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ダイヤリ
by naniwametal


ロド&ガブ新作にアレックス・スコルニック~?!


 ギリギリになってもしぶとく続く“W:O:A 2008”報告――本日もガッツリいきます!


 


 午後5時を廻った頃――しかし、まだまだ日差しは肌に痛い程だったり。
 前夜…というか、翌朝(昼?)まで深酒してた連中もようやく動き出し、二日酔いに迎え酒…とばかりにフェスティヴァル・エリアまでやって来たのもあって、入場客は増える一方で、
 の写真を見ても、ホントすげー人数ですわ。
 そんな――まだまだ“コレカラガ本番!”な時間に、メイン・ステージへ登場したのは、AS I LAY DYING


       
        ▲観客の心を鷲掴みティム――髪切った?


 あ~でも、
 彼等が演奏を開始してすぐにW.E.T.ステージへ行かなきゃだったんで、あんま集中して観れず…。
 とりあえず、
 相変わらずヴォーカルのティムはイケメンやのぉ…とか、相変わらずデス・メタル寄りメタル・コアなのにロケンローしてるのぉ…とか、大歓声の中、人気凄いなぁ…とか思いつつ、サッと写真だけ撮って、急いでW.E.T.へと移動。
 そしたら、
 もうこのバンドのショウは始まってました~。


  


 フィンランドのメランコリック・ゴシッカー、BEFORE THE DAWNです。
 の写真は中心メンバーのトゥオマス。
 のっけから上半身裸で頑張ってましたが、ショウ運びは結構淡々としいてたような…。
 トゥオマスもゴツそうに見えて、今ひとつガツンとくるインパクトが感じられなかったし。 
 まぁ、
 バンド自体、彼のソロ・プロジェクトみたいなもんなので、ライヴではこんな感じなのでしょう。
 …で、
 2~3曲観てW.E.T.を出て、その後しばらくはAILDをBGMに、Tシャツを物色したりして、そこらをウロウロ。
 あっという間に6時pmを過ぎたので、AILDが演奏を終えるちょっと前に、またまたW.E.T.へ行くと、今度はこの重鎮ギタリスト率いるバンドが…!!


       


 あ…え~と、
 何かフツーのオッサンですけど、誰あろうこのお方は――欧州ゴス・メタル・シーンの顔役ヴァルデマール・ゾリヒタ大先生で、彼のバンド、ENEMY OF THE SUNがWOAに初お目見えしたのでした~。
 懐かしのDESPAIRにGRIP INC.のフレーヴァーを少々加えたような――つまり、ヴァルデマールのスラッシュ側面を開放したサウンドは、なかなかひねくれててイイ感じ。
 ただ、
 先生があまりに地味すぎて…それだけが悔やまれました。
 プレイもタイトで、リズムの刻みも見事だったのに――やっぱり今は“スタジオの人”になってしまってるんでしょうか?
 まぁ、
 ステージでの惹き付け役は、他にいるから大丈夫なんですけどね。
 そう、紅一点ベーシストのアッラ嬢です。


       


 近頃はLEAVES' EYESやATROCITYのメンバーとして知られる彼女は、“WOA 2007”ではDISILLUSIONのメンバーも務めてました。
 あ…勿論、ヴァルデマールのもうひとつのバンド、EYES OF EDENもね。
 とにかく、そのダイナミックなプレイは圧巻で、テクもなかなかとくれば、そりゃ引っ張り蛸でしょう。
 そんなこんなで、もうちょっと観ていたい…と思いつつも、そろそろメイン・ステージで次のバンドが始まる頃…ということで、慌ててBlackステージへ。
 18時20分――そこへ登場したのはこのバンド!!


 

 復活したリヴァプールの残虐王、CARCASSです!
 ラウパ来日よりも先に観られるし、当然かなり期待が高まっていたのですが――いざショウが始まったら、“あれ?”…と。
 何故なら、
 彼等特有のブルータルな残虐味が、全くといってイイぐらいに発揮されていなかったからです。
 何と言っても、ビル・スティアのギター・サウンドがほぼ生音に近く、まるでFIREBIRDかというレイドバックしたものになっていて、ソロとかにも全く斬れ味がない…。
 ダニエル・エルランドソンのリズムが、時々違和感アリアリだったのも言わずもがなで、マイケル・アモットも、何故かNinjaギターを弾いていて――つうことは、あんま前向きな再結成ぢゃなかったのか…と。
 ところが、
 その後ビル本人から聞いて分かったのですけど、あのギターの音は、彼にとって相当に不本意だったそうです。
 思う通りのギター・サウンドが出せなくて、もう辞めてしまいたい…と思ったぐらいだったとか。
 そんな思いをマイケルが感じ取っていたのかどうかは定かではありませんが、ツイン・ギターの一翼がそんな状態だと、やっぱり期待通りの破壊力なんて望めないワケで…。


       
        ▲音は今イチでも美麗ルックスは健在――ビル!


       
        ▲赤毛マイケル――をや…目が合った?


       
        ▲豪快に重低音を掻き鳴らしていた――ジェフ!


 そんなこんなで、
 今ひとつ盛り上がれない気持ちのまま、とりあえずはPartyステージへと移動。
 このバンドを観るために…です。


 

 キタキタ…ジーンたん!
 …ってことで、
 KRYPTERIA――在独韓国人シンガーを擁するゴス寄りシンフォニック・メタラーです。
 彼等のショウを観るのは今回が初めて。
 “WOA 2007”にも出演していたのですが、W.E.T.だったのもあって、観に行けなかったので、ようやく…でした~。
 う~ん…でも、
 正直、ジーンたんの歌はそこそこ…。
 ケルン音大を出たという彼女――アルバムでは問題なくても、メタルを歌うには声量なさ過ぎでは?
 しかも、
 バンマスのクリスに至っては、かなりたどたどしいギター・プレイで、何度もハラハラさせられる始末…。
 その上、
 根っからのフィーメイル・ゴス・メニアや、嫌ゴア・メタラーばかりがWOAに集ってるのならともかく、あの再結成CARCASSの裏ですから、どうしてもParty前は超満員とはいかず、何とな~く、こじんまりとした盛り上がりになっていました…。


  
   ▲ジーン&クリス――2人とも気持ち好さ気にプレイしてますが…。


 まぁ…でも、
 CARCASSはあんな調子だし、きっとラウパでリヴェンジ出来るだろうし、せっかくジーンたんがヘソ出しで頑張ってるんだから…と、しばらくはKRYPTERIAをひたすら観戦。


       


 しかし、
 4~5曲でやっぱりキツくなってきたんで、肩出しのジーンたんも拝めたことだし、またメイン・ステージへと逆戻り。
 すると、
 やっぱりコッチは激烈に盛り上がってるんですよ~。
 …って、
 だらだらKRYPTERIAを観てる間に、何とあのアンヂェラが飛び入りしたそうで、その貴重な瞬間を思いっきり見逃してしまいました(弱)。
 まぁ、
 筋金入りのCARCASSファンの中には、ガッツリ中指立ててたヤツもいたそうですが…。
 そんなこんなのCARCASSのセット・リストは以下の通り。

1.SE~Inpropagation 2.Buried Dreams 3.Corporal Jigsore Quandary 4.Carnal Forge 5.Incarnate Solvent Abuse 6.No Love Lost 7.Edge Of Darkness 8.This Mortal Coil 9.Embodiment 10.Reek Of Putrefaction 11.Keep On Rotting 12.Genital Grinder 13.Rotten To The Gore 14.Death Certificate 15.Exhume To Consume 16.Ken Owen's Ds Solo 17.Ruptured~Heartwork 18.Carneous(Outro)


 くわ~、一番観たかった「This Mortal Coil」も思いっきり観逃してるな~。
 でも、
 終盤にまさかの登場を果たしたケンの姿は、ちゃんと目撃しましたですよ。
 つか、
 最初誰だか分からなくて、「えっ…ケン?」とか思ったら、ドラム・ソロを始めてさらにビックリ!!
 フツーにリズムを刻んだだけでしたけど、病状をよく分かってなかっただけに、相当驚きました。
 しかも、
 ステージから退場する際、誰の手も借りず、ゆっくりと自分の力だけで歩いて行った姿にも、ちょっとグッときたり。
 (つか、目の前を通過する時、ジェフもマイケルも完全スルーしてたのは…何故?)
 でもって、
 勿論ラストは「Heartwork」!!
 …ですが、これまた音は悪いわ遅いわで、正直ガッカリしまくり~。
 ラウパでの同曲とは比べるべくもありませんでした…。
by naniwametal | 2009-07-26 11:44
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