ダイヤリ
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剣歯虎ガイコツのバックに神殿みたいなの…って結構シュール?“激ロックFES Vol.9”で、ANTERIORとLAZARUS A.D.を観てきました~。 ANTERIOR登場の時点で、会場の吉祥寺CLUB SEATAは6~7割の入り。 客層は若めで女子も多め。 しかし…後ろからだとホントに観辛いハコですな~。 【ANTERIOR】 英国の5人組。 今回が初来日です。 元々シンガーがギターも兼任する4人組だったのですが、その後専任ギタリストが加入。 アルバムを聴いていると“英国のTRIVIUM”ってな印象もありますが、実際にライヴを初体験したら、メンバーのルックスが全然違うのと、ステージングも全く異なってるため、あんまTRIVIUMっぽくは感じないですよね? つか、な~んかめっさ地味~。 メンバー全員、ほぼ淡々と演奏するのみで、殆ど動きがありません。 意外にオーソドックスで、激烈怒涛な楽曲もナシ。 いや、演奏はかなりウマいのですが、シュレッドも連発するギター2人は、ソロ弾く際とか完全に演奏に集中してしまって、ほぼ観客に注意がいかなくなり──ぢゃあ、その間ヴォーカルが煽るのかと思いきや、そうでもない…という。 でも、次から次にメロディックなツイン・リードが繰り出され、テクニカルな掛け合いや流麗なハーモニーをキメまくってくれるのは、マヂ圧巻でしたよ。 まぁ、アグレッションには欠けるものの、ミスらしいミスは殆どなかったし、アンサンブルも安定しまくり。 しかも、まるでプログレ・メタラーか…って佇まいのワリに、オールドスクール・メタルなフレーズが満載されてて、メタル・コアっぽさも、CDのイメージよりずっと希薄だったような。 ヒゲ面のシンガーも、要所々々で観客を煽るものの、決してグイグイ引っ張っていくタイプではないようで、な~んか大人しいのです。 つか、見た目で結構オッサンやな~と思ったら、まだ25歳なの? マヂで…?! そんなこんなで、ちょっと血気盛んな若者にはモノ足りなかったかも? いえいえ、ちゃんと速いパートになると、みんな輪になって走ります。 ヴォーカルも何度かサークルを要求してましたし。 …でもって、ラス曲ではWODが炸裂~。 あ…でも、 その後、クリーン・パートに泣きのギターが絡むパートがあって、そこでどう反応してイイか分からないのか、フロアに立ち尽くすお子達…。 いや~、全編とにかく生真面目さが全開で出まくりまくりで、アレはアレでなかなか興味深かったです! …って、演奏時間40分で僅か6曲! 長い曲が多いから…とはいえ、ちょっと少なくないですか?? 1.SE~To Live Not Remain 2.Blood In The Throne Room 3.Seraph 4.Tyranny 5.The Silent Divide 6.Dead Divine 2枚のアルバムからキッチリ3曲ずつ…ってトコにも、生真面目さが滲み出てる? 前日はもう2曲追加…って感じだったそうです。 …ってことは、 2マンの日も、1時間も演奏しなかったの…ね?? 【LAZARUS A.D.】 大トリを務めたのは、米産4人組。 '09年のラウパに続いての再来日です。 コチラは全くお行儀良いハズもなく、スラッシャーらしく、ガチャガチャうるさくはっちゃけてました。 よって、オーディエンスの暴れっぷりもANTERIORの3倍増しぐらいに。 サークル頻発&フィストバンギングも盛り盛りですよ。 ベース兼任のヴォーカルは、やたら早口でまくし立て系MCを連発。 おかげで、英語が聞き取れず、観客の反応が鈍くなってしまう場面も。 終盤、「みんなニュー・アルバムは気に入ってくれたか~?!」と訊いたのに、全く反応ナシ…とか、ちょっと哀しかった~。 ツイン・ギターはほぼ分業制。 1曲だけツインのハモりをやってたものの、基本的に上手がリズム専任で、下手がリード弾きまくり。 下手ギターは、頑張って速弾きもやりつつ、ワウ・ソロで時に攻撃的に、時にエモーショナルに。 …で、 全編スラッシュ全開かというと、決してそうでもないのがこのバンドの面白いところ。 スラッシュの遅いパートではなく、明らかにブレーク・ダウンと呼べるパートを持つ曲もあれば、完全にPANTERA由来のグルーヴ・リフも頻発。 元ネタ「Walk」なリフは、少なくとも2度は飛び出してたし。 それでも、最も得意とするのはEXODUS風…かな? 下手ギターのTシャツはAC/DCでしたけど。 1.Through Your Eyes 2.Thou Shall Not Fear 3.Absolute Power 4.Light A City(Up In Smoke) 5.Last Breath 6.Black Rivers Flow 7.The Ultimate Sacrifice 8.The Onslaught Pt.1:Revolution 彼等も律儀に(?)2枚のアルバムから4曲ずつプレイ。 アンコール(「Who I Really Am」)も用意されてたみたいですが、時間が押してたのもあってか、彼等も40分ちょいで強制終了~。 終電が迫ってきて、泣く泣く途中退場した人がかなりいたことを考えると、アンコールなしでも致し方なかったのかも。 ただ、終演後に2バンドのメンバーが入り乱れてステージに再登場した際の、仲の良い雰囲気からすると、最後にセッション・タイムやっちゃうのもアリだったのでは…なんて思ったりも。 ベタにMETALLICAとかで良かったので。 でも、やっぱり終了が23時過ぎるのはマズいか~。 うむ~。
by naniwametal
| 2011-11-28 03:19
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