ダイヤリ
by naniwametal 以前の記事
2024年 03月2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 検索
|
PARADOX新作…ベイ・エリア色濃くザクザク~!東京都美術館へトリノ・エジプト展へ行ったついでに(いや…実はコッチがメイン?)、記念音楽会“エジプト楽派の音楽”を観てきました~。 演奏は日本人楽団のLE CLUB BACHRAF。 ウード、ナイ、ダルブッカという編成の女性3人組です。 (もしかして、うちひとりは……??) 日本人にアラブ音楽が出来るのか? …って、 メンバー全員が本場(?)チュニジアにて修行を積んだ文字通りのエキスパートで、これまで10年以上に亘って演奏活動を行ない、公開講座や文化交流イヴェント、大使館主催の演奏会なんかに加え、アラブ圏各国へも何度も招かれ、その都度、現地要人に絶賛されてきたというから、その実力は言わずもがなでしょう。 演目は、アラブの古典音楽や現地のポピュラー・ミュージックの翻案。 全てインストながら(歌モノをインストにアレンジしたモノも含む)、これが何とも味わい深く、ウードとナイはアドリブがガンガン入ってきます。 フリーフォームの長尺アレンジも少なくなく(ウードがソロを執る時、ナイ奏者がレクというタンバリンに持ち替えたりも)、結局、8曲で75分ほど。 すっかりフル・ショウを堪能しました~。 ▲葦笛ナイを操る竹間ジュン。 ▲ウード(フレットレスです)の達人──松田嘉子。 ▲ダルブッカ(タブラ)萌え──やぎちさと。 ただ、 どの曲もどの曲もひたすら砂漠色…といった、完全なる単色イメージで、1曲の中に大仰なダイナミズムなどあるハズもなく──緩やかな起伏はあるし、意外に激しい曲もあるにはあったものの──途中から、何度か睡魔に襲われそうになったのも事実…。 つか、 いつも思うけど、こういう土着系の音楽って、ホールの椅子にキッチリ座って、姿勢正してお行儀良く拝聴して、曲終わりでのみ拍手…ってノリとは、実は無縁なんぢゃないか、と。 本来なら、車座にでもなって演者を囲んだりして、リズムを間近に体感しながら、時には手拍子したり踊ったりもしつつ、もっともっと自由に楽しんでイイのでは…? 実際、状況によっては、すっかりトリップ出来そうなムードも、随所にありましたから。 ともあれ、 たった1000円で古代テーベへタイムスリップ出来るなんて、何ともシアワセこの上ないぢゃありませんか! LE CLUB BACHRAF、まぢスゲーですわ。 いつかORPHANED LANDとも共演してくださいね~。(?) では、また。
by naniwametal
| 2009-09-07 01:22
|