ダイヤリ
by naniwametal


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ASIAがBOCのカヴァー?…と思ったら


 渋谷O-EastでANGEL WITCHを観てきました~。

 '09年の初来日の時点では、まさか“次”があるなんて思ってもみませんでしたが、'86年作『FRONTAL ASSAULT』以来となるスタジオ新作まで出して、まさかの再来日──しかも、あのビル・スティアまで伴って…!
 そう、あのFIREBIRDとかGENTLEMANS PISTOLSの(あ…勿論、CARCASSもね)ビルですよ。
 どうやら彼は、'10年頃にクリス・フラードの後任としてセカンド・ギタリストに迎えられた模様。
 元々クリスはWINTERSの鍵盤奏者ですから、もっともな人事と言えるでしょう。

 今回の来日ラインナップは以下の通り。

●ケヴィン・ヘイボーン<G,Vo>
●ビル・スティア<G>
●ウィル・パーマー<B>
●アンディ・プレスティッジ<Ds>

 リズム隊は変わらず。
 前回来日時は今ひとつだったウィルが、どこまでANGEL WITCHのベーシストになりきれているか──まずはそこに注目!
 …と思ったら、あんまベースが聴こえない。
 (バルコニー席だから? 下のフロアではどうだったんでしょ?)
 いや、聴き取れないワケではなかったのですが、少なくともウネるような重低音は感じられません。
 う~ん…でも、それで良かったのかな?
 どうやら、3年前とそう変わっていない感じだったので…。
 首魁ケヴィンは、特に老け込むでもなく、あのまんまでした。
 当然、デヴったりなんてするハズもなく。
 “これぞAW!”なヘタウマ・ヴォーカルも健在なら、高音パートの手抜き具合も相変わらず。
 いやいや、無理して曲を台ナシにするよりは全然イイです。
 みんなの脳内では、しっかり元の煮え切らないシャウトが響いていたことでしょうし。
 でも、「Atlantis」の「ヤイヤイヤイっ!」はもうちょっと頑張って欲しかったかも。
 驚いたのは、いきなり1曲目からツイン・ギター・パートで、ケヴィン&ビルがサッと向かい合わせになり、見事なコンビネーションを見せてくれたこと。
 以降、ツインのハモりになる度に、2人は向かい合ったり横並びになったりで、それがいちいちカッコいいんですわ。
 ただ、“飽くまでメインはケヴィン”と心得ているビルは、必要以上に前へ出ることなく、ケヴィンが単独でソロを執る時などは、ササッとドラムの横へ引いたりします。
 ドラムといえば、アンディが前回以上に大活躍。
 さらにメリハリを付けたドラミングは、半ば強引にオカズを入れたり、盛り上がるトコロでは極端にテンポを速くしたり、また元のパートへ戻る際、落差を付けて遅めに戻したり…と、実にダイナミック!
 途中、何度か弦楽隊とズレてしまう場面もあったけど、あの豪快さは気持ち好かった~。
 …って、
 「Extermination Day」とか、明らかにケヴィンのモニターが聴こえなくて、それで全く合わなかったりもしたのですけど。

 そんなこんなで、19:11頃開演~20:43頃終演…のセトリは以下の通り。

1.SE~Dead Sea Scrolls 2.White Witch 3.Into The Dark 4.Atlantis 5.Sorcerers 6.Gebura 7.Extermination Day 8.Baphomet 9.Guillotine 10.The Horla 11.Dr. Phibes 12.Witching Hour 13.Confused [Encore 1]14.Free Man 15.Angel Of Death [Encore 2]16.Gorgon 17.Angel Witch~Devil's Tower

 当然、新作『AS ABOVE, SO BELOW』から沢山やって、ファーストからもガッツリ…だったのですが、何故か「Sweet Danger」ナシ!!
 客席からも、曲名をコールする声が聞こえたんですけどね~。
 あと、「Evil Games」もナシ。
 つか、
 過去曲は前回やった曲ばっかし。
 1~2曲はサプライズが欲しかったな~。
 あと、アンコールが始まってすぐ、ベースの音が出なくなり、日本人クルーが飛び出てきて、シールド換えたり色々やってたものの(何度もノブをチェックしたりもしてましたな)、結局「Free Man」は丸々ベースレスで演奏することに。
 まぁ、元々あんま聴こえなかったんで、そう気にはなからなかったような…。
 (次の「Angel Of Death」で復旧しても、やっぱり音が小さめだったし)
 でもって、
 アンコール最後は、待ってましたの「Angel Witch」!
 当然、サビでは大合唱となり、あのパートではガッツリ手拍子も。
 エンディングに「Devil's Tower」のリフを持ってくるのもこれまで通りです。
 ちなみに、
 その「Devil's Tower」エンディングでリードを弾きまくっていたビルは、他に「Extermination Day」と「Guillotine」でもソロも弾かせてもらってました。
 (「Guillotine」は2人で掛け合いソロ)
 それだけケヴィンの信頼も厚い…ということなんでしょう。
 とすれば、次作ではレコーディングに参加する可能性も?
 …ってか、
 このままバンドが継続していくというだけで、ちょっとワクワクしてしまいます。
 今後も色々と期待が高まりますな~。
 
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by naniwametal | 2012-06-30 00:06

ローペが国歌プログレを?


 久々にハシゴ・メタルでした。
 渋谷BOXX 恵比寿リキッドルームなので、移動はそれほど大変ではなかったのですけど…。


CONCERTO MOON

 “炎の三番勝負”第1弾──意外な対バンは、あの人間椅子!
 つか、
 CM主導の企画なので、きっと人間椅子が先だろうと思って会場へ向かったのです。
 恐らく、トリのCMは殆ど観れないだろうな…と。
 そしたら、まさかのCM先行!!
 それぞれ持ち時間が1時間…と聞いて、その時点で泣く泣く人間椅子はあきらめることに。

 お客さんはほぼ満パイ。
 どっちのファンが多かったんでしょう?
 イイ感じに五分々々だったかもしれません。
 暗転した瞬間、かなりの歓声が上がってました。
 ここのところ、コンスタントにライヴを重ねているCMは、きっと絶好調だったと思われます。
 各メンバーに疲れも見られなかったし。
 いつの間にかベースが交代し…って、昔のメンバーがヘルプしているそうで。
 かつての姿は記憶の彼方ですが、見た目はすっかりオッサン化…。
 ただ、プレイは安定していました。
 島は相変わらず。
 演奏は全く危な気なく、“顔で”弾きまくり、実に楽々と速弾きをコナしていきます。
 ヴォーカルは、以前に観た時よりも弱く感じました。
 途中、何度もバックの音に呑み込まれ、何曲かキツそうに歌ってたし、MCでも終始テンパってたし…で。
 ドラマーは、最初の2曲はワリとソツなく叩けてたものの、3曲目でちょい崩れて、以降はハラハラしながら見守る(?)ことに。
 セトリは結構ヒネってた?
 もしかして、ベース氏のことを考えての選曲だったかも。

 結果──良くも悪くも、島は凄いな…と。
 巧いのは勿論のこと、ステージでは存在感あるし、動きとか面白いし。
 一方、ヴォーカルもドラムもやっぱり小粒という印象。
 ギター・ソロでビックリするぐらいに音が薄くなるのも気になりました。
 そんなこんなで、正味60分強…って感じだったでしょうか。

1.SE~Victim Of Desire 2.Savior Never Cry 3.Run To The Sky 4.Cheating Fortune Teller 5.Over The Fear 6.Live To Win 7.From Father To Son 8.It's Not Over 9.Angel Of Chaos 10.Change My Heart

 演奏終了と同時に、人間椅子も観たいなぁ…と何度も思いながら、恵比寿へと移動~。


VERSAILLES

 約30分後、リキッドルームへ到着すると、場内はバンギャだらけ。
 ロビーで座り込んでお化粧とかしてて、ちょいビビったりも。
 そう、ここで行なわれていたのは、VERSAILLES5周年イヴェント“Tokyo Metropolis”──2日連続の初日公演です。
 この日は“絆友の集い”と題され、VERSAILLES含め5組が出演。
 中へ入ると、ひとつ前のバンドが最後の盛り上がり。
 凛…かな? 1曲半ほど観ました。

 その後、転換で少し待って、いよいよVERSAILLESが登場!
 幕が上がり、いつものSEに乗ってメンバーがひとりずつ出てくるのですが、衣装があの黒で統一したのぢゃなくてちょっとガッカリ…。
 Teruも眼帯してなかったと思います。
 でも、演奏が始まると、一気にあの世界へドップリ!
 この日はHizakiがほぼ完璧。
 ワウ・ソロもシュレッドも泣きソロも、どんどんキメるキメる!
 「Philia」のスウィープが特に凄かった!
 Teruは何曲かぎこちなかったけど、大崩れは当然あるハズもなく、クラシカルな「The Red Carpet Day」のソロとか、やっぱしエエの~と。
 Masashiも相変わらず激ウマ。
 タッピングとかもしっかり粒が揃ってて、いつ観てもスゲー!
 Kamijoはいつも通りKamijoでした。
 ところどころ成りきれてないMCも笑えたし。
 残念だったのが、ドラム・サウンドがちょっと小さかったこと。
 もっとパワフルに出して欲しかった~。

 セットは本編が1時間弱で、プラス・アンコール2曲。
 普段2時間半超のワンマンばっか観てるから、ちょっとモノ足りなかったけど──新曲もやってくれましたよ~。
 このバンドには珍しく、日本テイストを出したという「妖 -ayakashi-」!
 この曲の連続ソロがまた味わい深かった~。
 まずTeruはエキゾティックにマーティ・フリードマンっぽく。
 続いてHizakiも泣きフレーズがっつり!
 あ~確かに、ちょいマイクル・エイモット入ってたかも。
 それぞれもうちょっと長くても良かったかな~。

1.Prelude(SE)~Aristocrat's Symphony 2.Judicial Noir 3.Zombie 4.Illusion 5.After Cloudia 6.妖 -ayakashi- 7.The Red Carpet Day 8.Masquerade [Encore]9.Prince 10.Philia~Outro

 スタートは20:16頃で、終演は21:35頃。
 …って、
 何と、「The Revenant Choir」やらずですよ。
 う~ん…これは、2日目と合わせて観てナンボ…ってこと?
 きっと、「Red」はそっちでやるんでしょうな~。
 ともあれ、ニュー・シングルも今から楽しみですな!
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by naniwametal | 2012-06-24 01:56

ONDA VAGA観たいな~


 ここ最近のYG取材を2本。


 まずは、
 “Voice Of AOR”で来日したトミー・デナンダー


       


 長いキャリアを誇る彼ですが、YGでは今回が初インタビュー。
 ところが驚いたことに、本人はずっと前からYGのことをよく知っていてくれて、曰く「熱心な読者だった」とか。
 当然ながら、日本語は読めないものの、機材の写真とスコアを目当てに、ストックホルムの輸入書店でよく購入していたそうです。
 この取材では、LEGENDSとそのメンバーについての話も興味深かったのですが、もうひとつ注目は彼ご自慢のシグネチュア・ギター。
 “True Temperament System”&オート・チューン付きで、いかに革命的で素晴らしいギターなのか、文字通り熱弁をふるってくれたので、機材メニアは見逃せませんよ~。
 (但し、インタビュー掲載は諸事情で次々号になるかも…)
 TOTOのブート・コレクターでもあり、以前にYouTubeでTOTOの中野サンプラザ公演の映像を観て、大感激したという彼──そのサンプラのバックステージで終演後、「同じ会場でTOTOのシンガー達と一緒にプレイ出来るなんて…夢のようだった!」とも語っていました。
 彼曰く「次回はまた違ったシンガーを連れて来たい」…とのことですが?


 続いては、
 ドイツのプログレッシヴ・デス・メタラー、OBSCURAのこの2人~。


  


 HELSTARのTシャツがシブい専任ギターのクリスティアン(左)&ヴォーカル兼任のシュテフェンです。
 YG登場は2度目となる彼等──今回はDVD撮影に応じてくれ、見事なコンビネーションを見せてくれました。
 ただ既報通り、クリスティアンは現在、中指が思うように動かないというトラブルを抱えており、そんな状態で大丈夫なのか…と心配するスタッフをよそに、
 極力中指を使わない運指にアレンジしたり、タッピングを駆使して無理なく両手で再現したりして、何度も「凄い…!」と唸らせてくれました。
 その後に行なわれたインタビューでも、OBSCURAならではのプレイ哲学やギター観について、2人して熱く語ってくれてますので、ファンは要チェキですよ~。
 …って、
 彼等の記事も〆切の都合で次々号掲載になってしまいそうですけど。

 ともあれ、
 モロモロ楽しみにしていてくださいな~。
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by naniwametal | 2012-06-22 16:02

METALLICAはもう…と思いつつも、7インチとなると話は別ですな


 U.K.@クラブチッタ初日~!

 会場内は当然ながら満席で、立ち見もみっしり。
 幾つか歯脱けになってた席は、転売屋が…(ry
 15分以上押して、ようやく暗転──ゆっくり幕が上がると、ステージ上手側に、ボジオのあの巨大なドラム・キットが!!
 バスドラは6つ…かな? それとも、7つ??
 (ペダルは19個だとか…)
 ともあれ、あの独特な曲線が美しい~。

 オープニングはジョブソンのシンセが唸る。
 低音が凄くて体がビリビリ。
 もしかして、バンドで鳴らしたらさらに轟音に?
 …と思ったけど、それはなかったです。
 序盤、意外なぐらいにベースが小さくて、硬く乾いた大音量のドラム・サウンドに全てが呑み込まれてしまうかのよう。
 でも、すぐにバランスが直って──いや、いきなり「(音が)デカい!」と思ったドラムのアタックは、その時がマックスではなく、以降さらに強くヒットする度に、PA担当者は何度も調節を余儀なくされてました。
 ボジオって'50年生まれなんで──現在、61歳とか?
 うううううう…嘘でしょ?
 巨大ドラム・セットであんなラウドに叩きまくる鬼神のような還暦なんて有り得ない!!
 フィルの手数なんて、どの曲も確実にスタジオ盤の軽く数倍ですから。
 とにかく、いつナンドキもずっとボジオに釘付けですよ。
 つかね、
 キックも相当に強いみたいで、途中2度もバスドラが倒れて転げ落ちる…って、マヂかよ?
 (倒れた瞬間、パワフルに踏み込まれたビーターが一瞬見えて、すぐもう別のバスドラにシフト…!)
 流石のジョブソンも、今回は霞んぢゃいました。
 特に鍵盤で、前回以上に気合い入ったプレイを見せていたように思ったのですが、派手にシンセ・ソロやろうと、ハモンド・サウンドをブッ放そうと、はたまた透明ヴァイオリンを激しく掻き鳴らそうと、
 一向に視線はそっちへいかず、常に上手のボジオをロックし続けるのみ。
 ウェットンの声はよく出てました。
 何度かひっくり返りそうになってたけど、想定の範囲内。
 演奏中はほぼずっと直立不動&MCも殆どやらず…で、無駄なエネルギーを使わなかったのが良かったんでしょうか?
 (おしゃべりは基本ジョブソンが担当&恒例の「キミタチサイコダヨ♪」は「Carrying No Cross」の後に)
 ただ、ベース・サウンドは最後まで控えめなまま。
 ボジオに負けじと、もっとブリブリ言わせて欲しいのに~。
 タウラスも使わず。
 マイク・スタンドの横に立ててたのは…プロンプターかな?
 何曲かでチラ見してましたな。
 何度も書くけど、とにかく凄いのはボジオ。
 銅鑼からじんわり始まり、鉄琴少し~ガムラン風のゴング、その後、基本となるビート(最初の方は、バスドラぢゃなくてジャンベとか?)の上で自在に叩きまくり、どんどん技を解放させていくソロ・タイムも見応え充分でした。
 …って、
 曲中でも、もう常にドラム・ソロ状態なんですけど。
 通常、あれだけズバズバ叩きまくっちゃうと、相当に浮いてしまい、バンド・サウンドのバランスを崩すどころではないのに、ボジオの場合は、もうやりたい放題やってくれてナンボ…でしたもの。
 例によって、タムも金物も音階付きなんで、フレーズに合わせてパーカッシヴにユニゾンすることも多し。
 まぁ、アンサンブルがズレかけたのを、力技で修正するような場面もあるにはあったものの、全く気にならず。
 (「The Only Thing She Needs」では、ボジオがミスって、思わずウェットンとジョブソンが顔を見合わせて微笑んぢゃう場面も…)
 とにもかくにも、“ボジオ・オン・ステージ@U.K.”だった…と。
 (コーラスも入れてくれるともっと良かったけど…流石に無理?)

 セトリは以下の通り。

1.SE~Alaska(Excerpt) 2.Night After Night 3.Nothing To Lose 4.Thirty Years 5.Rendezvous 6:02 6.Carrying No Cross 7.Key Solo 8.Vln Solo 9.Ds Solo 10.As Long As You Want Me Here 11.Danger Money 12.Presto Vivace~In The Dead Of Night~By The Light Of Day~Presto Vivace And Reprise [Encore]13.Caesar's Palace Blues 14.The Only Thing She Needs

 英米ではやらなかった「Nothing To Lose」が序盤に!
 でも、「Fallen Angel」@CRIMSONはナシ。
 その代わりに…というか、'79年の来日公演以来という「As Long As You Want Me Here」を、エレピ&ヴォーカルのみで披露。
 そんなこんなで、開演は19:47頃、終演は21:41頃でした~。
 さて、明日以降──どう変化していくのか?
 ウェットンの喉は最終日までもつのか?
 ボジオはどこまで暴走するのか?
 いや~、ハラハラさせますな~!
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by naniwametal | 2012-06-15 03:53

台湾豪雨は落ち着いたかな…


 渋谷クアトロでOBSCURABENEATH THE MASSACREのカップリング・ライヴを観てきました~。

 開演30分ほど前に会場へ着くと、その時点ではまだお客さんが数十人しか集まっておらず、これはちょっと…と心配になったのですが、
 その後、徐々に増えてきて、BTMが登場する頃には、それなりに埋まってきていたと思います。
 ただ、フロアから一段高くなっている部分は、上手側と後方が全面的に閉鎖されてたため、実際には、最終的に6割ぐらいの入りだったかも…。
 ツアー開始約2週間前になって、国内最強と謳われるDEFILEDの参戦が発表となり、独加日の激烈テクニカル三つ巴対決(去年、HATE ETERNALをヘッドライナーに同メンツで欧州もツアー済み)に、気合いが入りまくったというフリークも少なくなかったと思いますが、
 やはり、このメンツではハコが大き過ぎたのでしょうか…?


【DEFILED】
 めっさ久しぶりに観ました。
 もういつ以来なのか分からないぐらい。
 メンバーもバンマスの住田<G>以外は全く検討も付かず…ってか、
 彼等は昨年、第4作目となるフル・アルバム『IN CRISIS』をリリースしていますが、その時からもまたメンバーがチェンジし、
 この日は、新しいリズム隊+ゲストで元KING'S-EVIL~WARGASMATRONの山田ワタル<Vo>というラインナップだったそう。
 とはいえ、
 これまでも首魁の住田さえいれば、どんなメンツになろうと、いつナン時も常にDEFILEDはDEFILED…なように、あの変態ブルータル路線は健在。
 幾分、住田のギター・サウンドがソリッドになり、バンド全体としても、邪悪なウネりが薄まっていたような印象もあったのですが、それが現ラインナップなりの色なのでしょうか?
 山田のヴォーカルも、歴代シンガーと比べると低音部が若干迫力不足に感じられたものの、飽くまでゲストということで。
 尚、今後は弦楽隊がヴォーカルを兼ねるトリオとして活動していくようです。
 DEFILEDというと、どうしてもシンガーが腰まである長髪を振り乱しながら吼えるまくる…というイメージがありますが(今回の山田もその例に漏れず)──トリオだとどんな雰囲気になるんでしょうね~?
 演奏時間はちょうど30分。
 定刻に暗転して、黙々とセッティングするウチに2分が経過し、終演もキッチリ(?)19:32でした。
 ラストは、「19年前のデモに入ってる曲」とMCされた──DEFILEDの「Defiled」~!


【BENEATH THE MASSACRE】
 2番手はカナダのテック・デスコア4人組。
 いきなりバカテク炸裂で、開始数秒ですっかりその場を自分達の世界に。
 ドラムスはひたすら暴れっ放し。
 ギターとベースはテクニカルなユニゾン多し。
 前者は7弦ギターを高く構えて、ガッツリ音を詰め込み、タッピングも多用。
 まるでシンセか…ってトーンでピロピロ乱打。
 その上に載るヴォーカルはガテラル。
 たまにギターが入れるコーラスも、見事に下水ヴォイスでした。
 1曲々々が短くて、どんどん曲をやっていきます。
 ただ、激烈ドドドド&ピロピロの繰り返しが多くて、ちょいヴァリエーションには欠けるかな?
 跳ね系グルーヴ勝負みたいな曲もあったけど。
 あと、みんな殆ど動かないので、観ていてだんだん単調に思えてもきたのですが、常に忙しい怒濤のドラムスが、力技で全ての地味さをカヴァー。
 あと、曲間には常にゴゴゴ~ってノイズのSEが流れてて、一部ナレーションというかセリフのSEをイントロ代わりに使った曲も。
 セトリは、EP2枚含む5作品からまんべんなく組まれてた模様。
 暗転は19:48頃、終演は20:34頃でした。

1.SE~Comforting Prejudice 2.Symptoms 3.The Casket You Sleep In 4.Black Tide 5.It 6.Reign Of Terror 7.Our Common Grave 8.No Future 9.The Surface 10.Incongruous 11.Hunted 12.Never More 13.Left Hand 14.Society's Dispoable Son


OBSCURA
 トリはドイツのプログレッシヴ・デス・メタラー4人組。
 暗転して、まず最新作『OMNIVIUM』('11)のオープニングを飾る「Septuagint」のアコギ・イントロがSEとして流れ、のっけから「ヘイ! ヘイ!」と、フロアはかなりの盛り上がり。
 相変わらずドラムスがパタパタと軽いけど、プログレなので問題ナシ。(?)
 同曲では、終盤にもアコを同期で被せて、やはりアコによるエンディングまで、いきなり7分超ですから。
 気になったのは、上手のリード・ギタリスト、クリスティアンの指の具合。
 何でも現在、左手の中指が動かない状態だそうで、それでも気にせずシュレッドやりまくるのですが、
 ソロによっては、中指を使わなくてもイイように運指をアレンジし、多くをタッピングに置き換えることで、何とかコナしてました。
 なので、幾分ぎこちなく聴こえるソロもあったものの、充分スゲーですわ。
 ジャジーなソロもますます増えてるし。
 ヴォーカル兼任のシュテフェンも、幾つかの曲でソロを執り、クリスティアンとのツインもがっつり。
 曲想はDEATH直系中心ながら、メロデス通過も感じさせ、CYNIC流れの浮遊音像も絡めつつ、随所にヨーロピアンな感性をちりばめる中、相変わらずメロディックな叙情展開が極美味ですよ。
 ただ、途中ドラム・ソロはいらんかったかも。
 もしや、クリスティアンを休ませるため…?
 ベースはフレットレスを活かしつつも、流石にスティーヴ・ディジョルジオの域までは達しておらず、もうちょい修行が必要か。
 それでも、何曲かでしっかりアクセントとなるフレーズをキメてくれましたけど。
 終盤のピークは、「Anticosmic Overload」で。
 シュテフェンが、「Anticosmic…?」と叫ぶと、ちゃんと観客から「Overload!」と返ってきてました。
 その後、セカンド『COSMOGENESIS』('09)から「Centric Flow」で本編はシメ。
 開演前、「トリだからアンコールも用意してんの?」と訊いたら、「一応…。でも、求められるかな?」と弱気の発言。
 でも、ちゃんと起こりましたよ。
 再び登場すると、観客の中にDEATHのTシャツ着てるヤツを発見して、「全てのアンダーグラウンドなデス・メタル・ファンに捧ぐ」と、DEATHの最終作『THE SOUND OF PERSEVERANCE』('98)から「Flesh And The Power It Holds」を!
 フロアには何度目かのサークル・ピットも発生してました。
 そんなこんなで、20:56暗転、終演は21:58頃~。

1.SE~Septuagint 2.Vortex Omnivium 3.Incarnated 4.Orbital Elements 5.Universe Momentum 6.Ds Solo 7.Ocean Gateways 8.Anticosmic Overload 9.Centric Flow [Encore]10.Flesh And The Power It Holds(DEATH)

 今後が気になるクリスティアンですが、無事に回復してくれることを祈りましょう~。
 まぁ、本人はいたって平気な顔してましたけど…。
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by naniwametal | 2012-06-13 01:36

HONDAの「Crazy Train」CMって去年からやってたんか


 “VOICE OF AOR”@中野サンプラザ!

 メロハー系ではよく知られたあのトミー・デナンダー(元ATC!)が仕掛ける企画ライヴです。
 業界で顔の広いトミーが、ロック/ポップ・シーンで人気のシンガーを集め、名曲の数々を歌ってもらおうという──まぁ、アラフォー&アラフィフ向けのグレイテスト・ヒッツ・ショウとでも言いましょうか。
 記念すべき第1回(2回目があるかどうか不明ですが…)のメンツは以下の通り。

●ボビー・キンボール<Vo>
●ビル・チャンプリン<Vo>
●ファーギー・フレデリクセン<Vo>
●スティーヴ・オージェリ<Vo>
●トミー・デナンダー<G>
●サイット・デーレン<G>
●ケン・サンディン<B>
●ポントゥス・エングボリ<Ds>
●P.O.ニルション<Key>

 ボビーは言うまでもなくTOTOのシンガー。
 ファーギーも元TOTOですが、メニア的にはTRILLIONとかLE ROUXのシンガーでしょうか。
 ビルは長年CHICAGOで歌ってた人で、スティーヴはJOURNEYの今やミッシング・リンク的シンガーか…な?
 バック・バンドのLEGENDSはスウェーデン勢で構成。
 プロデューサーとしてもよく知られるトミーがバンマスで、SAYITことサイットとツイン・ギターでバンドを引っ張ります。
 ベースのケンは、何とALIENのメンバー!
 ドラムス&キーボーダーはよく知りませんが、前者はかなりのパワー・ヒッター&一部リード・ヴォーカルも担当してた後者は、いかにもセッション・ミュージシャンといった印象でした。

 まず最初に登場したのはファーギー。
 開演と同時に、立ち上がる観客もチラホラ。
 でも、殆どは着席のままで。
 初っ端からビルがセカンド・キーボーダーとして登場し、ペイチだかルークだかのヴォーカル・パートも担当…ってか、歌い出しはファーギーぢゃなくてビルだったり。
 (2曲目以降、あっさり引っ込んだけど)
 驚いたことに、ファーギーのあのハイ・トーンは健在!
 ただ当然ながら、TRILLIONとLE ROUXはやってくれず、TOTOの『ISOLATION』('84)から4曲を熱唱してくれました。
 ところどころビミョーに音程がヨレるのが玉に瑕…。
 あと、ファーギー・メインの曲ではないとはいえ、「Stranger In Town」をやらないとか…!
 まぁそれでも、艶のあるファーギーの歌声に、イッパツ目からかなりテンション上がりましたけどね。
 続いては、ビルがメインで登場。
 今度はアコギ持ちで。
 彼も4曲歌ったのですけど、全てCHICAGOではなく、途中「次の曲はフォスター&グレイドンと…」と、AIRPLAYの「After The Love Is Gone」(“Has”ぢゃなくて)を披露。
 (同曲の後半はキーボードを弾きながら)
 ただ、唸り節は力任せにガナる感じだったし、ファルセットはギリギリ…で、コンディションは今ひとつ?
 あと、本道AORでは、やっぱりポントゥスのドラムがうるさ過ぎて…。
 尚、一部コーラスもやっていたファーギーが、「Hard Habit To Break」(セトリの紙には“Hard RABIT To RAPE”とありました…)でピーター・セテラのパートを担当したりも。
 3番手はスティーヴ。
 「Separate Ways」のイントロが始まると、さらに場内の熱気が高まります。
 待ってましたとばかりに、ここで立ち上がる観客も多かった──けど、肝心のスティーヴの歌が…。
 高音が全く出てなくて、とにかく苦しそう。
 調子が悪かったのか、実はもう歌えないのか…。
 それでも、ヒット曲4連打(言うまでもなく、スティーヴ在籍時のアルバムからは1曲もプレイされず)で盛り上がりはしっかりキープ。
 このJOURNEYタイムでは、トミーのギターの腕前をより堪能することも出来ました。
 ラスト「Any Way You Want It」では、またまたファーギーがコーラスで大活躍。
 なのに、エンディングでポントゥスが大ミス。
 大勢に影響なかったけど。
 そして、最後に登場したのはボビー!
 完っ全っにスーパー・マリオぢゃないですか。
 しかも、相変わらず動きが怪しい。
 やたら水を飲みまくるのも笑えるし。
 でも、あの素っ頓狂ヴォイスが炸裂すると、やっぱ「コレ!」だと。
 演目は勿論、TOTO尽くし。
 何故か『FAHRENHEIT』('86)から「I'll Be Over You」もやりましたけど。
 (ボビーが「古くからのファンのリクエストで…」とかMCしてましたな)
 ここでは、他3名のシンガーが出たり入ったりしながらコーラスを。
 (スティーヴは出遅れて、「スンマセン…」ってな感じで途中から合流)
 ビルがキーボードを弾く曲もあって、ファーギーはタンバリンも。
 何でも、初日の名古屋では、ここでもビルがペイチやルークのパートを歌ったそうですが、この日は「Africa」も「Rosanna」もP.O.がソツなく担当。
 あと、「Africa」の最後のサビはファーギーが。
 「Rosanna」ではちょっとジャムっぽい展開になって、ビルがサイットからギターを奪って(?)、シブいソロを弾いたりも!
 (その間、セカンド・キーボードの席にはボビーが)
 でもって最後は、トミーが長めにソロ・タイムをもらい、たっぷり弾きまくって終了~。
 サイットも全編で2曲ほどソロをやらせてもらってたけど、オイシイところはやっぱりバンマスが全部もっていく…と。
 そういえば、4人のシンガー達も、随所でトミーの名前を連呼して、何度も持ち上げてましたな。
 その後──アンコールでは、いよいよTRILLIONの曲が…って、そんなことは全くなく、引き続きTOTOで攻めまくるワケです。
 まぁ、元々ボビー・バンドであり、ファーギー・バンドなので、TOTOのレパートリーに関しては、まだまだやれる曲が沢山あると。
 でも、アンコール1曲目が「Child's Anthem」だったのは、ちょっと嬉しい驚きでした。
 以降はまたボビーがメインで歌い、「I'll Supply The Love」の2コーラス目はファーギーにマイクを譲ったりも。
 どの曲だったか、ビルのキーボード・ソロもあったかな?

 そんなこんなで、
 開演は19:11頃、終演は21:03頃でした。
 セトリは以下の通り。

1.SE~Carmen(TOTO) 2.Angel Don't Cry(TOTO) 3.Endless(TOTO) 4.Isolation(TOTO) 5.You're Not Alone(CHICAGO) 6.Look Away(CHICAGO) 7.After The Love Is Gone(AIR PLAY) 8.Hard Habit To Break(CHICAGO) 9.Separate Ways(Worlds Apart)(JOURNEY) 10.Don't Stop Believin'(JOURNEY) 11.Faithfully(JOURNEY) 12.Any Way You Want It(JOURNEY) 13.Girl Goodbye(TOTO) 14.Africa(TOTO) 15.I'll Be Over You(TOTO) 16.Rosanna(TOTO) [Encore]17.Child's Anthem(TOTO) 18.A Million Miles Away(TOTO) 19.I'll Supply The Love(TOTO) 20.Hold The Line(TOTO)


 結局、期待してた「Hydra」も「St. George And The Dragon」も「99」もナシ。
 …って、
 元々ボビーが歌ったのは「St. George~」だけか。
 『TURN BACK』('81)からも「Goodbye Elenore」を…とか思ってたら、
 最後に集合写真撮ってメンバーが引っ込んだ直後、ステージ袖から同曲のサビを、ボビーが思いっきり声を張って歌ってるのが聴こえてくるぢゃないですか。
 これは最終公演への前フリ?
 ボビーも「明後日は違う曲もやる」とMCで言ってたし。
 (結局、プレイされなかった模様…)
 ともあれ、
 集客は寂しかったし、それぞれシンガー達は程度の差こそあれ劣化もしてたけど──色々とそれなりに楽しめました。
 次回があれば、今度こそジミ・ジェイミソンを。
 つか、
 バック・ドロップには“VOICE OF AOR”ぢゃなくて、“VOICE OF ROCK”とあったのですけど??
 それなら、もっと“AOR<ロック”な選曲で是非~。
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by naniwametal | 2012-06-12 03:02

あれ…JTは??


 こんにちは。

 すっかり忘れてしまってましたが──先月来日時に、JOB FOR A COWBOYのギター・チームにYG取材してたんでした…。


  


 トニー(左)&アルです。
 トニーは新顔。
 DESPISED ICON絡みってことで、ボビーの後任に迎えられたとか。
 見た目はGIみたいですけど、こう見えてかなりのテク志向で、相当なシュレッダーです。
 年の離れた兄の影響で、ガキの頃から'80年代HR/HMにかなり入れ込んでた…とも。
 おかげで、以前は「今後はソロ少な目でいく」とか言ってたアルも、トニーに感化されてか、すっかりJFACをテクニカル・デス路線へとシフト。
 いや、YG的にはイイ傾向ですわ。
 ある意味、ラヴィ在籍時に戻ったというか。
 ただ、このトニーがやたらクールというか、ノリが地味というか、淡々とした語り口だったのは、JFACの伝統…でしょうか?
 尚、YG掲載は次号にて~。


 …で、
 もうひとつすっかり忘れてたのが、恒例の定期宣伝。
 え~と、『Euro-Rock Press』の最新号が、とっくに発売になってます~。


          


 表紙はYES。
 “Italian Progressive Rock Festival 2012”もガッツリ特集。
 メタラー的には、マイキー@ANDRENALINE MOBのインタビュー、OPETHとDREAM THEATERのライヴ・レポートなどがメインとなるでしょうか?
 特に前者はファン必読。
 いやいや、相変わらずのジャイアンっぷりは頼もしくなってくるぐらいですわ。
 あと、チェンバー・フリークには、UNIVERS ZERO。
 HELDONのインタビューもシブい~。
 勿論、お馴染み多ジャンル大量レビューも。情報遅いとか言わずにチェキってみてみてください~。
 定価“本体1905円+税”~!!!
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by naniwametal | 2012-06-11 17:03

LEAVES' EYESもMEGADETHも日本には…?


 五人一酒アコースティック・ライヴ@吉祥寺クレッシェンド!


 


 3度目のアコ・セット。
 ただ、ハコのイヴェント自体がアコ企画ってことで、他の出演者もみんなアコでやってた模様。
 五人一酒は、今回ギターレス&ベースレスのトリオで。
 いや、その2人の都合がつかなかったワケぢゃありません。
 少なくとも、ふ~みんはフツーに会場にいて、ローディやってたし。
 要は、過去2回の経験でアコ・セットに色んな可能性を見出し、ならばまた違ったパターンでやってみよう…ということだったみたい。
 なので、まっつんもギターを持たずヴォーカル専念です。
 百田もシンセは使わず、エレピのみで勝負。
 ガクガクは、小規模なドラム・セットの横にハンド・パーカッション類を組み、一部でウドゥ(穴開き壷パーカッション)も使用。


       


  


       


 前半はサード用レパートリーを3連打で。
 ギターがないとまた違った味わいです。
 デス声は控えめで、語り口調中心のまっつんの歌唱も、いつも以上に歌心が感じられました。
 かなりの高音パートも難なく出せてたし。
 でもって、
 いかにもアコ・セットに合いそうな「人媒花」をやって、きっと「月と半魚人」も…との予想は見事にハズれ、ラストは「無礙の人」~。

1.そして、無に帰す 2.傀儡の造形 3.毒薬と再生 4.人媒花 5.無礙の人

 #5は後半盛り上がる部分はそのまま活かし、ドカドカとドラムで叩きまくってたけど、どうせならしっとりアレンジで全編やって欲しかったかも。
 つか、ハナからドラム・セットなしでやればイイのに~。

 いや~しかし、なかなかに味わい深かったですわ。
 元々は、ガクガクが腰を痛めて入院し、その期間に苦し紛れで思い付いた企画だった…ハズが、こうしてよりディープに取り組んでいくことになるなんて、いかにも五人一酒らしいというか。
 この様子だと、今後アコな新曲が生まれてもおかしくない?
 ますます新作が楽しみになってきますな~。
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by naniwametal | 2012-06-10 03:01