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ダイヤリ
by naniwametal


PARADOX新作…ベイ・エリア色濃くザクザク~!


 東京都美術館へトリノ・エジプト展へ行ったついでに(いや…実はコッチがメイン?)、記念音楽会“エジプト楽派の音楽”を観てきました~。


 


 演奏は日本人楽団のLE CLUB BACHRAF
 ウード、ナイ、ダルブッカという編成の女性3人組です。
 (もしかして、うちひとりは……??
 日本人にアラブ音楽が出来るのか?
 …って、
 メンバー全員が本場(?)チュニジアにて修行を積んだ文字通りのエキスパートで、これまで10年以上に亘って演奏活動を行ない、公開講座や文化交流イヴェント、大使館主催の演奏会なんかに加え、アラブ圏各国へも何度も招かれ、その都度、現地要人に絶賛されてきたというから、その実力は言わずもがなでしょう。


 


 演目は、アラブの古典音楽や現地のポピュラー・ミュージックの翻案。
 全てインストながら(歌モノをインストにアレンジしたモノも含む)、これが何とも味わい深く、ウードとナイはアドリブがガンガン入ってきます。
 フリーフォームの長尺アレンジも少なくなく(ウードがソロを執る時、ナイ奏者がレクというタンバリンに持ち替えたりも)、結局、8曲で75分ほど。
 すっかりフル・ショウを堪能しました~。


        
         ▲葦笛ナイを操る竹間ジュン。


  
   ▲ウード(フレットレスです)の達人──松田嘉子。


        
         ▲ダルブッカ(タブラ)萌え──やぎちさと。


 ただ、
 どの曲もどの曲もひたすら砂漠色…といった、完全なる単色イメージで、1曲の中に大仰なダイナミズムなどあるハズもなく──緩やかな起伏はあるし、意外に激しい曲もあるにはあったものの──途中から、何度か睡魔に襲われそうになったのも事実…。
 つか、
 いつも思うけど、こういう土着系の音楽って、ホールの椅子にキッチリ座って、姿勢正してお行儀良く拝聴して、曲終わりでのみ拍手…ってノリとは、実は無縁なんぢゃないか、と。
 本来なら、車座にでもなって演者を囲んだりして、リズムを間近に体感しながら、時には手拍子したり踊ったりもしつつ、もっともっと自由に楽しんでイイのでは…?
 実際、状況によっては、すっかりトリップ出来そうなムードも、随所にありましたから。

 ともあれ、
 たった1000円で古代テーベへタイムスリップ出来るなんて、何ともシアワセこの上ないぢゃありませんか!
 LE CLUB BACHRAF、まぢスゲーですわ。
 いつかORPHANED LANDとも共演してくださいね~。(?)


 では、また。


  
by naniwametal | 2009-09-07 01:22
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