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ダイヤリ
by naniwametal


ニューヨークとコペンハーゲンから雪を運んで…?


 先日のROTTING CHRIST初来日公演で、前座を務めた残りのバンド写真を──今さらながら…。


 まずは、HAVOK


       


 米コロラド州デンヴァー出身のスラッシュ・リヴァイヴァル組です。
 ファンからもらったのか、全員が鉢巻をしてプレイ。
 キレッキレのザクッザクで、スラッシャーどもが狂気の舞い。
 トリのROTTING CHRISTを除けば、フロアの密度はこの日一番だったと思います。
 ただ、スラッシュ・リアルタイム世代にとっては、どこかで聴いたことがあるリフとか、EXODUSとかXXXとかに似ている展開とかが続出し、このバンドならでは…といった点ではモノ足りなさも。
 いや…でも、楽しんだモン勝ちでしょ。
 演奏にも勢いあったし。
 イイ意味でアホっぽさも満点だったメンバーの中で、最もワイルドにハジけてたのはベース。


       


 客煽りもウマかったし、ちゃんと“顔で”弾けてたし。
 こういうバンドをスラドミにも…って思っているスラッシュ・フリークも、きっと少なくないことでしょう~。 


 続いて、ANGELUS APATRIDA!

 


 スペインはカスティーリャ=ラ・マンチャ州アルバセーテ出身──やはり若手スラッシャーです。
 ただ、HAVOKがベイ・エリア直系だとしたら、流石は欧州産──もうちょい凝ったリフや展開を多用してて、ヴォーカルの声質は、何となくジョン・コネリーみたい?
 演奏もかなりタイトでした。
 メンバーの佇まいにどこかクールなところがあり、HAVOKのようにパーティ・スラッシュしてなかったのは、生真面目さの表れだったでしょうか?


       


 やっぱりスラッシュ系は人気あって、前半では一番の盛り上がり。
 ちなみに──スペイン産なので、バンド名は“エンジェラス”ではなくて“アンヘルス”です~。


 この日、唯一の白塗りブラック・メタラーは…TERRA AUSTRALIS!


 


 オーストラリアの5人組。
 ジャギジャギでスタスタスタスタっ…!
 ショウの進行も、ブラックの流儀で淡々と。
 白塗りしててもイケメンの可愛い子ちゃんだと分かる上手ギタリスト&ちょいパンクの匂いがするドラマーが印象に残ってます。


 それから、
 来日組のトップ(全体の3番目)を務めたのは、クロアチアからやって来たINFERNAL TENEBRA!

 


 重厚なメロデスをやってました。
 ちょいテクニカルなところもあって、怒涛のビートも頻出。
 実際、坊主頭の専任ギタリストは飄々とメロディアスなシュレッドを連発し、ドラマーもなかなかのテク派かと。
 ただ、コレという個性がなく、インパクトは薄めでしたね~。


 日本からも2組が出演。
 たまたま(?)どっちも女子ヴォーカルのエクストリーム・メタラーです。
 若手メロデスの期待株、SERENITY IN MURDERと──


       


 ──スクリーモ系のHERRSCHAFT!


  


 前者は、相変わらず音とルックスのギャップが気になったものの、バンドとしての存在感や演奏の安定感は、以前に観た時よりも確実にアップしてました。
 あともうちょっと色んな面に気を配ることが出来たら、さらに飛躍出来ると思うのですが…。
 後者は…まだまだ発展途上。
 若いバンドでしょうから、今後に期待しましょ~。


 そんなこんなで、
 上記6バンドの中では、HAVOKがダントツで盛り上がってたものの、個人的にはANGELUS APATRIDAの方が好みかな~。
 …っても、
 その後にROTTING CHRISTを観てしまうと、もう何もかも全てが吹っ飛んでしまいました~とさ!
by naniwametal | 2014-02-15 23:48
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