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ダイヤリ
by naniwametal


川崎店は濃いなっ♪


 “Italian Progressive Rock Festival Vol.2”@クラブチッタ最終日~。
 3日間を通じて唯一のソールド・アウトです。
 何となく…完売というと、土曜というイメージがあるのですけど、やっぱり当初3バンドだったのが大きかったのでしょうか?
 (残念ながら、FORMULA 3はキャンセルになってしまいましたが…)

 ともあれ、
 本日はLOCANDA DELLE FATEから。
 LOCANDAといえば『妖精』──つまり、『FORCE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU』('77)です。
 その後も再結成して何枚か出してますが、とりあえず『妖精』が生で聴ける…ってのが凄いと。
 ただ、メンバーとかは全く分からず。
 とりあえず、ドラマーひとりだけ…とかぢゃなくて、『妖精』の時のメンツがかなり揃ってるそうなので、こりゃORMEよりも期待出来るかも?
 …と思ったら!(後述)
 少なくとも、現ラインナップには管楽器奏者はいないみたい。
 う~ん…生フルートぢゃないのは痛い。
 でも、ツイン・キーボードなんで、そこそこ再現可能かと。
 ヴォーカルは『妖精』の時の人。
 凄い巨漢になってました。
 (いや…'70年代のルックスは知りませんが…)
 まず、アルバム通りインストから始まった(幕が開くと同時に演奏スタート!)ので、2曲目で出てくるのですけど──最初、ジョン・オリヴァかと思った…。
 歌は朴訥系。
 譜面台に歌詞を用意。
 でも、最初は淡々と歌ってたのに、だんだんノリノリになってきて、途中から変拍子を追いかけて大きなアクションを連発ですよ。
 そんなレオナルドは、MCで「今夜は心を込めて(命を捧げて?)歌います」と英語で。
 しか~し! このユルユルのアンサンブルは一体…??
 特にドラムスとギター。
 後者はオリジナルと違う人なんだから、もっと上手い人探せないの??
 まぁ、ベースと兄弟みたいなルックスなんで、それが面白いからイイか…。
 つか、「Non Chiudere A Chiave Le Stelle」だかでベースのオッチャンがアコギ弾いてたけど、明らかにギターよりも達者だったし。
 よって、「巧いかも…!」という期待は脆くも崩れ去り、実際ところどころ緊張感に欠けてたものの、まぁ…何とか許容範囲内ではあったと思います。
 終盤には、最新作(…でエエんかな?)『THE MISSING FIREFLIES…』('11)からの2連打も。
 MCによると、どちらも既に'70年代からライヴでやっていたレパートリーだったとか。
 「La Giostra」がギター泣き泣きで、メロとかとても良かったのですが、やっぱし演奏がヘロヘロで勿体なかったかも…。
 でもって、シメは『妖精』ラストの「Vendesi Saggezza」で。
 結局、途中でちょい曲順変えたものの、『妖精』から全曲プレイしてくれました~。
 FORMULA 3出演だったら、どれがカットされてたんでしょう?
 『THE MISSING FIREFLIES…』の2曲かな?

1.A Volte Un Instante Di Quiete 2.Force Le Lucciole Non Si Amano Piu 3.Profumo Di Colla Bianca 4.Sogno Di Estunno 5.Non Chiudere A Chiave Le Stelle 6.Cercando Un Nuovo Confine 7.Crescend 8.La Giostra 9.Vendesi Saggezza

 オン・タイムで開演して、終演は18:41頃。
 叙情たっぷりで変拍子もみっちり…ってな、いかにもプログレ~なシンフォニック・ロックは、初期GENESISにも通じる美味満載でございました~。


 んで、
 本日は30分ほどのインターヴァルを挟んで、19:15頃にI POOHがスタート!
 昨日とは違って、イタリア人客があんま見当たらず。
 最終日だし、FORMULA 3がなかったことになったので、何か追加 or サプライズあるかと思ったら──MCネタ(レッド曰く「僕は今、イタリア製のクツを履き、アメリカ製のジーンズとかフランス製のシャツを着ているけど、心は日本でいっぱいだよ♪」とか)まで、まんま同じでした~。
 でも、再びみっちり楽しみましたよ。
 昨日は事前にセトリを見ていなかったので、次にどんな曲が飛び出すのか、ワクワク&ハラハラしながら観ていたものの、今日はドキドキ感こそないものの、その分ジックリ1曲々々を堪能することが出来たし。
 あと、昨日は1階席で観たので、ステージ下手側が、座高がやたら高い2つ前のオッサンの頭であんま見えなかったのですけど、今日は2階からだったので、特にレッドの動きがよく見えて良かった~。
 お父ちゃん…ったら、結構ジュニアのトコ行って、アイ・コンタクトも頻繁に取ってましたな。
 ロビーのMCがほぼ99.9%伊語だったのも、昨日と全く同じ。
 でも、「ロマン組曲」をやる前の、“シンフォニック・ロック”だとかのニュアンスは伝わってきました。
 組曲「Parsifal」は、初生体験した昨日ほどの、震えるような感動はなかったものの、それでもまた、何度も泣きそうに…。
 いや~しかし、ホンマどの曲も凄まじく感動的な歌メロの宝庫ですな。
 '80年代のポップなナンバーも、ちょっと間違ったら(?)アメリカン・プログレ・ハードの名曲になっちゃいそうだし、ディスコ期の曲も、ライヴ・アレンジだと抜群のポップ・チューンとして楽しめるし、『DOVE COMINCIA IL SOLE』('10)からの「L'aquila E Il Falco」も「Isabel」も、しっかりシンフォニック風味あるし…で、
 ホント…どこにも全く隙がないというか。
 ただ、POOHといえばやっぱし泣きのバラードとかシンフォニックな大作なワケで──次回があるのなら、是非とも、オケ入りで「Parsifal」とか再現してもらいたいモノですわ~。
 レッドも「必ず戻って来る!」と言ってましたし。
 つか、
 あのI POOHをこんな小さな会場で観られるなんて、もう2度とない…かと思ったけど、メンバーの様子から、日本の観客の好反応にマヂ感激していたようなので、こりゃ再来日も夢ではないかも??

 ともあれ──結局のところ、セトリは3日間共通だったみたいね。

1.SE~Dove Comincia Il Sole Parte 1 2.Dove Comincia Il Sole Parte 2 3.L'aquila E Il Falco 4.Isabel 5.Cantero Per Te 6.Io Sono Vivo 7.Infiniti Noi 8.Il Tempo, Una Donna, La Citta 9.Uomini Soli 10.Viva 11.Parsifal:Parte Prima E Seconda 12.Eleonora, Mia Madre 13.Non Siamo In Pericolo [Encore]14.L'anno, Il Post E L'ora 15.Tanta Voglia Di Lei 16.Dammi Solo Un Minuto 17.Noi Due Nel Mondo E Nell'anima 18.Nascer Con Te 19.Pensiero 20.Chi Fermera La Musica

 そうして、終演は21時頃。
 鳴り止まない拍手と歓声に、大満足ってな表情のレッド、ロビー、ドディでありました~。
 (そういえば、2曲目ぐらいの時に小さな地震があったけど、ステージ上のメンバーは気付いてなかったんかな?)
 いやいや、KIT蹴ってでも観といて良かった~。
 ORMEとLOCANDAは、もう次はないかもしれないので…。

 さてさて、次回イタリア祭は──そろそろMAXOPHONEの出番でしょうか??
 あと、偽でもイイんで、MUSEO ROSENBACHもね。
 それと勿論、久々BANCOもよろしく~♪
 それか…フランス祭で、ATOLL&ANGEでもイイですけど~。
by naniwametal | 2012-04-30 03:21
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