ダイヤリ
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SIRENIA新作…さらにキャッチーですな吉祥寺クレッシェンドで五人一酒を観てきました~。 4バンド出演ライヴ企画のトリで、他のバンドは観ていませんが、五人一酒が始まる時点で、会場内はかなりの密度で混んでいました。 外国人ファンの姿も見られたし。 オープニングは、お経(?)SEをバックに、ドラムスの山口“ガクガク”岳以外のメンバーが全員直立不動で合掌し(ヴォーカルの松岡“まっつん”あの字のみ後ろ向き)、粛としたムードの中、お馴染みお遍路姿のガクガクが金剛杖を突きながら登場。 いつになく演出された幕開けに、ちょっとした緊張が走るものの、続いて定番チューン「経文刻印身体」がスタートするや、いつもの情念渦巻くヘヴィ音像がその場をアグレッシヴに包んでいきます。 前回ライヴから2ヵ月余──この日は、「そして、無に帰す」「毒薬と再生」と2曲の新曲(前者はもう新曲って感じはしませんが)がプレイされました。 しかも後者は、アンコールで披露。 まだライヴでは数回しか演奏されていないため、まだ随所に不安定さを滲ませていたものの、きっとこれからライヴの現場でどんどん完成されていき、いずれサード・アルバムに収録される頃には、初演時とはかなり違った印象になっているのではないでしょうか。 また、 中間部の「人媒花」&「斜眼の塔」という、対照的な楽曲の連打も実に効果的でした。 他のバンドを目当てに来場した観客の中には、こういう激しくプログレッシヴな曲想にあまり耐性がないという人もいたでしょう。 でも、あの音を全身に浴びると、あまりのインパクトにその場から動けなくなったのでは? 特筆すべきは、まっつんの調子が抜群に良かったこと。 高音パートも難なくエモーショナルに、伸びやかに歌い上げ、ストーリーテラーとしての力量がますます増していることを窺わせてくれました。 高橋“ふ~みん”史男のギター・プレイも、なかなかに流麗。 速弾きパートの音の粒立ちが、何ともクリアで気持ち好かったです。 ところが、 本編ラストの「無礙の人」で、有り得ない事態が…。 途中、緊張感に満ちたサウンドの一角が崩れ、「あれ? 何??」と思った瞬間、鍵盤奏者のバンマス百田が、「うわぁあ、間違ぅたぁ~!」と絶叫。 珍しいパターンでしたが、その場は何となく笑いで切り抜けた感じになって、そのままナニゴトもなかったかのようにエンディングを迎えたのでした~。 いや~、ビックリしましたわい。 そんなこんなで、 この日はアンコール含め以下の7曲を演奏。 1.SE~経文刻印身体 2.そして、無に帰す 3.人媒花 4.斜眼の塔 5.無礙の人 [Encore]6.常闇回廊 7.毒薬と再生 また年明け間もなく、演目を総替えしたライヴをやるというので、それも楽しみですな~。 では、また。
by naniwametal
| 2010-12-30 03:29
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