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ダイヤリ
by naniwametal


PENTAGRAM…ってそっちか!


 初台The DOORSでIN THIS MOMENTを観てきました~。


 


 何やら邦バンが集まったイヴェントのゲストだったそうですが、他は観ていないのでよく分かりません…。
 8時半pm頃に会場へ入ったら、ちょうど彼等の演奏が始まるところでした。
 つか、
 19日のクアトロ公演に行こうと思ってたら、他のライヴとバッティングしてたんで、急遽初台へ。
 全4バンド中、スペシャル・ゲスト扱いとはいえ、当然ながらITMはトリですよ。
 のっけからイイ感じに盛り上がってましたね~。
 …って、
 昨年2月の初来日公演では、まだまだ駆け出し…って感じのアマバン臭漂うステージングに苦笑いしきり…だったのが、
 その後、ライヴ経験をガッツリ積んできた結果か、パフォーマンスもコナれてグッと存在感を増し、バンド・サウンドも随分とドッシリとしておりました。
 最大の違いはドラマー!
 前回は「アカン…今すぐクビにしないと!」とか思ったのに(ゴメン)、いつの間にかしっかりパワフルに叩けるようになってましたとも。
 ま、まさか…別人ぢゃないですよね??
 いや、それぐらいに成長著しかったですよ。
 紅一点のタラチネ巨乳シンガー、マリアも頑張ってました。
 相変わらずMCが出来ないのは困ったものですが、曲中の客煽りは実に見事で、観客がグイグイ惹き込まれ、どんどんテンションが上がっていくのが分かりました。
 例によって、刺青グリグリとヒラヒラ衣装のギャップが素晴らしく(?)、言うまでもなく胸元はパックリだったものの、今回はオッパイが飛び出そうな激しいヘドバンは殆どやらず。
 腰に手を当ててのイヤイヤするような首振りは多発してたけど。
 ギタリスト2人は、飽くまでマリアを引き立てつつ、それでも弾くべきところではしっかり弾きまくり…って、要は前回とほぼ同じ印象かな?
 ロケンローなベースも同じく。
 でも、
 ドラマーのパワーと安定感が増し、フロントマンが求心力を一気に増したことで、バンド全体として2回りも3回りも大きくなったように感じましたね~。


       
        ▲マリア──もうオッパイだけとは言わせない?


       
        ▲ドレッドぶん回しつつリード担当──クリス!


       
        ▲浮遊トーンで主に空間演出を担当──ブレイク!


       
        ▲常にワイルドに動き回っていた──ジェシー!


  
   ▲目覚ましい進歩でワイルドに屋台骨を支える──ジェフ!


 尚、アンコールなしのセット・リストは、多分…こ~んな感じ。
 (アレっ…たった10曲だけ?

1.SE~Prayers 2.All For You 3.You Always Believed 4.Violet Skies 5.Mechanical Love 6.Forever 7.Call Me(BLONDIE) 8.Daddy's Falling Angel 9.Sailing Away 10.Beautiful Tragedy~Outro

 何と、
 デビュー作『BEAUTIFUL TRAGEDY』('07)からは3曲のみ。
 でも、
 もしや殆ど脱スクリーム…かと思いきや、実はセカンドの曲も、アルバム・ヴァージョンより数倍パワフルに歌うので、あんま落差ナシ。
 つか、
 元々グロウル一辺倒な人ぢゃないですから。
 ビョークみたいなスキャットも既に前回やってたし。
 ひとつ気になったのが、シングルでもリリースされているらしいBLONDIEのカヴァー「Call Me」で、
 そもそも世代的にも「何でこの曲?」なのに、何となく重要な位置に置かれてて、しかも演奏はグダグダ…。
 さんざんリハやってたらしいので、もしかしたらライヴでやるようになって間もないのかもしれんけど、途中のツイン・リードもちょいショッパかったし、あんまインパクトはなかったです。
 それなら、PANTERAやる方がずっと盛り上がったのでは??
 セットの流れとしては、次にプレイした激烈チューン「Daddy's Falling Angel」にすっかり救われてました。
 ともあれ、
 「Daddy's~」でお祭騒ぎを取り戻し、エモーショナル&エキセントリックな「Sailing Away」も上手く機能し、続いてラス曲「Beautiful Tragedy」で、せっかくノリが文字通りピークに達したんだから──そのままアンコールもやれば良かったのに~。
 オーディエンスもずっとコールを続け、しばらく帰ろうとしてなかったし。
 まぁ、
 “ツアー本番はこれから!”…ってことで、クアトロ公演に上手くつなげた…とも言えるかもしれませんけどね。
 実際、19日はさらに会場がヒートアップしそうな…予感!!


 では、また。

  
   ▲もう観客にそのまま引きずり込まれそうな勢い…!
# by naniwametal | 2009-05-17 03:22

スラドミに蹴られた(?)あの女傑が…やっぱり秋に?


 “Extreme the DOJO”のVol.21を観てきました。
 3バンドのジャンルがバラバラ過ぎたのがネックになったのか、客入りはちょっと寂しかったけど、それぞれ濃ゆく盛り上がってたと思います~。


INTO ETERNITY
 カナダのプログレ・メタラー。
 連続DOJO参戦です。
 彼等がほぼオン・タイムで演奏を始めた時点で、場内の入りは半分程度…。
 それでも、フロア前方はそれなりに盛り上がってて、ヴォーカルのステュが前回同様に煽りまくったのもあって、徐々に一体感が高まり、歓声もどんどんデカくなっていきました。
 例によって、バンマスのティムが速弾きにコーラスに大活躍…だったのですけど、
 ピッチが甘かったのか、単にチューニングがズレてたのか、特に前半──ツイン・リードが何度も音痴になってたような…。
 あと、
 序盤に音飛びみたいなのが数度あったのは、ワイアレスがダメだったんでしょうか??
 ステュのハイ・トーンは今回もよく出てました。
 ただ、
 ドラムスがうるさ過ぎて、ところどころ低音のグロウルが聴こえないことも。
 終盤、ティムがギターを持ち替えて幾らかバランスが良くなったような気もしましたが、そこから3曲やって、約45分で演奏終了…。
 「トキヲー」ぢゃなくて、「トーキョー!」と叫んでたステュ、ティムと共にリード・パートになるといちいち中央へ出てくるジャスティンが、共に地味にGJ。
 あと、
 ティムの手首の固定具合を、改めてスゲーと思ったりも。
 ちなみに、
 セット・リストは、東・名・阪でチョコチョコ変えてたようです。

1.SE:The Incurable Tragedy I(Sep. 21, 2006)~Out 2.Beginning Of The End 3.A Black Light Ending 4.Splintered Visions 5.Spent Years Of Regret 6.Severe Emotional Distress 7.Time Immemorial 8.Nothing 9.Timeless Winter


CEPHALIC CARNAGE
 続いては、デンヴァー出身のプログレ・グラインド・ジャズ・メタラー。
 セッティング中にベースが「愛するデューク」@S・ワンダーを弾いてるな…とか思ってたら、いつの間にかスーパー・マリオ・ジャム(?)が始まり、歓声が上がると、そのまま場内が暗転し、マリオの途中でヴォーカルが「チェック、チェック…」とか言いながら出てきて、ベースから1曲目の「Piecemaker」がスタート。
 今年に入ってメンバー・チェンジがあり、オリジナル・メンバーのひとりで、ツイン・ギターの片割れのザックが脱退&ニュー・メンバーに弱冠24歳のブライアン・ホップが迎えられていたのには驚きましたが、 
 DOJO東京公演は、新編成になってまだ6回目のショウだったと聞いて、もっとビックリですわ。
 …っても、
 このブライアンがかなりのプレイ巧者で、あんま激しく暴れたりはしてなかったものの、難なくあの複雑で激烈なナンバーを見事に弾きコナしてました。
 相変わらず見た目はカントリー・ミュージシャンみたいなスティーヴとのコンビネーションもなかなか。
 ずんぐりむっくりなシンガーのレオナルドは、かなりフレンドリーに(大麻ネタとかヲナニーとかLOUDNESSがどうしたとか)軽口MCしつつ、豪快に咆哮しまくり!
 これまた新加入のベーシスト、ニックもグロウルからスクリームまで、イイ感じにコーラスを入れてましたね~。
 とりあえず、
 前回“independence-D”で観た時よりも、ずっとグルーヴが強力になって、激烈パートの破壊力もより高まってたような印象です。
 個人的なハイライトは、ポスト・ロック系(?)の大作「Ontogeny Of Behavior」で、浮遊ギターと濁声ナレーションの組み合わせ&終盤の盛り立てが心地好かった~。
 結局、
 やっぱり初期2作からはプレイされず、
 ラストの「Black Metal Sabbath」では、みんなパンダ・メイクのお面を付けて爆奏。
 (ヴォーカルの額には逆十字ではなく、BOCのアレが…)
 そういえば、
 ニックのみ“馬”でしたけど、アレって手元見えてるの?
 演奏時間は約50分で──下記セット・リストは、もしかしたら、ちょい間違いあるかも…。

1.Piecemaker 2.Endless Cycle Of Violence 3.Lucid Interval 4.The Will Or The Way 5.Divination And Violation 6.Dying Will Be The Death Of Me 7.Touched By An Angel 8.Ontogeny Of Behavior 9.Kill For Weed 10.Black Metal Sabbath


DESTRUCTOIN
 …でもって、
 トリのデストラはライヴ・レコーディングを敢行!
 いつの間にやら、場内は6~7割ほどの入りになってたのに、
 暗転してからもなかなか本番が始まらず、デストラ・コールが続く中、妙にパーティ・ロックなBGMがしばらく続いてたのは──何で?
 でも、
 21時17分頃にようやくホンチャンのSEが流れて以降は、ベテランならではの貫禄にシビれつつ、不変の突撃スラッシュ攻勢の至福に身を委ねっ放し。
 毎度イケメン過ぎるシュミーアは、今回も日本語MCを連発しまくり、途中わ~さんにもラヴ・コール♪
 毎度アキラ・オーイズミな(?)マイクも、まだまだ達者にファストで個性250%なフレーズを自在に弾きコナし、毎度ドタバタなマークの”…でもコレぢゃなきゃ!”なドラミングも健在ですよ。
 それにしても、ほんとライヴの上手いバンドですな~。
 勿論、
 シュミーアの非凡過ぎるフロントマンとしての才覚によるところが大きいとはいえ、今ではすっかり“あの3人だからこそ”…ってな状況なのは言わずもがな。
 旧曲に負けず劣らず、再編後の定番曲も文句なくカッコいいのが、また素晴らしいね~。
 お馴染みメドレーもメニア心くすぐりまくりだったし(何故か“SABBATH/ANTICHRIST/RELEASE”ってのはカット…って、“SABBATH”って何よ?)、SEの使い方とタイミングも絶妙。
 もうね、終始──歌いまくり、叫びまくり、ヘドバンしまくり…で、約80分でも短い…短い!!

1.SE~Soul Collector 2.Bestial Invasion 3.Devoluiton 4.Eternal Ban 5.Life Without Sense 6.Urge(The Greed Of Gain) 7.SE~Thrash Till Death 8.Metal Discharge 9.Medley:The Damned(PLASMATICS)~Cracked Brain~Reject Emotion 10.Vicious Circle - The 7 Seven Deadly Sins 11.The Butcher Strikes Back [Encore]12.SE~Curse The Gods 13.Nailed To The Cross 14.Mad Butcher 15.SE~Total Destaster~Outro(“Omen”)

 …ってことで、
 この夏にリリース予定のライヴ作(2CDライヴ・コンピレーション?)には、このクアトロ公演の様子も収められるそうで。
 あと、DVDも出るようですが、こちらには“WOA07”での歴代メンバー参加25周年ショウの模様もバッチリ…のハズ!
 いやいや、楽しみですな~。


 では、また。
# by naniwametal | 2009-05-15 03:16

ストラト新作…良メロ満載でビックリ!


 GWとやらの残像を横目に、新木場スタジオコーストへ。
 バルコニー席閉鎖とか、客入りは決して良くなかったものの、盛り上がりは凄かったです。
 こんなに何度も来日してるのに、これだけ集まれば大したモン…?


BLACK TIDE
 まずは、
 オープニング・アクトがほぼオン・タイムに演奏開始。
 ラウパでは学芸会パフォーマンスに脱力させられましたが、あれから幾らかライヴ経験積んできたのか、パワー2割り増しで、それなりに成長も感じられたり。
 それでも、まだまだバタバタ感はみっちり健在で、「やるぞやるぞやるぞやるぞ…!!」と、そんな意気込みばかりがショウの間中、ひたすら伝わってきて、やっぱり途中から疲労感が募る一方。
 それでも、
 NWOBHM風味満載なスラッシュ気質とアメリカンな豪快ドラミングがどう融合していくか…とか、一応気にしながら観ていたら、
 新曲ってのがヤケにメロウで、最近はMAIDENとか聴かないようにしてる…ってマヂ??
 それでも、
 「Hit The Lights」@METALLICAのガムシャラ・パワーは悪くなかったかも。
 DIAMOND HEAD病が最高潮だった頃のラーズとジェイムズだって、きっとこれぐらいドタバタだったでしょうし。
 ただ、
 今回も「Prowler」@IRON MAIDENはダメダメ…。
 これはハナから出来が悪いだけ?
 …でもって、
 15歳で声変わりとか言われてたヴォーカルくんは、それなりに太い声になってたような?
 MCはずっとベースがやってたけど。


TRIVIUM
 続いて、
 18時ちょい過ぎに暗転すると、何故かBGMが「Jukebox Hero」@FORIGENERに。
 “誰のシュミやねん?”とか思う中、どんどん盛り下がりながらそのまま一気に完奏し、今度はお馴染みFFの曲が流れると、ようやくアコギのイントロが…。
 ここまで暗転から約7分──トラヴィスがハチマキ姿で登場し、イントロに乗って他のメンバーが出てきて、
 ここで「あれ、妙に貫禄が??」…って、BTの後だから余計にそう感じただけかな?
 いやいや、演奏もちゃんと地に足が着いてましたよ。
 地方でイロイロやっちゃってたらしいトラヴィスも、あんま無茶せず、頑張ってリズムをキープしようと…。
 「コンバンワー! オレタチ…TRIVIUM!!」ってなMCは相変わらず。
 のっけからテンション高いマット──ズラリ並べられた5本のマイクを行ったり来たり…は、シュミーアのパクリか?
 勿論、“トキオー”ぢゃなくて“トーキョー”と言いますとも。
 「ゲンキー?」「スゴーイ!」「サワゲー!」「アバレロー!」「トベトベトベ…!」「イッショニウタッテクレー!」「ツカレター?」「アリガトゴザイマシター!」…と、もはや日本語MCも手馴れたモノです。
 弾きまくるコリー、動き回るパオロ(「When All Light Dies」では、ステージから降りてPA卓の横まで大移動!)…な様子もこれまで通り。
 驚いたのが、ファースト『FROM EMBER TO INFERNO』('03)から(タイトル曲はやってないのに)3曲もプレイしたこと。
 しかも、
 あの名曲(?)「Fugue(A Revelation)」が遂に日本で初披露!!!
 うえ~、'04年にタンパで観て以来や~♪
 思わず、まだちっちゃかった(?)マットが20人の前で奮闘してたあの光景が…!
 その前にマットが、「'05年に初めてココでプレイした時、ARCH ENEMYの前座だった俺達が、5つのツアーを経て今ここに…」みたいなMCでしんみりさせたのも絶妙でした。
 …って、
 本当にイイ感じの流れだったのに、実はスムーズに曲へ行けず、「あッ…チョットマッテネ!」と言うが早いか、「コリー、バカ!!」とか、大呆けカマしてくれたのですけどね。
 あと、
 「When All Light Dies」も、マットがガテラル入れたりして、イイ感じにアップデイトされてました。
 あ~でも、
 「If I Could Collapse The Masses」を(曲紹介ナシのカタチで)終盤に持ってきたのは…ちょい失敗かも?
 …って、
 その直後にスペシャル・ソングとしてMETALLICAカヴァーが飛び出し、一気にフロアの勢いは戻りましたけど。
 ところで、
 今回はアンコールやってる…ってな感じで言われてるようですが、決してそうではなく、「Rain」の前にイントロ「The End Of Everything」を流すため、暗転させて一旦引っ込むだけで、実は今回もアンコールはなかった…と解釈しておきます。

1.Intro(Divinity I@FF VII)~Kirisute Gomen 2.Down From The Sky 3.Becoming The Dragon 4.Into The Mouth Of Hell We March 5.Suffocating Sight 6.Like Light To The Flies 7.When All Light Dies 8.A Gunshot To The Head Of Trepidation 9.Fugue(A Revelation) 10.Insurrection 11.If I Could Collapse The Masses 12.For Whom The Bell Tolls(METALLICA) 13.Anthem(We Are The Fire) 14.Throes Of Perdition 15.The End Of Everything(SE)~Rain 16.Pull Harder On The Strings Of Your Martyr~Outro(One Winged Angel@FF VII)

 結局、
 1時間半余のフル・ショウは、これまでで最も濃密だったと思います。
 つかね、
 終演後──「俺達はまた必ず戻ってくるぜ!」と力強く言い放ったマットが、ラストに漏らした「ヨカッタネ♪」という言葉が、何故か頭から離れません~。


 では、また。
# by naniwametal | 2009-05-11 01:38

POSの新作DVDは随所に七面倒臭さ満点~


 こんにちは。

 AMORPHIS新作が哀愁度250%アップで絶品な凶子の頃──OVER THE RAINBOWのジョー・リン・ターナー&ユルゲン・ブラックモアにYG取材してきました~。


  


 …って、
 ホントは東京公演前日の取材だったので、ちょっと前のことになります。
 まず驚いたのは、ジョーとユルゲンの仲の良さ。
 ジョーはユルゲンを絶賛しまくりだし、ユルゲンもジョーを完全に信頼しきってる…って感じ。
 あと、
 ユルゲンはキーボードのトニーにもかなり懐いてるようです。
 でもって、
 2人してリッチー・ネタで盛り上がりっ放しで、その様子は完全に掛け合い漫才状態──インタビュー中はとにかく爆笑が絶えませんでした。
 つか、
 ユルゲンったら、話し出すと止まらなくて、ひとつの話題をガンガン膨らませていき、さっき話したことをまた繰り返しちゃう…なんてタイプだったとは、かな~り意外。
 さらには、
 歯に衣を着せず親父をののしる──曰く「実の息子だからこそ、他の誰も面と向かって言えないことが、僕には言えるんだ!」──ユルゲンに、「血は争えんの~」とジョーがニヤリ…なんて場面もあって、
 このノリのままウマくいけば、OVER THE RAINBOWはバンドとしてもまとまって継続していくのでは…なんて思ったりも。
 果たして、
 本当にオリジナル曲を書く日はくるのか?
 楽しみなような、不安なような…。

 尚、
 ユルゲンの親父に対する思いもたっぷり詰め込まれたこのインタビューの模様は、6月売りのYGに掲載される予定ですので、しばしお待ちを~。


 では、また。
# by naniwametal | 2009-05-05 11:00

ZEBRAが入ってるとはシブい


 RAINBOWの残党がリッチーの息子と組んだOVER THE RAINBOWのライヴを観てきました。

 東京厚生年金会館はなかなかの入り。
 2階席もかなり埋まってたような。
 妙に幅広い(?)バンド・メンバーは以下の通りです。

●ジョー・リン・ターナー<Vo>
●ユルゲン・ブラックモア<G>
●グレッグ・スミス<B>
●ボビー・ロンディネリ<Ds>
●トニー・カレイ<Key>

 このメンツで、ジョー・リン時代のレパートリーに限らず、歴代の名曲──何と、『STRANGER IN US ALL』('95)含む──をガッツリやってくれます。
 正直、あの曲とかあの曲とか…“ジョーに歌えるの?”とか、失礼ながら思ったのですけど、コレが意外やそれなりにコナしてくれるんですよ。
 いや、当然…というか、やっぱり声は全然出てませんでしたけど。
 それよりも気になったのがバック陣…。
 ハッキリ言って、バンドとしてはまだまだ…でした。
 つか、
 決してセッション・プロジェクトではなく、れっきとしたバンドなのだそうですよ。
 まぁ、
 日本の前にロシアをツアーしただけなんで、まだケミストリーとかそういうレヴェルぢゃないことは分かってたものの、流石にもうちょっとヤッてくれるかと思ってたのに~。
 特にボビー!
 もちょっとドッシリ構えててくれないと。(体型だけぢゃなくて…)
 ユルゲン(確実に親父に似てるけど、体型はかつてのハンズィ級…)は、きっとダメダメだろうと覚悟してたとはいえ、それでもやっぱりキビしかったです…。
 アドリブでソロを弾くのはイイとしても、ちょっと引き出し少な杉でしょ~。
 フレーズに困ると、雑な速弾きに逃げちゃうのも気になったし。
 (「Stargazer」ではスライド使ってよ~)
 ストラトぢゃなくて、ジャクソンを使ってたのは、親父のイメージに囚われたくないから?
 それなのに時々、やっぱり親父っぽいトーンになってたのが面白いですな。

 尚、
 セット・リストはこ~んな感じ。

1.Tarot Woman 2.Kill The King 3.Street Of Dreams 4.Man On The Silver Mountain 5.Over The Rainbow(Intro)~Death Alley Driver 6.Key Solo~Eyes Of The World 7.Ariel 8.Wolf To The Moon 9.Power 10.Jam~Can't Happen Here 11.Jealous Lover 12.Ds Solo 13.Stargazer 14.Long Live Rock'n'Roll(Incl. Lazy@DEEP PURPLE) [Encore 1]15.Since You've Been Gone~Stone Cold 16.I Surrender [Encore 2]17.All Night Long

 本日の功労者は、コーラスでも大活躍してたベースのグレッグ。
 (コーラスはトニーも執ってました)
 彼がいなかったら、もっとヤヴァいことになってたのでは?
 あとトニーも、随所にハモンドの音色を使ってイイ仕事してましたよ。
 (機材少な目でL字型にシンセを組んだだけ…)
 ちなみに、
 「Long Live Rock'n'Roll」中の「Lazy」は、ジャムっぽくなった時に、ジョーがチョロっと歌い出した感じ。
 セカンド・アンコールの「All Night Long」は、「Can't Let You Go」のシングルB面に入ってるあのヴァージョンでやるのかと思いきや、かなりフツーに再現。

 いやいや、
 上でゴチャゴチャ書いたけど、充分に楽しんで、当然殆どの曲で歌いまくってましたとも。
 途中、ジョーがユルゲンを指して「時々、ビックリするぐらいに似てるんだよね~」と言ってたのも笑えたし。
 そんなこんなで、
 贅沢なトリビュート・バンド…だなんて言っちゃダメ~。
 そう言われると覚悟しつつも、ジョーは頑なに「違う!」と。
 何と、いずれオリジナル曲も書くかも…って、マヂか?!


 では、また。
# by naniwametal | 2009-05-02 02:08