ダイヤリ
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IHSAHNドラマー判明マリア・ヘレナ・フェルハイム・モッテンソンのミニ・ライヴを観てきました。 ノルウェー大使館のオーロラ・ホールにて。 関係者限定のショウケースです。 というか、 彼女──“南サーミの伝統を引き継ぐ、21歳の若きヨイクの歌姫”の来日ショウは、沖縄、茨城、三重、滋賀のみで開催。 どういうチョイスなのか不明ですが、とりあえず一般の公演は、東名阪では行なわれなかったようです。 サーミ、ヨイク…とくれば、KORPIKLAANIですが──マリアはノルウェー南東部のヘドマルク出身。 サーミと聞いてまず思い出す、北極圏のラップランドとは全く異なる地域で育ったことになります。 実際、彼女(家業はトナカイの放牧)のルーツである南サーミ族は、他のサーミ族とはまた異なる言語を持ち、独自の文化を持っているのだとか。 マリア自身もMCで、「私達の言葉を話すのはわずかに500~1000人ぐらい」と言ってました。 なので、 マリアのヨイクは、ヨンネ@コルピや、例えばマリ・ボイネのヨイクとも、また違った響きを持っています。 唸り節には違いないのですが、情念は薄め。 もっと可愛らしい…というか、おおらかな印象。 マリア自身が小柄で素朴な女の子だから…というのもあるかもしれませんが、きっとまた別モノなのでしょう。 震えるような発声の鼻音を良く使い、節回しも時に中華風というか、モンゴル風に聴こえます。 多くの曲がピアノ(日本人奏者)をバックに歌われたのも意外でした。 ヨイクは無伴奏というイメージがあるので。 ただ、どの曲もかなりエモーショナル。 山を表現したヨイクとか、猟師に子供を撃たれたトナカイのお母さんのヨイクとか、自然と直結するテーマが多いのも言わずもがな。 ほのぼのとしつつも、何度か魂揺さぶられましたとも。 そんなこんなで、 この日、披露されたのはアンコール含め8曲ほど。 まず、ノルウェー大使の挨拶があり、19:10頃にスタート。 後方スクリーンで時折、雪深い景色やトナカイの放牧などの映像(実際、マリアが育った地域だそう)を流しつつ、40分ほどの短いショウでしたが、本人による曲紹介(英語)を交え、アットホームな雰囲気の中、何とも和やかに進行していきました。 アンコールで歌ったのは、映画“アナ雪”のサントラから「Vuelie」(+地元クリスマス曲のミックス?)だったようですが──そもそもこの曲ってマリア絡みだったの?
by naniwametal
| 2016-12-06 17:50
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