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ダイヤリ
by naniwametal


ちちちち中華街で胡椒餅が…?!


 クラブチッタ川崎で“THRASH DOMINATION 2013”初日を観てきました~。

 '10年を最後にしばらく行なわれなかったスラドミが、花粉飛散最強な陽春に復活!
 客入りも上々で、開演時にドアが閉まらなかった…というウワサも。
 あまりに無難なメンツ…とか、みんな色々言ってたけど、やっぱしそりゃ行きますわな。
 ピットも頻出。
 サーフひっきりなしで、ステージ・ダイヴも何度か。
 2階席もほぼ埋まってました。


DEATH ANGEL

 トップはベイ・エリアのストイック集団。
 '06年のスラドミ第3弾以来の来日です。
 この6年半余でメンバーが2人交代。
 デニス・ペパ<B>とアンディ・ガレオン<Ds>が'08~09年頃に相次いで脱退し、その後任として、ダミアン・シッソン<B>&ウィル・キャロル<Ds>が迎えられています。
 後者は元VRだったり…って、MACHINE HEADで叩いたこともあるの?
 しかし、白人メンバーがいる画がどうも見慣れませんな。
 でも、アンサンブルは相変わらずタイト。
 前半、ウィルがちょいモタり気味だったものの、後半には持ち直しました。
 ダミアンは演奏(基本サム・ピッキング)もルックスもイイし、ちゃんと動けるし、客煽りもガッツリ。
 マークは相変わらず熱血MCでファンに感謝々々。
 ロブのウマさも大全開!
 ここまでエモーショナルにギターを歌わせることが出来るスラッシュ・ギタリストは、そうそういないでしょう。
 (序盤、ギターに断続的トラブル発生するも大事には到らず)
 テッドも変わらずシュッとしてました。
 立ち姿が武道家のようで、動きもキビキビ。
 とにかく、ライヴだからこその見せ場が山盛り。
 メンバーそれぞれの動きに全く無駄がないんです。
 セトリは6枚のアルバムから満遍なく。
 いや…終盤にファーストからかなり固めてプレイしました。
 (ラス前の「Truce」は、“まだ時間ありそう…”と、急遽その場で追加!!)

1.SE~Lord Of Hate 2.Seemingly Endless Time 3.Relentless Revolution 4.River Of Rapture 5.3rd Floor 6.Falling Asleep 7.The Devil Incarnate 8.Thrashers 9.Evil Priest 10.Voracious Souls 11.Truce 12.Kill As One

 それにしても、
 『THE ART OF DYING』('04)から…「The Devil Incarnate」のみとは!
 まぁ、明日またセットを変えてくれるでしょうけどね。
 とりあえず、「Thrown To The Wolves」と「Thicker Than Blood」は、まずやってくれるハズ?
 …って、
 MCでも、「明日は(も)全てのアルバムからプレイするぞ!」と言っていたので、ファースト全曲再現はナシかな?
 2日間で全曲…とかそういうのかもしれませんが。
 尚、デニス不在で「Thrashers」は誰が…と思ったら、フツーにマークが歌ってました。
 ほぼオン・タイムに始まって、終演は17:10頃~。


DESTRUCTION

 続いては、ドイツのヴェテラン・トリオ。
 彼等もドラマーが交代してから、これが初めての来日…かな?
 今のドラマーはポーランド人…ってか、INDUKTIのヤツだそうで。
 ただ──とすれば、予想以上にラフな印象。
 いや、テクは充分ですが、ちゃんとスラッシュ・ドラミングになってたし。
 少なくとも、マルコ・ミンネマンがKREATORで叩いた時のような違和感はありませんでした。
 つか、デスエンとはうって変わって、コチラは動きを最小限に抑えたステージング。
 例によって、シュミーアはマイク3本使いでアクティヴさをプラスし、それに従ってマイクも(頑張って…)動き、SEも効果的に使って、見事にスケール感を演出してくれます。
 シュミーアの男前っぷりも健在。
 今回は日本語ギャグをカマしてはくれなかったものの、日本語MC自体はたっぷり。
 「トキヲー!」と叫んでたマークとは違い、ちゃんと「カワサキー!」と言ってたし。
 あと、「ジャパーン」と「ニッポーン」を気分で(?)使い分けたりも。
 (でも、“ブッカケ・ヌードル”は…)
 ますますシブさを増したマイクのギター・ワークも強力!
 今回は確かにディーンの音になってたけど、あの独特の運指が生み出す、彼ならではのニュアンスはしっかり活きてたと思います。
 セトリは定番を抑えつつ、近作からも幾つか。

1.Intro(SE)~Thrash 'Til Death 2.Spiritual Genocide 3.Nailed To the Cross 4.Satan's Vengeance 5.Mad Butcher 6.Armageddonizer 7.Eternal Ban 8.Life Without Sense 9.Carnivore 10.Hate Is My Fuel 11.Exordium(SE)~Cyanide 12.The Butcher Strikes Back 13.Intro(SE)~Total Disaster 14.Bestial Invasion 15.SE~Curse The Gods

 シュミーアが「日本で初めてプレイする曲だ!」と紹介した「Satan's Vengeance」は、デビュー・ミニ『SENTENCE OF DEATH』('84)からの選曲。
 あと、時間の都合で(?)「Tormentor」とドラム・ソロがカットされた模様。
 明日はやるかな?
 そんなこんなで、17:33頃に暗転&終演は18:43頃。
 アウトロは映画『オーメン』でした~。


TESTAMENT

 トリは再びベイ・エリアへ。
 セット・チェンジ&サウンド・チェックの念入りさでも、トリを猛アピール?
 でも、そのワリに出音が安定しなかったのは残念…。
 つか、
 アレックスとエリックを左右に振ってるのなら、ウマくバランス調整出来そうなのに、何故かコッチがデカくなるとアッチが小さくなって、次の曲ではその逆…とかそんな感じ。
 最初、アレックスのリード・サウンドなんて、CD流してるのか…ってぐらいに浮き上がってたし。
 あと、チャック(彼もちゃんと「カワサキー!」と)のヴォーカルもディレイだかコーラスだか掛け過ぎでは??
 ただ、ジーン・ホグランの激タイトで突進力抜群のドラム・サウンドに関しては、最初から最後までめっちゃ安定。
 ベースは…空気なので気にしない、気にしない。
 セトリは海外ツアーと同仕様。
 中盤に『THE GATHERING』('99)の地味な曲…ってのがかなり残念。
 それと…最後、時間を気にしてたのか──アレックスが時計を指差しながら「あと1曲!」とチャックに言って、どうやら急遽1曲削ったみたい。
 チャックは「あと2曲でしょ?」みたいな顔してたけど、アレックスが押し切った…のかな?

1.SE~Rise Up 2.More Than Meets The Eye 3.Burnt Offerings 4.Native Blood 5.True American Hate 6.Dark Roots Of Earth 7.Into The Pit 8.Practice What You Preach 9.Riding The Snake 10.Eyes Of Wrath 11.Trial By Fire 12.The Haunting 13.The New Order 14.D.N.R.(Do Not Resuscitate) 15.3 Days In Darkness

 …で、
 「3 Days In Darkness」で引っ込むという中途半端な終わり方だったので、てっきりアンコールでもう1曲…と思ったら、そこで客電が点いてホントに終了~。
 (削られたのは「Formation Of Damnation」です)
 「Alone In The Dark」ナシ。
 「Disciples Of The Watch」も、「The Preacher」もナシ。
 つか、結局「Over The Wall」もナシかい!!
 暗転は19:12頃、終演は20:33頃。
 な~んか不完全燃焼…って人も多かったのでは?

 さて、明日はど~なる??
 (マルセル氏は「シュミちゃんだぜぃ。ワイルドだろぉ?」…とかやってくれますかね?)
by naniwametal | 2013-03-10 01:18
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