ダイヤリ
by naniwametal 以前の記事
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エドゥはスタジオ録音でアレだと……今年もあと10日…というトコロで、やっとこゴールが見えてきた“W:O:A 2009”報告──最終日(8/1)の午後8時半、とても“真のメタル”とは言えないけど、何か和めるこの↓バンドが、True Metal”ステージに登場~。 “エルヴィス・メタル”とも呼ばれる、デンマーク出身の4人組、VOLBEATです。 基本ロケンローとはいえ、“ブラック・アルバム”以降のMETALLICAからの影響も感じさせるそのサウンドは、ロカビリーやカントリーの要素が色濃く、時々激しいけど、とにかくキャッチーでノリノリ。 ミケル・ポウルセン<G,Vo>の伸びやかな歌い上げヴォーカルも心地好く、母国ではフツーにチャートNo.1になっちゃうのも納得です。 ただ、'07年に観た時と、やってることはそう変わらんし…ということで、2~3曲だけ写真撮りつつ眺めて、小休止のため一旦バックステージへ。 すると、 スッカリ出来上がってたKohタンが、お仲間と何やら異様に盛り上がってて、「ねぇねぇ、よく分からんけど、コイツらバンドやってんだって!」とか言いつつ、ドイツ人らしきオッサン2人の肩とかバシバシ叩いちゃってるし♪ 「へ~、バンドやってるんですか~?」と声を掛けると、「ああ。南部ドイツからX時間(忘れた…)かけてやって来たんだ。PARADOXというバンドをやっててね。ヨロシク!」…って、「ぱぱぱぱ…PARADOXぅ??」 「え~と…Kohタン、タイヘンですよ! このオッサン達、PARADOXのメンバーみたい!!」「え~っ…マヂか!! “バンドやってるドイツ人”としか紹介されんかったけど…」「いやいや、“俺はカイで、コイツはチャーリー”とか言うてるし!!」「スゲー、とととと…とりあえず、写真撮って撮って♪」「へい~、了解!」…とか何とか。 実はそのちょっと前に、プレス・テントで試聴会が行なわれてて、AFM Recordsのスタッフが、U.D.O.の『DOMINATOR』('09)とかかけてたのをチラ見したんですけど、 どうやらその流れで、当時はまだ発売前だったPARADOXの『RIOT SQUAD』('09)からも、何曲かプレミア公開されたようです。 んで、その際チャーリーとカイもゲストで登場した…と。 思わず2人の目の前で、Kohタンと一緒に「Heresy」とか「Search For Perfection」のサビを歌ってしまいましたわ。 ただ、そこでまたまた乾杯しまくってしまったKohタンが、もはや撃沈寸前になっちゃったんで、奥の長椅子に座らせ、 ローラたんと一緒になって、ポテトを鼻に突っ込んだり、ミンティアの“コールドスマッシュ”を一気に4粒ほど舐めさせたり…と、しばらく遊んでたんですけど──気がつけば21時半を回ってたので、慌ててフェスティヴァル・エリアへ移動~。 ところが、 メイン・ステージのセッティングが押してるようだったので、そのままPartyへ直行──すると、こ~の↓ルーン文字大好きバンドが登場ですよ! 彼等も'07年に続いての出場──ノルウェーのプログレッシヴなヴァイキンガー、ENSLAVED! ただ、 VOLBEATはPartyからメインへと格上げしてたのに、コチラは足踏み状態…。 厳しい現実ではありますが、それでもParty前には1万人超はいるかと思しき大観衆が詰め寄せており、少なくとも日本とは状況違い過ぎですわ~。 …って、 ホントなら、そのままココに踏み止まり、ジックリ彼等の深淵なる音世界に浸りたいところですが、メイン・ステージを無視するワケにもいかず、2曲目が始まる頃には泣く泣く移動~。 そう、この↓バンドを観るためです。 え~、'05年以来のWOA出演となります──MACHINE HEAD!! 今ひとつWOAにはそぐわないイメージがあるかもしれませんが、実のところそうでもなかったり。 いや…バンド側も、最初は同じく「WOAか~」なんて思ってたみたい。 ところが、意外にも大歓迎を受けた'05年は、あまりの盛り上がりっぷりに、途中からロブ・フリンの笑顔が止まらなくなり、「WOAは間違いなく世界最強だ!!」とか何とか言い放っちゃったのを、今でもハッキリ憶えてます。 でもって、この'09年の熱狂も強烈…の一言! のっけからデカいサークルが出現し、ロブも満足気でした~。 ただ、 同じ時間にW.E.T.で気になるバンドがプレイしていたので、2曲目に入る頃には、メインを離れて再び移動~。 そして、そこそこ大入りのテント・ステージでは、マシヘとは比べられないものの、それなりの熱狂が繰り広げられていたのです! そう──母国スウェーデンでは、ヒットを連発してるというENGEL! W.E.T.に進入してまず最初に思ったのは、「あれ…エモい?」ということ。 いや、所謂エモをやってるんぢゃないんですけど、もうちょっとメロデスってる印象だったのに、あまりのキャッチーさに、申し訳ないけど笑っちゃいそうになりました。 しかも、オーディエンスがやたら若いんですよ。 ほぼ10~20代前半まで…って感じで、女子率も高し。 まるで、ヴィジュ系ライヴの様子を見ているようでした。 ともあれ、 あのニクラス・エンゲリン@GARDENIAN&マルクス・スネソン@THE CROWNのバンドだから…なんて思ってたら、あまりのギャップの大きさにビックリ…かも。 果たして、この秋にラウパで初お目見えする日本では、どんな盛り上がりを見せるのか、今から楽しみですな~。 そんなENGELも、ジックリ観たのは4~5曲ほど。 まだまだ熱狂渦巻くW.E.T.を出ると、外ではもっとエラいことが起きてました…! メイン・ステージを見やると、何やらロブが「ワールド・レコードだぜWACKEN~!!!」とか言ってます。 そしたら、スクリーンに映し出されたのは、ポッカリ穴があいたように地面がムキ出しになった超巨大な円。 “え~ナニそれ~?” …とか思う間もなく、「Struck A Nerve」が炸裂すると、その輪が人の波にまみれてどんどんどんどんデカくなっていきます。 うわ~、コリャ5時間ほど前に同じ場所で観たHSBのよりも大きいかも? 後日、ロブのこの時のことを訊いたら、彼もHSBのサークルは目撃していたそうで、「アレは凄かった…! 俺もビックリしたよ」と。 なので、彼の中でもきっとよりデカいのを…という対抗意識が芽生えてたのではないでしょうか? それにしても、 スッカリ日が落ちて、辺りは真っ暗なのに(勿論、時々ステージのライトが照らしてくれますが)、よくぞあれだけのサークルが出来上がったものです。 当然、その後の2曲も恐ろしいホドの盛り上がりを見せましたしね~。 1.SE~Imperium 2.Ten Ton Hammer 3.Beautiful Mourning 4.None But My Own 5.Aesthetics Of Hate 6.Old 7.Bulldozer 8.The Burning Red 9.Struck A Nerve 10.Halo 11.Davidian …って、 “True Metal”ステージで次のバンドがスタンバイしてるのに、マシヘったら予定時間をかなり(開始が押した分だけ?)オーヴァーしてたような。 多分、「Davidian」の前の時点で、もう終了予定時刻が過ぎてたと思います。 なので、 マシヘが終わってすぐに(本当なら、15分のインターヴァルがあるのに)、こ~の↓バンドのショウがスタート!! もうこれで何度目のWOA出演か──トリの常連、SAXONです! マシヘのようにヴァイオレントなノリではないものの、当然コチラもスゲー盛り上がり。 メンバーひとりひとりの存在感も抜群! しかーし…この後、すぐにW.E.T.へ行かなきゃだったため、残念ながら、この年はアタマ1曲だけで移動することに…。 勿論もっと観たかったけど、SAXONはWOAだけでも5回ぐらい観てるし…。 仕方なく吹っ切って、続く「Let Me Feel Your Power」のイントロを背中で聴きながら、大急ぎでW.E.T.へ…。 ところが──ある程度は予想してたとはいえ、 メイン・ステージでSAXONがやってる裏とは思えないほど、凄まじい人・人・人…が、W.E.T.周辺にはひしめき合っていました。 実際、ある程度進むと近づくことも難しいぐらい…。 何とか人ゴミを擦り抜け、必死の思いでテントの入り口付近まで辿り着きましたが──何とそこには、さらに満員電車どころではない密集度! “コリャ…突破なんて不可能では?” …なんて弱気になり、一瞬もうパスっちゃおうかと思ったりもしたのですけど(ゆっくりSAXONが観られるし)、 そこまで行ったら、もう後に引くのも難しかったので(泣)、とにかく目の前を掻き分け掻き分けしながら、無理矢理に内部へ侵入することに。 途中、何度も「テメーコロス!」「来んなよヴォケ!!」「ムリムリムリ…!」なんて罵声を(色んな国の言葉で)浴びつつ、でも、中には「プレスだから開けてあげて」なんて言ってくれる人もいたりして、 とにかく死ぬ思いで、何とか柵のところまで到達──そしたら、とっくにスタートしててもおかしくない時間なのに、まだ“彼等”のショウは始まってませんでした。 セッティングに手間取ってる感じではなかったんで、もしかしたら、SAXONのスタートからワザと時間をズラす作戦だったのかも。 ふとオーディエンスを見やると、最前付近はペイント率75%。 もう…みんな今か今かと、その場には恐ろしいばかりの殺気が漂ってました…。 でも、もうすぐ…もうすぐまた、あの血沸き肉躍るショウの幕開けですよ…!!! では、また。
by naniwametal
| 2010-07-27 15:11
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