と話し込んでみたいモノです。
 そんなこんなで、
 ちょい先になりますが、このインタビューの模様は次号ERPに掲載予定ですので~。
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by naniwametal | 2011-09-07 01:58

ハライチの人…いた?


 いつの間にかPPUSAにFORBIDDENが追加されたり、KITにARCH/MATHEOS(!!)が決まったりしてビックリな恭子の頃、
 (メタルとは全く関係なく…)渋谷タワレコで、RAFVEN“緊急ゲリラ・ライヴ”を観てきました~。

 何と、観覧無料!
 1F特設ステージ…っても、お店の片隅に急作りなんで、推定100人以上が詰め掛けてエラい騒ぎに。
 メインはサイン会だったハズが、すっかりライヴのノリで、演奏が始まると床がウネるウネる…!
 「オドレ!!」とMCで煽られなくても、音が鳴ったらみんなすぐ反応して、手拍子も合いの手も入れまくりですよ。
 当初、5曲で30分弱の予定が、アンコールが凄くて、結局もう1曲プレイ──でも、短かったな~。
 まぁ、フリーのイヴェントなんで贅沢言ってられませんけど。
 とりあえず、マイ・フェイヴァリットな「Miljonmarschen」をプレイしてくれてラッキー。
 他に「Bocka-Pars Friluftsdag」とか「Basmarsch」をやったかな?

 あと──今日のイヴェントとは関係ないけど、
 昨日思い出せなかった「Boris」の元ネタの、誰でも知ってるロシア民謡を急に思い出した──「Катюша」ですな。
 ちょっとスッキリ。

 いや…しかし、
 今日もアソコに集まった若い子達は、そもそもどこでRAFVENと出会ったんでしょうね~。
 やっぱし“FUJI”がキッカケ?
 やりようによっては、コルピとかにもチャンスが…??
 うむ~。
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by naniwametal | 2011-09-06 02:13

明日はタワレコで!!!


 恵比寿リキッドルームでRAFVENを観てきました~。


  


 スウェーデンはイエテボリ出身のジプシー・パンク・バンド。
 いや、確かにパンキッシュだし、スカのノリもタップリありますが、ノリノリのジプシー・サウンドはフォーク・メタラーにも充分対応可。
 つか、
 コルピのパンキッシュな疾走チューンで暴れまくっちゃう人なら、きっと一瞬でハマること請け合い。
 また、
 ちんどん風味にサーカス&ヴォードヴィル・テイスト、キャバレー・ミュージックに酒場の乾杯ソング──なんてキー・ワードにビクっとくるアナタも。
 …って、
 要はALAMAAILMAN VASARATのタテノリ・パンク版であり、DIABRO SWING ORCHESTRAが好きなら完全に見込みアリ。
 とにかく終始アゲまくり。
 お祭り状態でジャンプ&ダンス&ドリンク(&ドランク)!!

 ただ、
 メンバーの佇まいはみんなチェックのジャケットにパンツ、ベストも着用で、やっぱりパンクス。
 TシャツにGパンなんてのはひとりもいません。
 あ~でも、1曲目から大暴れして汗ダクになったら、みんなどんどん脱いでいきます。
 ショウ中盤には、半数以上のメンバーは上半身裸になってて──ぢゃあ、最初からシャツ1枚でエエやん…とか思うけど、そこはコダワリなんでしょうか?

 ちなみに、
 メンバーの担当楽器は、アコギ、タンブーラ、ダブル・ベース、ドラムス、アコーディオン、フィドル、サックス、トロンボーン…が基本で、途中で楽器持ち換えもあれば(ベース担当がトロンボーンを吹いて、ダブル・トロンボーンになる時は、タンブーラ奏者がベースをプレイ)、サックス奏者がフルートを吹いたり、タンブーラ奏者がシンバルを持ち出しステージ前でバシャーン♪と鳴らしたりもします。
 序盤、「日本でだけプレイする曲だよ」と言って始まったのは、FFのカヴァー。
 これまたしっかりRAFVENヴァージョンにアレンジされてました。
 あと、日本で書いた曲というのもやってたし、東日本大震災へのお悔やみとしてプレイされた曲も…。
 流石にその時はしんみり聴かせてくれたものの、他は殆どがイケイケでアゲアゲ。
 お客さん(意外や若い子が多い!)のノリは、完全に非メタル(当然でしょ!)なピョンピョン系(?)で、ステージ上のバンドも踊るわ跳ねるわ(ライン・ダンスみたいな動きも多し)、「ホイホイ!」「ラララ~♪」と歌わせ&叫ばせる場面も多くて、最初から最後までひたすらずっと大騒ぎ。
 ショウ半ばで、フィドラーが弦を切って退場した時とかも、全く気にせず(?)そのままショウが進行し、
 「次の曲はフィドラーが書いた曲で…」とMCしてから、「アレ? ヤツがいない…」と焦って別の曲をやったりも。
 そしてラストには、サックス奏者の必殺フラフープも炸裂!
 途中、タンブーラ奏者がヘドバンしてるように見えたのは…気のせい??


  


 …で、
 セトリは7割ほどしか判明せず…でしたが、Uncleowenさんのヘルプで何とか補完~。

1.Intro~Stortrappen 2.Bocka-Pars Friluftsdag 3.Ale Brider 4.Kajutan Blues 5.Basmarsch 6.Solungen 7.Emma 8.Final Fantasy Theme 9.Colombo Nr.7 10.Brevorm 11.Next Time 12.07:40 13.Skalmsjukan 14.Happy Pappy 15.Lindansen 16.Vitt 17.Kajsaren Ov Japan 18.Bra Dag For Skagg 19.Rafvens Paradmarsch 20.Rinkeby 21.Ds Solo~Mustafa 22.Joschka [Encore 1]23.Boris 24.Ko Over Sarek 25.Katten [Encore 2]26.Ale Schwester 27.Dagslandor Och Ho

 そんなこんなで、
 開演は18:10で終演は19:50…と、予想以上の長丁場だったものの、楽しく過ごしてるウチに、ホントあっという間の出来事でした~。
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by naniwametal | 2011-09-05 02:34

地味なトコまで再発されんのね~


 あっという間の3ヵ月──またまた恒例の定期宣伝です。
 『Euro-Rock Press』の第50号が発売となりました!


          


 …って、
 記念すべき節目の号とはいえ、特に50冊目を祝うでもなく、通常通りの誌面だったり。
 表紙&巻頭特集は、ご覧の通り──復活作『FLY FROM HERE』が素晴らしかったYES!
 クリス・スクワイアのインタビューを堪能してもらいましょ~。
 あと、タイミングよく(悪く?)ケイ&シャーウッドが来日したりもしたので、そのインタ記事パート2も。

 あと、メタラーも注目の記事は──最新ソロ作に伴うジョン・ウェットンのインタ…って、何とシャーウッドのプロデュースなんね。
 他にも、PENDRAGON、SPIROGYRA、WOBBLER、KARMAKANIC…辺りは、シンフォ大好き&フォークも聴いちゃうアナタなら要チェキ!
 それから、
 ロン・ジャーゾンベク率いる変態メタラー、BLOTTED SCIENCEのインタはどうでしょう?
 WATCHTOWERの近況(?)も話してますよん。
 メタラー向けとしては、あとMagna Cartaの紙ジャケ再発に伴う記事なんかも。
 さらに、
 もうひとつのフィンフェス──“World Music Showcase”の、VARTTINAとALAMAAILMAN VASARATの記事は、懐深いフォーク・メタラーに対応可…かな?

 あと勿論、
 フツーのメタラーもトリップ・メタラーも気になるいつもの多ジャンル大量レビュー、隠れ(?)ファンが多い映画レビューも、ガッチリ読み応えアリの助アリ太郎ですので~。
 あ~、値段は気にしちゃイヤ~んギラ~ん!
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by naniwametal | 2011-09-01 10:59