ダイヤリ
by naniwametal 以前の記事
2024年 03月2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 検索
|
おおおおお…オワタの?Dress Akiba HallでPRAEDを観てきました~。 …って、 何だかよく分かりませんよね? スイス人のパド・コンカとレバノン人のラエド・ヤシンから成る前衛デュオです。 音楽と映像を融合させた、エクスペリメンタルでフリーキーなパフォーマンスを行なっています。 パドはベース&クラリネット担当。 ラエドはダブル・ベース担当。 ただ、 2人ともフツーには演奏しません。 クラリネットは、無茶吹きするけどわりかしマトモですが、エレクトリック・ベースとダブル・ベースは、基本的にノイズ発生装置のような感じで使います。 前者は膝の上に置かれ、弦を擦り、ピックアップをそのままマイクとして使い、ボディに色んなモノをぶつけたり、何か落としたり、その上に転がしたり。 後者はもう“弦が張られた空洞の箱”状態で、横に倒したまま、上にシンギングボール(?)を置いて共振させたり、弦を叩いたり、ほぼ85%ぐらいの割合でパーカッション的に使用 前者は時にフレーズを奏でることもあるものの、殆どの場面でエフェクトを掛けたり、ループさせたりと、どちらも当たり前には鳴らしません。 さらに、 ラエドはガー音からピー音まで、ジャックをいじくったり、カセット・テープを使ったりして、自在にノイズも生み出しまくり。 ステージ中央にはスクリーンがあって、飽くまでそっちがメインとばかりに、パド&ラエドは両端に陣取って、決して映像の邪魔をすることなく、薄暗い中でツマミを調整し、エフェクターをオン/オフし、ラップトップを操作し、タイミングを見計らって映像とシンクロしたり、ひたすらインプロしたりします。 まず前半は、 レバノン映画と思しき画質の悪い(古い)映像を流しながら。 そして後半には、 日本でパフォーマンスするに当たり、特別に用意されたという…『UFOロボ グレンダイザー』の映像が! 日本…ってか、アキバに合わせたんぢゃなくて? (ちなみに、ラエドが特にジャパニーズ・カルチャーに興味アリアリなのだとか) 驚いたのは、グレンダイザーの主題歌とエンディングが、どちらもオリジナルのカラオケをバックにしたアラビア語(?)ヴァージョンだったこと。 そして、 先のレバノン映画も含め、時に映像中の音も効果として使用します。 途中、突然ブレークして、デュークフリードが爪弾くアコギがガツンと前へ出た時は、ちょっと笑ってしまいましたが…。 そんなこんなで、2曲(2幕?)で1時間強。 途中、何度か退屈しかかったけど、その度に意表を衝いた展開が飛び出して、最後までそれなりに楽しめました。 たまにはこんなのもイイですな。 尚、彼等はこの後も…名古屋、大阪、和歌山、神戸、福岡、姫路、京都を巡演し、10/20にまた東京へ戻ってきます。 興味のある方は是非。 では、また。
by naniwametal
| 2009-10-13 02:22
|