ダイヤリ
by naniwametal


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川崎店は濃いなっ♪


 “Italian Progressive Rock Festival Vol.2”@クラブチッタ最終日~。
 3日間を通じて唯一のソールド・アウトです。
 何となく…完売というと、土曜というイメージがあるのですけど、やっぱり当初3バンドだったのが大きかったのでしょうか?
 (残念ながら、FORMULA 3はキャンセルになってしまいましたが…)

 ともあれ、
 本日はLOCANDA DELLE FATEから。
 LOCANDAといえば『妖精』──つまり、『FORCE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU』('77)です。
 その後も再結成して何枚か出してますが、とりあえず『妖精』が生で聴ける…ってのが凄いと。
 ただ、メンバーとかは全く分からず。
 とりあえず、ドラマーひとりだけ…とかぢゃなくて、『妖精』の時のメンツがかなり揃ってるそうなので、こりゃORMEよりも期待出来るかも?
 …と思ったら!(後述)
 少なくとも、現ラインナップには管楽器奏者はいないみたい。
 う~ん…生フルートぢゃないのは痛い。
 でも、ツイン・キーボードなんで、そこそこ再現可能かと。
 ヴォーカルは『妖精』の時の人。
 凄い巨漢になってました。
 (いや…'70年代のルックスは知りませんが…)
 まず、アルバム通りインストから始まった(幕が開くと同時に演奏スタート!)ので、2曲目で出てくるのですけど──最初、ジョン・オリヴァかと思った…。
 歌は朴訥系。
 譜面台に歌詞を用意。
 でも、最初は淡々と歌ってたのに、だんだんノリノリになってきて、途中から変拍子を追いかけて大きなアクションを連発ですよ。
 そんなレオナルドは、MCで「今夜は心を込めて(命を捧げて?)歌います」と英語で。
 しか~し! このユルユルのアンサンブルは一体…??
 特にドラムスとギター。
 後者はオリジナルと違う人なんだから、もっと上手い人探せないの??
 まぁ、ベースと兄弟みたいなルックスなんで、それが面白いからイイか…。
 つか、「Non Chiudere A Chiave Le Stelle」だかでベースのオッチャンがアコギ弾いてたけど、明らかにギターよりも達者だったし。
 よって、「巧いかも…!」という期待は脆くも崩れ去り、実際ところどころ緊張感に欠けてたものの、まぁ…何とか許容範囲内ではあったと思います。
 終盤には、最新作(…でエエんかな?)『THE MISSING FIREFLIES…』('11)からの2連打も。
 MCによると、どちらも既に'70年代からライヴでやっていたレパートリーだったとか。
 「La Giostra」がギター泣き泣きで、メロとかとても良かったのですが、やっぱし演奏がヘロヘロで勿体なかったかも…。
 でもって、シメは『妖精』ラストの「Vendesi Saggezza」で。
 結局、途中でちょい曲順変えたものの、『妖精』から全曲プレイしてくれました~。
 FORMULA 3出演だったら、どれがカットされてたんでしょう?
 『THE MISSING FIREFLIES…』の2曲かな?

1.A Volte Un Instante Di Quiete 2.Force Le Lucciole Non Si Amano Piu 3.Profumo Di Colla Bianca 4.Sogno Di Estunno 5.Non Chiudere A Chiave Le Stelle 6.Cercando Un Nuovo Confine 7.Crescend 8.La Giostra 9.Vendesi Saggezza

 オン・タイムで開演して、終演は18:41頃。
 叙情たっぷりで変拍子もみっちり…ってな、いかにもプログレ~なシンフォニック・ロックは、初期GENESISにも通じる美味満載でございました~。


 んで、
 本日は30分ほどのインターヴァルを挟んで、19:15頃にI POOHがスタート!
 昨日とは違って、イタリア人客があんま見当たらず。
 最終日だし、FORMULA 3がなかったことになったので、何か追加 or サプライズあるかと思ったら──MCネタ(レッド曰く「僕は今、イタリア製のクツを履き、アメリカ製のジーンズとかフランス製のシャツを着ているけど、心は日本でいっぱいだよ♪」とか)まで、まんま同じでした~。
 でも、再びみっちり楽しみましたよ。
 昨日は事前にセトリを見ていなかったので、次にどんな曲が飛び出すのか、ワクワク&ハラハラしながら観ていたものの、今日はドキドキ感こそないものの、その分ジックリ1曲々々を堪能することが出来たし。
 あと、昨日は1階席で観たので、ステージ下手側が、座高がやたら高い2つ前のオッサンの頭であんま見えなかったのですけど、今日は2階からだったので、特にレッドの動きがよく見えて良かった~。
 お父ちゃん…ったら、結構ジュニアのトコ行って、アイ・コンタクトも頻繁に取ってましたな。
 ロビーのMCがほぼ99.9%伊語だったのも、昨日と全く同じ。
 でも、「ロマン組曲」をやる前の、“シンフォニック・ロック”だとかのニュアンスは伝わってきました。
 組曲「Parsifal」は、初生体験した昨日ほどの、震えるような感動はなかったものの、それでもまた、何度も泣きそうに…。
 いや~しかし、ホンマどの曲も凄まじく感動的な歌メロの宝庫ですな。
 '80年代のポップなナンバーも、ちょっと間違ったら(?)アメリカン・プログレ・ハードの名曲になっちゃいそうだし、ディスコ期の曲も、ライヴ・アレンジだと抜群のポップ・チューンとして楽しめるし、『DOVE COMINCIA IL SOLE』('10)からの「L'aquila E Il Falco」も「Isabel」も、しっかりシンフォニック風味あるし…で、
 ホント…どこにも全く隙がないというか。
 ただ、POOHといえばやっぱし泣きのバラードとかシンフォニックな大作なワケで──次回があるのなら、是非とも、オケ入りで「Parsifal」とか再現してもらいたいモノですわ~。
 レッドも「必ず戻って来る!」と言ってましたし。
 つか、
 あのI POOHをこんな小さな会場で観られるなんて、もう2度とない…かと思ったけど、メンバーの様子から、日本の観客の好反応にマヂ感激していたようなので、こりゃ再来日も夢ではないかも??

 ともあれ──結局のところ、セトリは3日間共通だったみたいね。

1.SE~Dove Comincia Il Sole Parte 1 2.Dove Comincia Il Sole Parte 2 3.L'aquila E Il Falco 4.Isabel 5.Cantero Per Te 6.Io Sono Vivo 7.Infiniti Noi 8.Il Tempo, Una Donna, La Citta 9.Uomini Soli 10.Viva 11.Parsifal:Parte Prima E Seconda 12.Eleonora, Mia Madre 13.Non Siamo In Pericolo [Encore]14.L'anno, Il Post E L'ora 15.Tanta Voglia Di Lei 16.Dammi Solo Un Minuto 17.Noi Due Nel Mondo E Nell'anima 18.Nascer Con Te 19.Pensiero 20.Chi Fermera La Musica

 そうして、終演は21時頃。
 鳴り止まない拍手と歓声に、大満足ってな表情のレッド、ロビー、ドディでありました~。
 (そういえば、2曲目ぐらいの時に小さな地震があったけど、ステージ上のメンバーは気付いてなかったんかな?)
 いやいや、KIT蹴ってでも観といて良かった~。
 ORMEとLOCANDAは、もう次はないかもしれないので…。

 さてさて、次回イタリア祭は──そろそろMAXOPHONEの出番でしょうか??
 あと、偽でもイイんで、MUSEO ROSENBACHもね。
 それと勿論、久々BANCOもよろしく~♪
 それか…フランス祭で、ATOLL&ANGEでもイイですけど~。
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by naniwametal | 2012-04-30 03:21

どこ行ってもジャイアンはジャイアンですな~


 クラブチッタで“Italian Progressive Rock Festival Vol.2”2日目を観てきました~。

 初日を観逃したので、本日が初I POOHだったのですが──その前にLE ORMEですよ!
 以前、来日が中止になって涙を呑んだことも…。
 しかし、遂に生で観られる日が!
 アルド・タリアピエトラ<B,Vo>はもういないものの、贅沢は言ってられません。
 ミキ・デイ・ロッシ<Ds>に全てを託し(?)、ガッツリ堪能するのみです。
 …って、
 他のメンバーはよく分かってないんですけど。

 とりあえず、キーボード・トリオではなく、ほぼ全編ギター入りで、12弦アコはベースが弾き、その時はギターがベースを弾いたりも。
 メイン・ヴォーカルは、METAMORFOSIのダヴィデ“ジミー”スピタレーリが担当。
 でも、何曲か(「Gioco Di Bimba」とか)はベースが歌います。
 組曲「Felona E Serona」でも、一部はベースが──でも、コイツがヤケにイイ声してるんですよ。
 ダヴィデは譜面台に歌詞を置いて、それを見ながら(時に老眼鏡も着用…)ワリと淡々と。
 特に長い曲ぢゃなくても、インスト・パートに入るとすぐに袖に引っ込んぢゃうのは…疲れるから?
 つかね、
 ORMEってどうしてもPhilips時代のイメージが強くて、朴訥とした不器用なバンド…ってのがあるんで、意外に演奏がウマくて、「何ぢゃコリャ~?」となることしばしば。
 3曲目に披露されたインスト「Collage」なんて、「もっとドン臭く演奏してくれ~!」と叫びそうになりましたもの。
 タイトにバシバシ叩きまくるミキおぢさんなんて、違和感アリアリで…。
 大好きな「Figure Di Cartone」をやってくれたのはスゲー嬉しかったのですけど、何だかノリノリのビートに乗ってたのも、ちょっと違うな…と。
 まぁそれでも、キーボーダーがちゃんとムーグのビキビキも再現してくれてたし、聴けただけでも感謝しなくちゃですな。
 それにしても、イタリアのバンドって、どうしてガサツなメンバーが必ずひとりはいるんでしょうか?w
 ドラムスが主導権握ると、やたら前へ出てきてMC(何と、完全伊語のみ! 言ってることの99%が不明!!)したがるし。
 満面の笑顔でまくしたてる姿に、チョッチョがダブって見えたのはワタシだけ??
 あ…勿論、ミキのことですよ。
 「Felona」冒頭の鐘の音とかも、鍵盤奏者が出すのに、めっさワザとらしくアテブリして見せたりも。
 いやいや、愛すべきキャラですわ。
 そんなこんなで、
 まず最新作『LA VIA DELLA SETA』('10)からの曲でスタートし、以降は主に『UOMO DI PEZZA』('72)&『FELONA E SORONA』('73)からのナンバーを配し、アンコールで『CONTRAPPUNTI』('74)から「Maggio」でシメ。

1.L'alba Di Eurasia 2.Il Romanzo Di Alessandro 3.Verso Sud 4.Una Donna 5.29457, L'Asteroide Di Marco Polo 6.Collage 7.Era Inverno 8.Una Dolcezza Nuova 9.Gioco Di Bimba 10.La Porta Chiusa 11.Breve Immagine 12.Figure Di Cartone 13.Sospesi Nell 'Incredibile 14.Felona 15.L'Equilibrio 16.Ritratto Di Un Mattino 17.Ritorno Al Nulla [Encore]18.Maggio

 あら…連曲もあるとはいえ、18曲もやってたのね??
 『FELONA E SORONA』は中ヌケで。
 アンコールの「Maggio」では、オルガン&ギターの掛け合いで、後者がここぞとばかりにジャズ巧者ぶりをアピールしておりました。
 演奏時間は、75分とかそれぐらいかな?

 
 そんでもって、20分ほどのインターヴァルを挟み、いよいよPOOHの登場です。
 SEが流れる中、幕が開くと、そこに立っていたのは、ヤケに華のあるオヂサン達。
 ORMEとは大違い…。
 正に“スター☆”って感じ。
 ステージに向かって左から、レッド<B,Vo>、ロビー<Key,Vo>、ドディ<G,Vo>──完っ全っにアイドル出自の3つの完璧な笑顔は、あのフォーリーブスを彷彿とさせる…?
 ただ、のっけから演奏は激シブ。
 特にギターが咽び泣く!
 もう開始10秒でその世界にドップリですよ。
 レッドの息子というドラマーは、そこそこの腕前。
 彼等ぐらいの大物なら、もっと巧いドラマーを起用することも出来るハズなのに、やっぱファミリーを大事にするイタリア人気質…なんでしょうか?
 あと、もうひとりのキーボーダーはサポートに徹してました。
 つまりは、とにかくフロントの3人が活躍しまくり…なのです。
 中央でシンセを弾きながら歌うロビーがメインかと思いきや、レッドもドディもかなり歌い、1曲の中でヴォーカルを分け合うことも少なくありません。
 のびやかに歌い上げるロビーと、甘くムーディな歌声のレッドの対比もイイ感じ?
 まず、'10年作『DOVE COMINCIA IL SOLE』から4連打でぶちカマして、初MCはロビー。
 ただ、これまた伊語全開で何を言ってるのか全く分からず…。
 以降、ドディとロビーはちょこちょこ英語を交えながらだったんで、良かったのですけど。
 5~6曲目は、'80年前後のポップなPOOHを開放。
 底抜けに明るい曲調に、イタリア人オーディエンスはもうノリノリで立ち上がって踊りまくり。
 それに釣られて、日本人客も時々立ち上がるのですが、まだこの時点では、みんなすぐに座って、大人しく観戦モードへ戻ります。
 そして──7~8曲目で、'70年代ラヴ・ロック・モードへ一気に突入!
 しっとりじっとりねっとりまったり…POOHワールドへ浸らせてくれます。
 9曲目の「Uomini Soli」は、フロントの3人だけでプレイ。
 ドディはここで、唯一アコギを使用。
 (他の曲ではピエゾを使ってた?)
 続いて、『VIVA』('79)の表題インストで、またアップ・テンポに逆戻り…と思ったら──11曲目に『PARSIFAL』('73)のタイトル組曲が…キターーーーー!!!!
 当然、涙チョチョ切れまくりまくりまくりですよ!
 後半レッドがリコーダーを担当し、ドディのギターも号泣し過ぎてヤヴァいことに。
 このパート1&2の完奏直後、観客は全員総立ち!
 しばらく拍手喝采が鳴り止まず、なかなか次の曲へ行けない状況が。
 ただ、これにはメンバーも大感激した模様です。
 結局、殆どの観客が立ったまま、『UN PO' DEL NOSTRO TEMPO MIGLIORE』('75)から「Eleonora, Mia Madre」が炸裂し、さらにシングル曲「Non Siamo In Pericolo」をプレイし、本編が終了~。
 ここまでで、ちょうど80分。
 短いな~と思ったら、アンコールでは怒涛の7連打が待ってました。
 しかも、いきなし『PARSIFAL』からオープニング曲「L'anno, Il Post E L'ora」が飛び出して、思わず「ギャ~!」と叫びそうに。
 いや~、ロマンたっぷりなバラード連打とは激沁みるわ~。
 そのまま『OPERA PRIMA』('71)~『ROTOLANDO RESPIRANDO』('77)収録バラード…ときて、メロメロ状態のまま、4曲目に『ALESSANDRA』('72)から「Noi Due Nel Mondo E Nell'anima」ってのも反則か…ってぐらいに効く~。
 さらにさらに、『ALESSANDRA』から『OPERA PRIMA』の流れで──後者「Pensiero」でキメを歌って溌剌とした気分になったら、ラストは『BUONA FORTUNA』('81)から「Chi Fermera La Musica」!
 レッドの息子のドラム・ソロ挿入は、あまりに拙くてちょい蛇足気味だったものの、もはやスゲー盛り上がりで、こまけぇこたぁどぉ~でもイイ…ってな感じ。
 見事にヤラれましたわ~。

1.SE~Dove Comincia Il Sole Parte 1 2.Dove Comincia Il Sole Parte 2 3.L'aquila E Il Falco 4.Isabel 5.Cantero Per Te 6.Io Sono Vivo 7.Infiniti Noi 8.Il Tempo, Una Donna, La Citta 9.Uomini Soli 10.Viva 11.Parsifal:Parte Prima E Seconda 12.Eleonora, Mia Madre 13.Non Siamo In Pericolo [Encore]14.L'anno, Il Post E L'ora 15.Tanta Voglia Di Lei 16.Dammi Solo Un Minuto 17.Noi Due Nel Mondo E Nell'anima 18.Nascer Con Te 19.Pensiero 20.Chi Fermera La Musica

 19:44頃開演で、アウトロが流れる中、メンバーが退場したのは21:30頃。
 ホント…とにかく、ひたすら楽しませてもらいました~。

 最初、演奏予定曲目とか見てて、“何で「ジェニファーのコーヒー」とかないのよ~”とか思ってたけど、まぁキリないからね~。
 ただ、セトリは日替わりだと思ってたものの、どうやら初日と同じだったようで。
 となると、最終日も同じでしょうか?
 う~ん、やっぱり「Un Caffe Da Jennifer」やってくれ~!!
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by naniwametal | 2012-04-29 04:08

D.S.O.新作、ヘヴィさアップ+デジ要素追加も旨味そのまま!


 FIONA@大塚Deepa~!


 


 あの伝説(?)の女性シンガーが初来日!!
 ゲーム・ミュージックでもお馴染み、瀬上 純CRUSH 40)のバンドをバックに、スペシャルなライヴを披露しました~。

 何でもフィオナには、日本在住の弟さんがいるそうで、これまでにもプライヴェートで何度か日本を訪れたことがあったそうです。
 ただ、ライヴやプロモーションでも来日はこれまでチャンスに恵まれず、今回の新作『UNBROKEN』('11)日本リリース記念の、このイヴェントがお初。
 念願叶い、ようやく日本のファンの前で歌う機会が出来て、本人も相当に喜んでましたね~。

 イヴェントはまず、Q&Aコーナーからスタート。
 何と、“日本でお気に入りの場所”は──江戸東京博物館、大江戸温泉物語と…SATY(イオン・モール)だとか!
 んで、
 15分ほどトークで和んだ後は、いよいよライヴのお時間。
 当初はアコースティック・セットで検討されていたようですが、最終的にフル・バンド(+同期音源)との共演ショウとなりました~。
 ラインナップは以下の通り。

●フィオナ<Vo>
●瀬上 純<G>
●Shoyo<B:THE POWERNUDE>
●Act<Ds:BANG-DOLL>

 ベースは25歳、ドラマーは20歳ということで、現在50歳(!)のフィオナにとっては、可愛い息子達…ってな感じ。
 あとフィオナは、何故か“POWERNUDE”という語呂が気に入ったようで、やたらそのバンド名を叫んでは、上着をまくってヘソを見せる…というのを繰り返してました。
 …って、
 当然かつてのキュートさはありませんが、しばらく音楽業界から引退状態だったのが良かったのか、若返り整形どころか、皺取りやたるみ取りすらやってないみたいで、派手なメイクをするでもなく、自然体のキュートなオバチャンがそこに。
 もしかすると、またトシを取らない“美魔女フィオナ”を期待していた人もいるかもしれませんが、その飾らなさが、今の彼女の魅力であることは間違いないでしょう。

 ショウはまず、『UNBROKEN』冒頭曲「Loved Along The Way」でスタートし、当然ながら往年のナンバーも披露。
 2曲目にデビュー作『FIONA』('85)収録の「Talk To Me」がプレイされると、フロアから大きな歓声が上がります。
 事前にリハをやる時間は恐らくなく、当日になって初めて合わせただけ…ながら、演奏はそれなりにまとまっていたし、ほぼ満員のお客さんも、どんどんノリノリに。
 フィオナ本人は、高音が今ひとつ出なくて、自分でもかなりもどかしく思っていたものの、そこはヴェテランだけあり、無理のないフェイクなどで対応。
 パット・ベネターでよく知られる「Shadows Of The Night」では、サプライズ・ゲスト(?)としてフィオナ弟の娘さん(つまり、フィオナにとっては姪)が登場し、サビをデュエットするという一幕も。
 また、
 故ジェイニー・レインのペンによる「Life On The Moon」('82年の第4作『SQUEEZE』収録)は、アコースティックで彼に捧げられたのですが、その前にフィオナがジェイニーとの思い出を語っていました。
 (MCの通訳は現場に来ていた弟さんが担当)
 そして、
 本編ラストはPROPHETのカヴァー「Everything You Are」で、これも故ディーン・ファザーノ追悼で…。


  


 アンコールは2回。
 最初にアコースティックでプレイされた「Hearts Of Fire」(ボブ・ディランとの映画の曲)は、リハの最中に急遽やることになったのもあってか、短縮ヴァージョンに。
 セカンド・アンコールは、“時間が許せば…”という感じだったのですが、鳴り止まない拍手に「やらいでか!」ってな勢いで。
 (あともう1曲、'89年のサード『HEART LIKE A GUN』から「Draw The Line」も、リハやってたかと思うのですが、結局プレイされませんでした…)

1.Loved Along The Way 2.Talk To Me 3.Shadows Of The Night(D.L. Byron) 4.Life On The Moon* 5.Hang Your Heart On Me 6.Broken 7.Everything You Are(PROPHET) [Encore 1]8.Hearts Of Fire(Short Version)* [Encore 2]9.Ain't That Just Like Love  ※Acoustic

 でもって、終演後はサイン会。
 スーツ姿のリーマン達を中心に大行列となり、その盛況振りにフィオナも大感激。
 ひとりひとり名前を訊いて、丁寧にメッセージとか書き込んだりしてましたね~。


 さて──この秋には“FIREFEST”への出演が決まっているというFIONA。
 現在、パーマネントなバンド・メンバーというのはいないそうなので、またいずれ日本でも、瀬上バンドとの共演が実現する…かも?
 ただ、
 今回のミニ・ライヴでは、どうもノドの調子が芳しくなく、最後まで本領発揮出来なかったという不安要素も。
 リハではイイ感じに高音も出せていたので、要はまだ、“50歳の自分”をウマくコントロール出来ていない…んでしょうけど。
 その辺は、しばらくブランクあったことが、そのまま響いているような気もします。
 今後、本国でもちょこちょこライヴの機会が増えてくれば、きっとまたイロイロと変わってくることしょう。
 言うなれば、今が再出発のスタート地点で、第2のミュージシャン人生はこれから…なのですから!
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by naniwametal | 2012-04-27 03:58

ケミーンおめ♪


 原宿アストロホールでARCH ENEMYのスペシャル・ギグ初日を観てきました~。

 当初、4/17の大阪公演で終了するハズだった、今回の彼等のジャパン・ツアーですが、
 その後に予定されていた韓国公演(フェスのトリ出演)がキャンセルとなったことで(フェス自体がなかったことに…)、急遽スケジュールを調整し、東京にて2日間の追加公演が決定!
 何と、2日前に緊急告示という、前代未聞の強行開催ですよ。
 まぢスゲー。
 バンドもフットワーク軽いな~。

 しかも、ショウの内容がスペシャル!
 事前にファンから投票を募っていた“来日公演でプレイして欲しい曲ベスト10”を、ガッツリやってしまおうというのです。
 さらに、来場者全員にサイン会もやっちゃうと。
 またまたスゲー。
 まぁ、それだけ日本で磐石な人気を誇っているから、こんな無茶なことも出来るんですけど。
 本日の入りは7割ほど。
 急な決定で、しかも平日…ということを考えると大したモンです。
 元々の日程は行けなかったけど、たまたまこの追加なら行けた…というラッキーな人もいたでしょうか?

 ショウはまず、雷鳴からピアノのイントロダクションで幕開け。
 …って、
 ホントに第10位から始まっちゃいましたよ。
 そう、「Enemy Within」です。
 バンドは黒衣装に腕章。
 マイケルは白V使用。
 ニックは黒V。
 後ろの方から観ていたのですが、それでもステージがヤケに近く感じられます。
 何つっても、ダニエルの表情までハッキリ見えるんですから。
 でも、何故かベースの音が小さい。
 ドラムがデカいワケぢゃないのに、ギター・サウンドも埋もれ気味。
 ヴォーカルはよく聴こえますけど。
 2曲目の前にアンヂェラがMC。
 「4日前に韓国でのフェスがキャンセルだと分かった」「24時間で全てが決まった」「みんなが選んだベスト10をカントダウンしていく」「あとでサインと握手もお楽しみに~♪」…と。
 でも、「普段ライヴでやってない曲もあるから、歌詞とか大丈夫かしら…」とも。
 いやいや、続く「In This Shallow Grave」でも特にカンぺ使ってるようには見えなかったし、バンドの演奏もフツーにタイトでした。
 特に凄いのが新人のニック。
 まさか初めてのツアーでこんなことになろうとは?
 でも、元々ファンだった彼は、既に40曲をマスターしているそうで。
 まぁそれでも、流石に今日は殆ど動かず、初日以上に緊張している様子。
 「In This Shallow Grave」のソロとか、ずっとネック凝視。
 見事に弾きコナしてましたけど。
 マイケルもシャーリーも、意外に危なげなく。
 ダニエルも同じく。
 どれぐらいリハ出来たのか分からないけど、みんなヤルわ~。
 ここで、マイケルの音のみヌケが良くなったものの、ニックの音はあんま改善されず…。

 3曲目は第8位の「Fields Of Desolation」──いつもは途中のフレーズだけなのに、久々に完全再現!
 …って、
 イントロの時点では今ひとつ反応鈍し。
 ベスト10に入ったのに?
 でも、あのフレーズでは「ヲーヲーヲーヲー♪」と大合唱。
 驚いたのは、この曲のアンヂェラのヴォーカルが、やたらヨハンっぽく聴こえたこと。
 何で??
 マイケルは、観客の反応を見ながらプレイするとか、演奏に余裕アリ。
 終盤のツインで、やっとこニックが自分の陣地から動いて、中央でマイケルと横並びに。
 次の「Nemesis」の前のMCで、アンヂェラが息切れ…。
 2回目のサビを全て観客に歌わせたりも。
 そうしなくても、みんな歌いまくりでしたが。

 お次は「Bury Me An Angel」──このエンディングでダニエルがミスって、そのままドラム・ソロにいこうとし、「あれ?」「今日は違うよ」と、ぐだぐだ終了~。
 直後にアンヂェラが、「こないだはマイクがミスって、今日はダニエルね」「まぁ、誰にでミスはあるわ──私を除いてね!」と。
 続く「Dead Eyes See No Future」と「The Immortal」も、元々今回のツアーでやっていた曲なので、何ら問題なく。
 前者で、またニックがネックを凝視してソロ再現してたけど、プレイはお見事。
 後者とか完璧でしょ。
 本日の彼のベスト・ソロだったかも。
 あと、後者の前にMCネタ。
 アンヂェラ曰く「小さなステージなのに、私の横にはデカいベーシストが…!」と。

 いよいよベスト3。
 でも、勿体ぶったりせず、リズム隊がイントロを引っ張り、アンヂェラが曲名をスクリーム!
 「Bridge Of Destiny」です。
 この曲でもニックのソロが素晴らしかった~。
 続いて、第2位は「Blood On Your Hands」!
 へ~。
 「りめんばッ!!」で大盛り上がり。
 それを見て、ダニエルも笑顔で叩きます。
 このツイン・ソロでニックは持ち場を動けず。
 中央で弾いていたマイケルが、「をい、来ないの?」と目配せ。
 ニックはそれどころぢゃなくて、横からアンヂェラが前へ出てくるのをかわすので精一杯?
 
 そして、第1位。
 「悲しいけど、もう9曲やってしまったわ」とアンヂェラ。
 「一緒に飛びましょう」と「Silverwing」!!
 この曲のソロもニックは自分の陣地で。
 その前にマイケルが中央で弾いてたんだし、自分も前へ出てくればイイのに。
 おかげで、ソロの最中スポットも当ててもらえず。
 んで、このエンディングはあっさりめ。
 あっという間に引っ込んでしまいました。

 すかさずアンコール!
 それに応えてアンヂェラがまず出てきて、「あともう少しやるわ」と。
 「その後にサインと握手ね♪」と念を押す(?)と、フロアから「キスも!!」と声が掛かる。
 それに「ゴメンね。アタシって一途だから、大事な人のために…」とか。
 アンヂェラも言いますな。
 アンコール1曲目は、『RISE OF THE TYRANT』('07)から「Revolution Begins」ですよ。
 ちょっと意外…ってか、地味?
 でも、思いの外メロディアス。
 サビではジャンプ。
 マイケルのソロは泣き泣き。
 エンディングでニックに速弾き炸裂!
 その後、すぐに「あーあーあー」とSE。
 ハイ、「We Will Rise」 ですね。
 これまたジャンプ、ジャンプ。
 ようやくニックがここでエンジン全開。
 ココはアドリブで弾きまくり。
 いや、もう終わりなんですけど。
 ソロでのけぞったり…って、もっと早くにそうしてよ~。

 そんなこんなで、
 19:10開演、20:18終演でした。

1.SE~Enemy Within 2.In This Shallow Grave 3.Fields Of Desolation 4.Nemesis 5.Bury Me An Angel 6.Dead Eyes See No Future 7.The Immortal 8.Bridge Of Destiny 9.Blood On Your Hands 10.Silverwing [Encore]11.Revolution Begins 12.We Will Rise

 「We Will Rise」終わりで、すぐにまたAEコールが起こるものの、終演後のサイン会について説明するアナウンスに掻き消される…。
 サイン会がどんなだったかは不明。
 ニックはあの引きつった笑顔でファンを迎えたのでしょうか…?
 でもって、
 きっと明日は、アンコール1曲目に別の曲をやるんでしょうね~。
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by naniwametal | 2012-04-20 06:02

12月で実現するとイイな~


 日本青年館でYESのライヴを観てきました~。

 『FLY FROM HERE』('11)の出来が素晴らしかったので、楽しみにしてたら、今年に入って新シンガーのベノワ・ディヴィッドが病欠となり、その後任にGLASS HAMMERのジョン・デイヴィソンが抜擢。
 まぁ、ベノワもトリビュート・バンド出身だし、CLOSE TO THE EDGEでもROUNDABOUTでも何でもイイんですけど、次第に何となく冷め気味になってきたのも事実で…って、 GLASS HAMMERの近作を聴いて、こっちのジョンもかなりあのジョンに肉薄しているのは知っていたのですが…。

 そんな感じで、もしかしたらLIONSHEART以来かもしれない会場へ向かうと(久々過ぎて、慣れないルートを取ったら方向音痴炸裂…)、追加公演にもかかわらず、かなり盛況な入りでした。
 ジョン・アンダーソン不在でもYESはYES…と割り切れるファンが、これだけいるということでしょうか。
 観客の年齢層は、当然かなり高め。
 ステージには、あの雲みたいな装飾はなかったものの、後方のスクリーンはありました。

 開演はオン・タイムで。
 ハウを先頭にメンバーがバラバラと出てくると、大歓声が起こります。
 注目のデイヴィソンは、昔のアンダーソンを思わせる白の衣装で登場。
 1曲目は「Yours Is No Disgrace」で、その第一声は…予想以上にオリジナルそっくり!
 しかも、DVDで観たベノワよりも安定感あるかも。
 ただ、ファルセットの線はかなり細く、タンバリンもソツなくコナしつつも、今ひとつ抑揚に欠けるというか、ひたすら淡々としているというか…。
 でも、まだ加入して6回目のショウだそうなので、よく頑張ってる方でしょ。
 本人もかなり自信アリなオーラを漂わせてたし。
 (何曲かでアコギも弾いたデイヴィソンは、ドラム・セットの前に置かれたウインド・チャイムも担当)

 1階のほぼド真ん中辺りで観ていたのですが、とにかくスクワイアの音がデカ杉。
 (見た目もかなりデカい!)
 時々、ハウのギターを掻き消さんばかり。
 でも、あの独特のゴリゴリ感はやっぱり心地好いです。
 ハウはのっけからノリノリ。
 鳥類を思わせる動きも健在。
 ソロでは、まず横に動き、そのうちに中央まで出てきて、何度もドヤ顔をキメまくり!
 それどころか、1曲目から飛び跳ねてましたから。
 調子イイんですな~。
 今回も、アコギは基本ソロ・タイム(イスに座って新作から「Solitaire」と、STEVE HOWE TRIOの「Laughing With Larry」を連続でプレイ!)のみ使用し(他に、「Your Move」でリュートっぽいマンドリンを使用)、他の曲では、いつもの青いモデリング・ギターを使ってました。
 メインはお馴染みギブソン(ES-175とES-Artistを両方? それとレスポールも)で、何曲かで赤いストラトも使用。
 あと、勿論ペダル・スティールも。
 (時々蹴って退けたりします)
 そういえば、スクワイアも「Fly From Here」の途中でフレットレスらしきエレクトリック・ベースを、アップライトのように立てて弾いてましたな。
 (あと、「And You And I」の途中でハーモニカも)
 見た目がハウ並みに爺さんになってたホワイトは、ところどころパワー不足を感じさせながら、それでもタイトに頑張っていました。
 困ったのはダウンズ。
 明らかに弾けていない曲が幾つか…。
 シンセを9台も並べてたのはイイのですけど、ここぞってトコロで音が小さかったりも。
 それから、「Starship Trooper」の終盤には、お約束でショルキー持って前へ出てきたけど、あんま効果的ではなかったような…。
 まぁ、ダウンズにしてはよくやってた方でしょうか?

 …って、
 オーストラリアでは2部構成のショウをやってたハズが、本日はそうではなく、フツーに本編やってアンコール1曲だけ。
 あれ? 3曲も少ない??

1.SE~Yours Is No Disgrace 2.Tempus Fugit 3.I've Seen All Good People:Your Move/All Good People 4.And You And I:Cord Of Life/Eclipse/The Preacher, The Teacher/Apocalypse 5.Solitaire 6.Laughing With Larry(STEVE HOWE TRIO) 7.Fly From Here:Overture/We Can Fly/Sad Night At The Airfield/Madman At The Screens/Bumpy Ride/We Can Fly(Reprise) 8.Heart Of The Sunrise 9.Owner Of A Lonely Heart 10.Starship Trooper:Life Seeker/Disillusion/Wurm [Encore]11.Roundabout

 『FLY FROM HERE』('11)から「Life On A Film Set」と「Into The Storm」と、『GOING FOR THE ONE』('77)の「Wonderous Stories」がオミット…ですよ。
 初日だから減らしたのだったら、ちょっとガッカリですな…。
 それでも、19:00ちょうどに暗転&終演は20:58頃…と、ほぼ2時間ステージ!
 まぁ、観客の年齢層を考えると、それぐらいでちょうどイイのかも?
 当然、最初は皆さん着席で観戦され、本編ラストの「Starship Trooper」で盛り上がってきたら、スクワイアの煽りでようやくバラバラと立ち上がり、そのままでアンコールまでスタンディングで。

 気がつけば、デイヴィソンは殆どMCをやらず。
 「And You And I」の前に「コニチワ、トキヲー」と言ったのと、何度か「アリガトー」と言ったぐらい?
 (曲中の煽りも最低限…)
 結局、スクワイアとハウがほぼ全てのMCをやってました。
 つか、「Owner Of A Lonely Heart」の曲紹介をハウにやらせんなよ~。
 つか、もう別にあの曲やらんでもエエやろ~。
 つか、デイヴィソンの歌が一番ハマってなかったのがこの曲で、ダウンズのオケヒもあんまビシっと決まってなかったで~。
 (&ここをトイレ・タイムにするオッサン客、約5名ほど…)

 個人的には、随所で飛び出したハウのドヤ顔が本日一番の観どころ…かな?
 でもって、「Heart Of The Sunrise」のエンディングがバシっと決まった時、ガッと指差されたのは…誰だったの?
 ともあれ、
 ヘタすると“本人バックの豪華コピバン”になっちゃいそうなところを、ハウとスクワイアがしっかり存在感発揮して、ホンモノ感を大いに発散していた…ってのが、最重要ポイントだったのかも。
 怪物2名に挟まれて、デイヴィソンも緊張するやら、でも安心感もあるやら…だったことでしょう。
 さて、明日以降はどんなセトリになるんかな~??
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by naniwametal | 2012-04-18 03:13

MFにKD、さらにVRまで…のBGMは誰の選曲?


 横浜ブリッツでARCH ENEMY2日目~。

 本日も前座にはENGEL
 当然ですが、やっぱり4人です。
 バンド名の由来の人がいないのは違和感あるな~。
 例の(?)頭にカメラ…は、ドラムスが1曲目から。
 ヴォーカルが日本語MC頑張ってました。
 「コンニチハ、ヨコハマー!」(トキヲーぢゃなくて偉い!)「アイジテル~」…は何とか聞き取れたものの、他は全く分からず。
 「サツシタヤツレタチー」…??
 マーカスは相変わらず危なっかしかったものの、バンド全体のまとまりは、初日よりも上だったと思います。
 お客さんの盛り上がりも上々。
 少ないながらも、何とか“ENGELコール”で盛り上げようとしていた人達もいたし。
 それに気を良くしてか、ラス曲の前にヴォーカルが「カモーーン!」と叫んで、観客の中へダイヴ!
 「ヨコハマー、アメージング!!」と叫んで幕。
 暗転は18:58で、終演は18:32でした~。
 セトリは初日と同じ…と思われ。
 
1.SE~Question Your Place 2.Threnody 3.Sense The Fire 4.Casket Closing 5.Down 6.Frontline 7.Elbow And Knives 8.Until Eternity Ends


 やはり、約30分のインターヴァルを挟んで暗転。
 SEは雷鳴から…あのピアノが!
 そう、本日は『WAGES OF SIN』('01)の完全再現の日なのです。
 咆哮しながら飛び出してきたアンヂェラの姿がスゲー!
 ヘソ出し赤シャツでセクシ…いや、腹筋がビキビキに割れてて、ちょっと怖い~。
 しかも、ジャンプしても全くオパイ揺れず…。
 1曲目「Enemy Within」のギター・ソロの際、昨日はあんなに大人しかった新人ニックが、腕を上げ観客に自らをアピールしてて、これまたビックリ!
 1日でココまで変わるか…って、まぁそこまでではないものの、初日を乗り切ったことで、緊張をヤル気が上回ったのかな?
 2曲目「Burning Angel」のイントロがスタートすると、暗転の瞬間を凌駕する大歓声。
 ここでもニックが、オリジナルにかなり忠実なソロをカッチリ弾きコナしてみせます。
 アンヂェラは初MCで、「10年前のことを思い出すと信じられない…」と。
 実際、初めて日本へ来た時と比べると、すっかり貫禄が出てきたし、随分ブルータルに吼えることが出来るようになりましたよ~。
 以降、勿論ずっと曲順通りにプレイ。
 2枚のスクリーンもフル活用です。
 (絵が動かない曲も多かったけど…)
 AE旗は「Savage Messiah」で使用。
 「Dead Bury Their Dead」の前には、“3.11”の犠牲者を悼みつつ、「今こうして生きているみんなのために…」とMC。
 本日も泣きまくるマイケルのギターは、「Web Of Lies」で目一杯エモーショナルに。
 一方、ニックのベスト・ソロは「The First Deadly Sin」でしょうか。
 「Behind The Smile」の前のMCでは、「みんなひとりぢゃない。“メタル・ファミリー”だから、隣の人と…」と。
 でもって、
 「Snow Bound」でマイケルが信じられないミスを…!
 どうやら、オートチューナーの切り替えを忘れてたらしく、観客みんなが「さぁ来い!」と身構えてたら、思いっきり調子っ外れな音が…。
 思わずステージ袖を振り返るマイケル。
 ギターのチューニングが狂ってたことにするのか?
 クルーの所為にするのか?
 いやいや、苦笑いしながらやり直し~。
 ギター持ち替えたら、誤魔化せたかもしれんのに、やっぱマヂメですな~。
 その間、全く動じずアルペジオを引き続けたニックにも感心。
 再現タイムのラスト──「Shadows And Dust」では、アンヂェラが重そうなマイク・スタンドを抱えながらのっしのっしと歩き回り、それでエア・ギターしてみたりも。
 エンディングには、「Bridge Of Destiny」のあの泣きフレーズを挿入して盛り立てます。
 ここまででちょうど1時間ぐらい。
 でも、すぐにアンコールで呼び戻されます。
 まずは、最新作『KHAOS LEGIONS』('11)のオープニングから。
 残念ながら、アンヂェラのお色直しはナシ。
 再現タイムとアンコールで雰囲気を変えるために、衣装チェンジするかと思ったのに~。
 …って、
 ドラム・ソロを挟んで、律儀にも(?)『WAGES OF SIN』のボーナス曲をここで。
 でも、今イチ観客の反応は鈍かったです。
 曲が終わった瞬間、しばしの妙な沈黙にハラハラしたりして…。
 セカンド・アンコールは、アンヂェラが「日本でしかやらない曲」と紹介した「Silverwing」!
 やっぱり盛り上がります。
 ギター・ソロ・タイムは、初日と同じ構成。
 そんで、
 初日のアンコール2回をまとめたかのような2連打で終了~。
 19:03頃スタート、終演は20:41頃でした。

1.SE~Enemy Within 2.Burning Angel 3.Heart Of Darkness 4.Ravenous 5.Savage Messiah 6.Dead Bury Their Dead 7.SE~Web Of Lies 8.The First Deadly Sin 9.Behind The Smile 10.Snow Bound 11.Shadows And Dust~Bridge Of Destiny(Ending) [Encore 1]12.Khaos Overture(SE)~Yesterday Is Dead And Gone 13.Ds Solo 14.Lament Of A Mortal Soul [Encore 2]15.Silverwing 16.G Solos:Incl.Intermezzo Liberte 17.We Will Rise 18.Nemesis~Fields Of Desolation(Ending)

 アンヂェラも言ってたけど、完全再現の場合、当然みんな曲順が分かっているワケで──確かに、次に何をやるのか…というワクワク感は少ないものの、それでも普段やらない&ここしばらくやってない曲がプレイされると、思わず「をを!!」と叫んでしまいますわ。
 これを機に、新たな定番曲が生まれたりして??

 さてさて、
 名古屋と大阪はどんなセトリになるんでしょう?
 まぁ、新メンバー入って間もないから、あんま色んな曲は出来なさそう…と思ったら、
 マイケルによれば、既にニックは40曲ぐらいマスターしているそうで。
 ただ、スクリーンと連動…ってことを考えると、サプライズ的な曲を加えるのは難しい?
 それでも期待が募りますね~。
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by naniwametal | 2012-04-15 02:52

汁なし坦々麺痺れず&マンゴーラッシー濃杉


 渋谷AXでARCH ENEMYを観てきました~。

 13日の金曜日という、メタルのライヴにうってつけ(?)の夜なのに、天気は生憎の雨…。
 でも、お客さんは軽く8割以上入ってたのでは?
 横浜とどっち観るか迷ったという人もいたでしょうけど、勿論どっちも観るという人も多いんでしょうね~。

 ショウはまず、前座のENGELからスタート。
 …って、ステージに登場したのは4人だけ。
 しかも、バンド名の由来となったニクラスがいない。
 えっ、インフレのツアー日程と重なってて来られなかった…の?
 マヂかよ…って、確かにインフレは、4/13に地元スウェーデンのエーレブローで公演が。
 でもまぁ、打ち込みバシバシなバンドなんで、何とかシングル・ギターでもやれる…と。
 実際、マーカスは何曲かでギター・ソロも弾いてたし。
 つかね、
 『ゴーストバスターズ』のテーマで始まり、いきなりドラマーが暗視スコープみたいなの被ってて、「ナニそれ?」と驚いてたら、最後にはヴォーカル(何で両手に包帯巻いてるの?)がビデオ・カメラ(?)を頭に装着したりも。
 でも、お客さんのノリは今イチでした…。
 前の方はそこそこ盛り上がってたし、ヴォーカルのヤツは「Holy shit!」と何度も言ってたので、それなりに満足してたのでしょうけど。
 演奏時間は35分ほど。
 暗転は18:59で、終演は19:33頃。
 
1.SE~Question Your Place 2.Threnody 3.Sense The Fire 4.Casket Closing 5.Down 6.Frontline 7.Elbow And Knives 8.Until Eternity Ends

 えっ…1曲目から新曲だったとは。
 6曲目も新作から。
 後者は「正真正銘、初めてプレイするんだ!」と言ってました。
 それでマーカスはソロが弾けてなかったのね…。
 (3曲目の途中で地震──でも、バンドも含め、殆どの人が気づいてなかった??)


 …で、
 転換にみっちり30分かけて、20:02頃に再び暗転。
 でも、SEが出ない。
 AEコール、手拍子がどっちも治まりそうになって、ヤヴァい…と思ったら、やっとこ出ました。
 ステージ後方には、プロジェクターで左右に映像が映し出され、イイ感じに音楽とシンクロしてます。
 そのまま「Yesterday Is Dead And Gone」に突入するや、下手からマイケルが文字通り飛び出てきて、見事なキメ・ポーズでイントロをプレイ!
 一方、新加入のニックは…地味~。
 長髪を振り乱してのプレイは様になってるけど、背もちっちゃいし。
 ただ、ギター・プレイは極上。
 もう1曲目から見事な速弾きをぶちカマしてくれました。
 シャーリーはまたまた肥大化?
 ダニエルは変わらずパワフル。
 メンバー全員が黒着用で、やっぱり腕章メタル。
 アンヂェラの気合が凄い。
 観客も最初っからスゲー盛り上がってます。
 …って、
 2曲目から何故か初期曲を連打で!
 そりゃ盛り上がらんワケないでしょ~。
 序盤でもう見事なギタ・ヲタの正体を現した(?)ニックは、基本クリスのフレーズを再現しつつ、まんまではなく、自分なりのフレーズも盛り込んでました。
 「Silverwing」をやる前に、「あんま寝てないけど…」とか言ってたアンヂェラは、「心の底からありがとう!」と投げキッス♪
 その泣きソロで、すっかりシェンカー弾きが板に付いたマイケルが、ちょっとハズしてたのはご愛嬌?
 ドラム・ソロは音源使用しながら。
 「Under Black Flags We March」では、アンヂェラが旗を持って登場。
 続いて、アンヂェラの「でっかいモッシュ・ピットをよろしく!」という指示に、「Bloodstained Cross」でフロア左右に渦巻き出現。
 どこかVRっぽいオブリをニックが流麗にキメまくる「Dead Eyes See No Future」では、中間のツインでマイケルが、ニックに横へ来て欲しそうだったのに、当のニックは自分の陣地でひたすら専念。
 たまにソロで中央に出てきても、エフェクターを切るためにすぐに戻っちゃうし、アンヂェラが絡みに行っても、あんま反応しないし…って、
 「Silent Wars」の前にマイケルが珍しく長いMCをして、そのニックを自ら紹介したら、アンヂェラは「彼ってシャイなのよね~」と。
 さらに、「マイケルがMCしたの…初めて見たわ!」とおどけたアンヂェラは、次に“3.11”に対するお悔やみを述べると共に、政府の対応の悪さを指摘し、「怒りを忘れないで!」と、「Silent Wars」を我々に捧げてくれました。
 (この曲でアンヂェラが再び旗を持ち出す)
 そんなこんなで、
 アンコール2回含むセトリは以下の通り。

1.Khaos Overture(SE)~Yesterday Is Dead And Gone 2.The Immortal 3.Silverwing 4.Ravenous 5.Bury Me An Angel 6.Ds Solo 7.Under Black Flags We March 8.Bloodstained Cross 9.Dead Eyes See No Future 10.G Solos:Incl.Intermezzo Liberte 11.The Day You Died 12.Silent Wars 13.Dead Bury Their Dead 14.We Will Rise [Encore 1]15.Stigmata 16.Blood On Your Hands [Encore 2]17.Snow Bound 18.Nemesis~Fields Of Desolation(Ending)

 終演は21:36頃だったので、90分強しかやらなかったんですな。
 でも、また明日も来てもらわないと…なんで、ちょっとモノ足りないぐらいにしないと。(?)
 アンヂェラも、「みんなで『WAGES OF SIN』の10周年(あれ…11周年?)を祝いに来てね!」と言ってましたよ~。
 それにしても、
 ニック加入後、この日が初ショウだったとは…。
 そう考えると、あのまとまりは凄いわ。
 ニックの巧さは勿論、他のメンバーもツアー初日って色々あるモノなのにね~。
 いやいやいや~。
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by naniwametal | 2012-04-14 03:24

CHEVY紙ジャケ、やっとこ発売日確定?


 渋谷duo music exchangeでAMON AMARTHを観てきました~。

 '10年のラウパ以来、久々の来日です。
 平日の上、天気も荒れ模様…ってことで、集客が心配されましたが、何の何の…軽く7~8割は埋まってて、開演前から場内は熱気ムンムン。
 ヴァイキング兜を着用したヤツもいれば、外国人オーディエンスもかなり目立っていました。
 彼等のショウをクラブ規模で体験するのは、今回が初めて。
 フェスでは、ラウパ含めてもう4~5回は観ているのですが、狭めのハコだとまた違った味わいかと。
 …って、
 バックドロップがデカ過ぎて、スルトは上半身だけしか見えません。
 (そのバックドロップにテープ補修痕発見…

 劇的なSEに導かれて、いざライヴが始まると、フロア中央部には、早くもモッシュ・ピットが出現。
 ヴォーカルのヨハンは、Tシャツをインしてて、コーニュコピアは着用せず。
 ゴツいブレーサーは、クルクル回ってしまうのか、MCの時なんかに位置を直したりも。
 ギターは2人ともエクスプローラーを使用。
 でも、あの鉄板ピックガードのは使ってませんでした。
 演奏は相変わらずウルトラ・ヘヴィながら朴訥としてて、どのパートも基本的に直球…いや、ひたすら剛球勝負。
 ギター・ソロもあるものの、2人ともかな~り拙く、勇壮なメロ使いで思いっきり雰囲気重視な感じ。
 ドラマーも、必死になってツー・バスを踏みまくり、バシバシとフィルを入れて、終始イッパイイッパイでとにかく頑張る。
 実際のところ、ひとりひとりの演奏だけを取り出してみると、みんな相当にドン臭いのですけど、それがドドドっと合わさると、とてつもなく重厚で、ドラマティックで、壮大なあのアモアマ節に構築されちゃうんですから、不思議なモンですな~。
 いやいや、マヂで堪らんぐらいにカッコいい!!
 楽曲自体、どれもシンプルなのにね~。
 恒例の、フロント4人が横並びで一斉に風車ヘドバン…も実に圧巻!
 メンバー全員が長髪ってのも、今どきあんまいないし。
 だもんで、
 観客はもう、休むことなくヘドバンしまくり、腕上げまくり、蛮勇フレーズを「ヲヲヲー♪」と歌いまくり、速い曲では、モッシュからサークルになることも。
 そんな熱狂的なノリに、ヨハンは大々々満足のようで、ず~っとニッコニコ。
 曲が終わる度に、ご機嫌で「アリガトー! ドーモアリガト、トキヲー!!」を連発。
 観客に声を出させては、その反応の良さに、さらに嬉しそうな表情になって、
 「The Pursuit Of Vikings」(イントロでオラヴィがちょい焦らし作戦!)では、“Odeeeen! Guide our ships…♪”のくだりを歌わせてみたら、コレが意外に歌えてたモンだから(外国人客のおかげ?)、もうメッチャ喜んで、曲終わりで思わず「ハハハハっ♪」と笑っちゃったりも。
 あと、
 「Death In Fire」を紹介する際、「Death In…」と叫ぶと、すかさず「FIRE!!!!!」と返ってきて、もう嬉しくて仕方なくなって、他のメンバーに「見ろよ、スゲーぞ!」と言わんばかりに振り返り、その後何度も何度もやらせたりも。
 あんなにデカくてゴツいのに可愛いの~。

 そんなこんなで、
 ガッツリ重~く盛り上がりまくりまくったセトリは以下の通り。

1.Intro(SE)~War Of The Gods 2.Runes To My Memory 3.Destroyer Of The Universe 4.Live Without Regrets 5.Thousand Years Of Oppression 6.Pursuit Of Vikings 7.For Victory Or Death 8.The Hero 9.Valhall Awaits Me 10.Slaves Of Fear 11.Fate Of Norns 12.Bleed For Ancient Gods 13.Under The Northern Star 14.Free Will Sacrifice 15.Cry Of The Black Birds 16.Death In Fire 17.Victorious March [Encore]18.Intro(SE)~Twilight Of The Thunder God 19.Guardians Of Asgaard~Outro

 最新作『SURTUR RISING』('11)からの楽曲中心ながら、定番曲をちりばめつつ、結構古めの曲もやってくれました。
 コレでステージ上にヴァイキング船があって、パイロがバンバン炸裂してくれたら、もう言うことないのにな~。
 つか、
 「Death In Fire」とか、火柱がゴゴ~っと上がらないのが納得がいかなくて…。
 そんなこんなで、
 開演は19:06頃&終演は20:49頃。
 約100分…ってトコでしょうか。
 でも、中弛みなんて全くなく、心地好い重低音に身を委ねてると、気がつけばもう終盤になってて、アンコールまであっという間。
 途中──きっと誰しもが、広大な神々の戦場に立っている自分を、幾度となく感じ取ったことでしょう…。
 これを契機に、彼等の日本での人気と知名度が、ますますアップするのも間違いナシ!
 いや~、ホンマ凄かった~!!
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by naniwametal | 2012-04-12 02:30

ヨアキムも「テぁクトグレンっ」と言ってましたな


 ANTHRAXのスコット&ロブにYG取材してきました~。


  


 インタビューを行なったのは、東京公演初日のショウ前。
 …って、
 実は今回、YG恒例のDVD撮影がメインで、2人にはカメラの前で名曲の数々をガッツリ弾きまくってもらったのですが、2人とも殆どやり直すことなく、あまりにサクサクとスムーズに進んだため──ならばまだ時間もあるし、楽器を置いてのインタビューもやりますか…ということになったのです。
 おかげで、30分弱という短い時間ではあったものの、2人のギター観やプレイ哲学を、熱~く語ってもらうことが出来ました。

 それにしても驚いたのが、ロブのあまりの巧さ。
 こういう奏法取材とかって、いつもと勝手が違うので、アルバムのレコーディングとかライヴ・ステージでは凄まじくメチャ巧な人でも、なかなか思うように実力が発揮出来ないことがよくあるんですよ。
 いつもなら弾けるフレーズが弾きコナせず、何度もリテイク…なんてことも珍しくありません。
 ところが、
 ロブはソロだって何だって、ほぼイッパツで見事に決めてしまい、その流麗っぷりに、思わず唸ってしまうことしばしばでした。
 実際、ロブが本当は凄まじく超絶だという事実は、ギター・フリークの間でも、あまり知られていないのではないでしょうか。
 そして勿論、スコットのパワフルなリフ・ワークも圧巻!
 実は最初、「ではこの曲から…」とお願いすると、アッサリ「憶えてない」と言ってのけるスコットに、
 コリャ今日の撮影は波乱を呼ぶか…と思ったのですが、以降は何ら問題なく、どんどんザクザク弾きコナしまくってくれたのでした~。
 今回のツアーではプレイされなかったアノ曲なんかもやってくれてますので、次号YGをどうぞお楽しみに!

 いや~しかし、
 今後ロブは、もっと“自分”を出してもイイんぢゃないか…と思いましたよ。
 まぁ、スコットとチャーリーがなかなかそうはさせてくれないんでしょうけど…。
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by naniwametal | 2012-04-11 03:24

はて…UNIVERSE ZEROはどの辺に?


 渋谷O-EastでANTHRAX来日公演を観てきました~。

 昨年5月と12月に相次いだ延期&中止を乗り越えて(?)の、ようやくのジャパン・ツアー実現です。
 名古屋、大阪でもガッツリ盛り上がったようで、スコット達も久々の東京公演にかなり燃えているようでした。
 しかしながら、集客はちょっと寂しいことに。
 3度目の正直…とはいえ、気持ち的に乗り切れなくてパスったという人もいたでしょうし、ド平日というのもあったんでしょうけど。
 まぁ…それでも、フロアが大きく使える…とポジティヴに(?)考えれば、暴れたい観客にはうってつけだったかも?

 まず登場したのは、ヴィニー・ポール率いるHELLYEAH
 いつだかのラウパ以来です。
 でっかいロゴ入りのバックドロップ、そして、フル・ドラム・キットが、前座ではなく“スペシャル・ゲスト”であることを物語っていた…のでしょうか。
 ただ、
 その後ニュー・アルバムが出たワケではないし…で、ラウパの時とほぼ同じ印象に。
 そう、楽曲にもうちょっと引っ掛かりがあったらなぁ…というヤツ。
 今回もヴィニーのドラミングは圧巻でした。
 ヴォーカルのヤツのフレンドリーなキャラも健在。
 熱心なファンが盛り上げていたのもあって、サークル・ピットが頻出し、観客のノリは悪くなかったと思います。
 でも…。

1.Hellyeah 2.Matter Of Time 3.Stampede 4.Goddamn 5.Hell Of A Time 6.Nausea 7.You Wouldn't Know 8.Alcohaulin' Ass 9.Cowboy Way

 開始時間はチェックし忘れたけど、ほぼオン・タイムでしょう。
 終演は19:48頃。
 退場前には、大量のスティックを手にヴィニーが前へ出てきて、笑顔で1本々々観客の中へ投げ込んでました~。


 …で、
 セット・チェンジに続いて、ANTHRAXが登場したのは20:19頃。
 最新作『WORSHIP MUSIC』('11)のジャケをプリントしたバック・ドロップが不気味に浮かび上がり、SEが流れると、場内は大歓声に包まれます。
 観客の数は…HELLYEAHの時から殆ど変わらず。
 このカップリングなら、片方だけでイイや…という人は少なかったでしょう。
 あ~でも、「Earth On Hell」のイントロがハジけて、メンバーが動き始めると、もうその瞬間、HELLYEAHは完全に吹っ飛んでしまいました。
 いや~、とてつもなく重く、激しく、タイト!
 ちょい轟音過ぎて、ジョーイの歌とロブのギター・ソロが埋もれ気味だったのは勿体なかったけど、その音圧は実に心地好かったです。
 2曲目の「Fight 'Em 'Til You Can't」の前に、なかなかSEが出ないトラブルがあったり、序盤、フランクのベースの調子が今イチだったりもしていたものの、初っ端からドッカン爆発してしまったオーディエンスのノリは、少々のことでは治まらない…どころか、どんどんヒート・アップするばかり。
 つか、
 3曲目に「Caught In A Mosh」…って、もうここで盛り上がり曲線は一気にピークまで達しちゃいましたわ。
 続く「Antisocial」では、ジョーイが指示しなくても「オッオー♪」と大合唱が起こり、「Indians」では、“もう終盤?”とか思っちゃうぐらいに、さらに凄まじいノリに。
 以降、終始レッド・ゾーン振り切りっ放し!
 新作からのナンバーでも、思ったほど盛り下がったりはしません。
 中盤──「Deathrider」の前に、「'86年以来しばらくプレイしていないんだ…ファースト・アルバムの1曲目っ!」とMCしたのはスコット。
 驚いたのは、その「Deathrider」でも、次の「Medusa」でも、ジョーイの声がよく出ていたこと。
 いや…相変わらずバンド・サウンドにはすっかり負けていたし、全盛時と同じレヴェルを期待するのは禁物とはいえ、省エネ唱法で無理なく叫ぶテクを身に付け、以前ラウパで観た時とは比べモノにならないぐらいに、どの曲もしっかり歌えていたと思います。
 あと、オリジナルのフレーズを活かしながら、抜群のセンスでどれもしっかりグレード・アップさせていたロブの巧さにも、何度も何度も悶絶~。
 それなのに、
 「Medusa」に続く「Among The Living」で、もう本編終わり~ぃ??
 まだ1時間…!
 いくら“スペシャル・ゲスト”付でも、ちょっと短過ぎやしませんか?
 でもご安心(?)を。
 アンコールはたっぷり4曲(+α)やってくれましたから。
 しかも、激烈に盛り上がる曲ばっかし!
 「N.F.L.」にはチャーリーがブラスト・ビートを導入。
 今回、彼は結構色んなトコで小技を効かせて、これまでにないパターン(「Indians」のキメとか…)を随所にハメ込んでました。
 「Madhouse」では、イントロに合わせてジョーイが何か違う曲をチョロっとだけ歌ったものの、何だったか判別出来ず…。
 「Metal Thrashing Mad」の曲紹介は、またまたスコットが。
 ファーストの曲をやる時は、彼が…というのが決まりごとになってるんですな。
 でもって、最後は「I'm The Man」のサワリから「I Am The Law」~!!
 当然、大合唱まくりまくりまくりですよ。

1.Intro:Worship(SE)~Earth On Hell 2.SE~Fight 'Em 'Til You Can't 3.Caught In A Mosh 4.Antisocial 5.The Devil You Know 6.Indians 7.Hymn 1(SE)~In The End 8.Deathrider 9.Medusa 10.SE~Among The Living[Encore]11.Efilnikufesin(N.F.L.) 12.Madhouse 13.Metal Thrashing Mad 14.I'm The Man(Excerpt)~I Am The Law

 いやいやいや…それでもまだまだモノ足りないですな~。
 「A.I.R.」も「Got The Time」もやってませんがな。
 あと、「Gung-Ho」も…。
 でも、ジョーイがロニーの真似をして、「Long Live Rock'n'Roll」@RAINBOWのサビを歌ったら、ホントに客出しのBGMとして「Long Live Rock'n'Roll」が流れて──それで気が抜けてしまったのか、さらなるアンコールは起きませんでした。
 まぁ、もう1日残ってますからね~。
 さてさて、最終日はどんな変化球出してくるんかな??
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by naniwametal | 2012-04-06 05:39